自動車保険の相場や平均っていくら?保険料の仕組みと目安をわかりやすく解説

自動車保険

自動車保険は加入する保険会社はもちろん、選ぶ商品によって保険料は大きく異なります。少しでも負担を減らしたいと考えるのであれば、仕組みや相場を理解して自分に合った保険と加入方法を見つけることが大切です。今回は、自動車保険の基礎知識と合わせて保険料の平均相場について詳しく解説していきます

Chapter
ファイナンシャルプランナー 藤 孝憲(とう たかのり)氏による自動車保険料の仕組みについて
自動車保険の保険料相場と基礎知識
自動車保険の保険料が決まるポイントとは?
自動車保険の保険料の目安を紹介
ファイナンシャルプランナー伊藤 亮太(いとう りょうた)氏による、自動車保険(任意保険)の仕組みをおさらい
自動車保険(任意保険)の仕組み
自動車保険の保険料を左右する「適用条件」を詳しく解説
自動車保険料の相場を調べるには?おすすめの見積もり方法を紹介

ファイナンシャルプランナー 藤 孝憲(とう たかのり)氏による自動車保険料の仕組みについて

自動車保険の保険料相場と基礎知識

自動車保険は、交通事故などのトラブルが起こったときの損害を保険会社が契約内容に従って補償する保険です。一口に自動車保険と言っても商品や補償内容、条件によって保険料は大きく異なります。保険料に影響するおもな条件には次のようなものがあります。

<保険料に影響する適用条件 一覧>

ここで紹介した適用条件は、ゴールド免許割引やネット割引などの割引制度以外の条件で、特に車を購入したあとでは変更できない項目ばかりとなります。

自動車保険の保険料が決まるポイントとは?

自動車保険の保険料は複数の項目に基づいて決まります。通販型自動車保険で採用されている「年間走行距離」もその一つです。長い距離を走行するほど事故が発生する可能性が高くなるため、保険料も高めに設定されます。費用を安くするために安易に距離を偽って申告すると、契約の解除や保険料の支払い拒否といったペナルティに繋がるので絶対に行ってはいけません。

また「使用目的」も保険料に影響する項目の一つです。買い物目的や通勤目的など車の使い方は人によって違います。使用目的はどの保険会社でも採用されています。そのほか車種や性能などによっても保険料は変わります。車を購入する前に保険料を調べておくと、保険選びを含め自分に合った車選びができるかもしれません。

自動車保険の保険料の目安を紹介

ここではある保険会社を例に保険料相場を紹介します。

① 等級の違いによる保険料の差

初めて自動車保険に加入する人は原則、6等級となります。最高で20等級ですが、保険料が大きく異なることがわかります。1年間無事故の場合に1等級上がりますので、無事故運転を心がけ保険料の負担をおさえたいところです。

② 年間走行距離による保険料の差

年間走行距離によっても保険料に差があります。3,000kmと11,000kmとでは1万円ほどの違いがありますが、車を日常生活で使用している場合は調整が難しいため、ほかの条件で保険料の負担を軽減できないか考えたほうが良いでしょう

③ 車両保険の有無による保険料の差

車両保険を付けるかどうかは任意で決めることができますので、保険料の負担を考えて付帯しない人もいらっしゃるでしょう。ただ、理想的には車両保険の必要性を感じているならば加入することを前提に資金計画を立てておきたいものです

④ 年齢による保険料の差

年齢別では、20歳台がほかの年齢と比べると保険料は割高ですが、ほかの年齢ではあまり差はありません。収入も不安定な年代での保険料負担が気になるのではないでしょうか。

ここまで4パターンの保険料を紹介しましたが、条件などによって保険料は異なりますので、自分で比較する必要があります。各保険会社のシミュレーションを利用すれば簡単に保険料の概算を算出できますので、試してみてください

保険料は保険会社によって異なりますが、年齢や走行距離など保険料を決める審査項目については共通点が多くあります。加入するタイミングを見極めることで保険料を安くすることもできます。自動車保険を少しでも安く抑えたいのであれば、条件をしっかりと理解した上で、最適なタイミングで加入をすることが大切です。


ファイナンシャルプランナー伊藤 亮太(いとう りょうた)氏による、自動車保険(任意保険)の仕組みをおさらい

「自動車の購入に合わせて保険にでも入ろうかな」と考える方は多いのではないでしょうか。
自賠責保険は強制加入ですが、あくまでも被害者に対する損害賠償のみ。車両や運転者などに対する補償をつけるには、任意の自動車保険に加入する必要があります。

