自動車保険の弁護士特約は必要?メリットや使い方についてわかりやすく解説
更新日:2024.09.09
自動車保険の特約の一つに弁護士への報酬を補償する「弁護士特約」というものがあります。弁護士特約の認知度が上がり、徐々に加入している人が増えていると思われますが、「つけておいた方がいいの?」「どんなメリットがあるの?」と疑問を抱く人もいるでしょう。そこで今回は、意外と知られていない弁護士費用特約のメリットや使い方、注意点について紹介します。
自動車保険の「弁護士特約」の基礎知識
自動車保険にオプション・特約をつける場合は、自分にとって必要なものかどうかを判断するために最低限の基礎知識を身につけることが大切です。交通事故が起きてしまった場合、当事者同士で賠償金額を決めるための話し合い(示談交渉)を行います。納得できる賠償金額を得るために、専門家である弁護士の助けが必要になることもあるでしょう。
弁護士特約は、弁護士に交渉を依頼した場合にかかる着手金や報酬金などの費用を保険会社が支払ってくれます。一般的な補償内容は次のとおりです。
(1) 損害賠償請求費用 上限300万円
・弁護士や司法書士報酬 ・訴訟費用 ・仲裁などに要した費用 など
(2) 法律相談費用 上限10万円
※保険金は、1回の事故につき、被保険者1名あたりの額
では、弁護士費用特約がどのようなときに活用できるのでしょうか。
弁護士特約は、弁護士に交渉を依頼した場合にかかる着手金や報酬金などの費用を保険会社が支払ってくれます。一般的な補償内容は次のとおりです。
(1) 損害賠償請求費用 上限300万円
・弁護士や司法書士報酬 ・訴訟費用 ・仲裁などに要した費用 など
(2) 法律相談費用 上限10万円
※保険金は、1回の事故につき、被保険者1名あたりの額
では、弁護士費用特約がどのようなときに活用できるのでしょうか。
自動車保険の「弁護士特約」はどんな時に必要?
任意の自動車保険には「示談代行サービス」が含まれているものが多く、事故にあった場合に契約者にかわり保険会社が代行して交渉します。ただし加害者に100%過失のある「もらい事故」(被害者の過失割合ゼロ)の場合、保険会社は損害賠償金を支払う必要がないため示談交渉をしません。
このようなケースでは、示談交渉を自分でするか弁護士に交渉を依頼する必要があります。もちろん、このケース以外でも弁護士特約を利用することができます。弁護士特約に加入していれば費用面のハードルが小さくなり、弁護士へ依頼しやすくなります。解決に向けての選択肢が一つ増え、法律のプロである弁護士の知識や経験を活用することができます。
このようなケースでは、示談交渉を自分でするか弁護士に交渉を依頼する必要があります。もちろん、このケース以外でも弁護士特約を利用することができます。弁護士特約に加入していれば費用面のハードルが小さくなり、弁護士へ依頼しやすくなります。解決に向けての選択肢が一つ増え、法律のプロである弁護士の知識や経験を活用することができます。
自動車保険の「弁護士特約」のメリットと使い方
弁護士特約のメリットは、弁護士に依頼できるという選択肢が増えることですが、示談交渉などを弁護士に依頼することで得られるメリットもあります。
損害賠償額には、車の修理費用や治療費のほか、精神的苦痛に対する慰謝料などがあります。弁護士に依頼することで、過失割合を正しく評価できるよう調査をしてもらえるうえに、慰謝料の適正額も算定してもらえます。一般的に弁護士による慰謝料算定額は、保険の基準と比べると高い傾向にあるため、交渉結果に満足する可能性は高まります。
弁護士に依頼することで、自分自身は治療に専念でき、もとに生活に戻ることに集中できることもメリットといえるでしょう。
損害賠償額には、車の修理費用や治療費のほか、精神的苦痛に対する慰謝料などがあります。弁護士に依頼することで、過失割合を正しく評価できるよう調査をしてもらえるうえに、慰謝料の適正額も算定してもらえます。一般的に弁護士による慰謝料算定額は、保険の基準と比べると高い傾向にあるため、交渉結果に満足する可能性は高まります。
弁護士に依頼することで、自分自身は治療に専念でき、もとに生活に戻ることに集中できることもメリットといえるでしょう。
自動車保険の「弁護士特約」使い方は?
弁護士特約を使う際には、まず自分が加入している保険会社に連絡し利用したい旨を伝えます。保険会社の説明をもとに弁護士を自ら探しますが、できる限り交通事故を専門にした弁護士や経験豊富な弁護士にします。加入している保険会社、依頼する弁護士を双方に伝えておく必要があります。示談交渉や書面の作成などは弁護士が代行しますので、基本的には保険会社の流れに沿って手はずを整えるだけです。
示談交渉を個人でやるのは物理的にも精神的にも負担のかかることです。自動車保険の弁護士特約に加入すれば、もらい事故でも安心ですし、弁護士介入でスムーズに問題を解決することができるでしょう。もしものときの備えとして弁護士特約は心強い存在なので、任意の自動車保険に加入する際は検討してみましょう。