そこで、今回は自動車保険(任意保険)の仕組みをおさらいし、保険料相場がどのように決まっているのか解説します。

自動車保険(任意保険)の仕組み

自動車保険は、交通事故などで生じた損害を保険会社が補償する保険です。大きく分けると自賠責保険と任意の自動車保険にわかれます。

自賠責保険は、自動車やバイクなどを運転する人に強制加入が義務づけられる保険であり、他人を死傷させてしまった場合の補償を行います。自賠責保険では、あくまで他人への損害賠償を補償する保険であり、車両などそれ以外に対する補償を受けることはできません。

それに対して、自動車保険(任意保険)は強制ではなく、様々な補償を選択できる保険です。

基本補償(対人・対物・車両保険など)と特約を選ぶ

自動車保険(任意保険)には、基本補償と特約があります。
基本補償とは自動車保険に加入する際にセットでついており、外すことが出来ない補償です。それに対して特約はオプションであり、追加して手厚い補償を得たい場合に検討する項目です。

基本補償には主に、対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険、搭乗者傷害保険、人身傷害補償保険、無保険車傷害保険などがあります。それぞれの補償内容は以下の通りです。
なお、以下の保険の中には、保険会社によっては基本補償ではなく特約とされる保険も含んでいます。基本補償で希望する補償をまかなえない場合には特約も検討します。

主な基本補償の内容

対人賠償保険交通事故により他人にケガを負わせたり死亡させた場合の損害賠償を補償する保険
対物賠償保険交通事故により他人の車両や家屋などに損害を与えた場合の損害賠償を補償する保険
車両保険契約した車両に損害が生じた場合の補償を受けることができる保険
搭乗者傷害保険運転者や同乗者のケガや死亡に対して補償する保険
人身傷害補償保険搭乗者が死傷した場合に、過失割合に関係なく補償を受けられる保険
無保険車傷害保険相手の自動車保険が使えないまたは相手が自動車保険に加入していない場合に、補償を受けることができる保険

適用条件(運転者の条件、車の条件)を選ぶ

もう一つ、自動車保険の保険料を決めるうえで必要な項目として、運転者の条件など適用条件があります。

例えば、年間走行距離がどれぐらいか。長い距離を走行すればするほど事故発生確率も上がると考えられることから、保険料は高めに設定されます。
使用目的も保険料に影響します。買い物目的なのか、通勤用なのか、目的によって保険料は変わります。
この他、年齢や車種によっても保険料は変わります。

自動車保険は、大きく分けるとどんな補償が必要か、どんなドライバーなのか、どの車を運転するかで保険料が決まる仕組みとなります。保険料を抑えたい場合には、事前に保険料の安い車種にはどんなものがあるのかなど調べておくと良いでしょう。

自動車保険の保険料を左右する「適用条件」を詳しく解説

自動車保険の保険料は、運転者の属性や使用目的、車種などにより保険料が異なるしくみが設けられています。

そこで、自動車保険の保険料の決まり方を詳しく知りたい方向けに、その適用条件について解説していきます。一つ一つ条件を確認し、どのように保険料が決まるのか理解しましょう。

等級

自動車保険では、契約者(運転者)の事故歴に応じて、原則として1等級から20等級まで分類を行います
初めて自動車保険に加入する場合は、一般的に6等級からスタートします。そして、契約後1年間事故を起こさなかった場合には、等級が1つ上がります。一方、保険を使う事故を起こしてしまった場合には、次年度に等級が3つまたは1つ下がるしくみとなっています。

等級が上がれば上がるほど保険料は安くなります。事故を起こし等級が下がれば下がるほど保険料は高くなるのです。

使用目的

自動車の使用目的によっても保険料は変わります。使用目的は主に3つにわかれます。その3つとは、「業務使用」、「通勤・通学使用」、「日常・レジャー使用」です。

具体的には、年間を通じて週5日以上または月15日以上業務に使用する場合は「業務使用」となります。業務使用ではないものの、年間を通じて週5日以上または月15日以上使用する場合は「通勤・通学使用」となります。
それ以外の場合で、休日に買い物に行く程度での使用は「日常・レジャー使用」となり、保険料は使う頻度が高いほど高くなり、業務使用>通勤・通学使用>日常・レジャー使用の順となります。

運転者年齢条件・運転者限定

年齢によって事故を起こす確率も変わることから、年齢条件でも保険料は変わります。一般的に年齢条件の区分は、「全年齢補償」、「21歳以上補償」、「26歳以上補償」、「35歳以上補償」に分けられます。基本的には年齢条件が高く設定されるほど保険料は安くなります。

また、運転者を保険契約で記名した被保険者やその配偶者に限定することで保険料を割り引くしくみもあります。誰でも補償する設定にせず、運転者の補償範囲を必要な人のみに限定した方が保険料は安くなるのです。

車種・型式

車種や型式も保険料に影響します。これは、重量や排気量、搭乗員数などにより発生する事故の規模が異なったり、ユーザー層が異なったりすることで事故の発生する確率に差が生じることがわかっているためです。

そのため、保険料を安く抑えたい場合は車選びも慎重に行うべきといえます。

年間走行距離

年間でどれくらい走行するか。これも事故発生確率に影響を与えるものです。当然ながら年間走行距離が少ないと事故にあう確率も低いとみなされ保険料は安くなる傾向にあります。

年間走行距離は、過去1年間の走行距離を基準に保険料を決める方法と1年間の走行距離を予測して申告することで決定する方法があります。実態に合わせて申告してください。

最終的にはこれらの要素をすべて考慮したうえで自動車保険の保険料は決定されます。事故にあう可能性が低い人ほど保険料は安くなる。これが基準です。事故にあった場合の補償を受けるための保険ではあるものの、保険を使わずに無事故で日々過ごせることを心がけてくださいね。

自動車保険料の相場を調べるには?おすすめの見積もり方法を紹介

自動車保険の保険料を調べるにはどのような方法があるのでしょうか。
手っ取り早いのは各保険会社の公式サイトから調べる方法です。この他、実際に相談を受けながら保険料を確認したい場合には保険相談ショップに出向くという方法もあります。

そこでそれぞれのメリット、デメリットを解説しながら、おすすめの見積もり方法を紹介します。

保険相談ショップでプロに相談する

保険相談ショップは街の中に多く存在します。中にはショッピングセンターなどにも併設されている場合もあるため、買い物のついでに寄ることもできます。
こうした保険相談ショップでは、保険のプロであるスタッフと話をしながら保険料を見積もってもらうことが可能です。保険料をご自身でどのように調べて良いかわからないといった初心者の場合プロと相談しながら保険料が確認できるのは安心材料といえましょう。

一方で、この方法だと店舗に出向く必要があります。近隣に保険相談ショップがない場合は出向くのが大変ですし、相談しながら保険料を見積もることになるため、拘束時間が長くなるデメリットがあります。
また、取扱いのある保険会社の保険のみでの相談となるため、多くの保険を網羅して比較することが難しい場合があります。

各保険会社の公式サイトでシミュレーションする

自宅で気軽に保険料を知りたい場合には、各保険会社の公式サイトから保険料見積もりのシミュレーションを利用するとよいでしょう。いつでもどこでも、自由な時間に保険料の見積もりを行うことができます
また、実際に用意されている条件やプランをもとに選択していくことで、見積額と契約金額の乖離も起こりにくいというメリットもあります。

なお、様々な保険会社の見積もり額を比較したい場合、各保険会社の公式サイトから毎回入力を行う必要があるため、手間がかかる点がデメリットといえましょう。

複数社の保険料相場を比較するなら

各保険会社の相場を調べて比較したい、とはいえあまり時間をかけたくない。こうした場合におススメなのがインターネットの保険一括見積もりサービスです。
保険一括見積もりサービスを利用することで、様々な保険会社の見積もり額をまとめて調べることができ、手間がかかりません。いちいち毎回保険会社ごとに入力する必要もありませんし、空いた時間でも気軽に行うことができます。上記2つの保険料相場を調べる方法のデメリットをカバーしています。

そのため、複数社の保険料相場を比較したい場合には、「一括見積もり」がおすすめです。

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藤 孝憲|とう たかのり

日本FP協会所属のファイナンシャルプランナー。企業に属さない中立公正なファイナンシャルプランナーとして、2006年に独立。保険商品や住宅ローンなどの金融商品の選び方を中心に情報発信しています。保険分野については、約30社の生損保商品を販売していた元保険募集人としての経験や情報を生かした執筆をしております。保険商品は難しいかもしれませんが、複数の商品を比較して初めてそれぞれの商品の特徴が浮かび上がります。記事を通して、商品選びの参考になれば幸いです。

【保有資格】
CFP®、宅建士(未登録)、住宅ローンアドバイザー、証券外務員二種、エクセルVBAエキスパート

藤 孝憲

伊藤 亮太|いとう りょうた

岐阜県大垣市出身。慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻修了。在学中にCFPを取得する。その後、証券会社にて営業、経営企画、社長秘書、投資銀行業務に携わる。2007年11月に「スキラージャパン株式会社」を設立。現在、富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。著書に『図解即戦力 金融業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社)、『ゼロからはじめる!お金のしくみ見るだけノート』(宝島社)、『あなたの街でも砂金が採れる!?~令和時代の砂金採り入門~』(Amazonオンデマンド)など多数。

伊藤 亮太
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