【CFP監修】50代の自動車保険!おすすめの選び方や保険料の安い自動車保険を紹介
更新日:2024.09.09
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50代の自動車保険について、保険料相場やおすすめの補償内容を紹介します。保険料相場や保険料のしくみを知り、配偶者や子などの家族で運転する人や初めて自動車保険に加入する人でも保険料相場以下の自動車保険を選べるようになることを目指します。
自動車保険の保険料の目安や相場を知ろう
自動車保険を検討する際、保険料相場を把握すると選びやすくなります。ここでは自動車保険8社(アクサダイレクト、イーデザイン損保、SBI損保、セゾン、ソニー損保、チューリッヒ、三井ダイレクト損保、楽天損保)の保険料をもとに、下記の前提条件でさまざまな相場を調べまとめます。
夫婦限定なら15,870円が相場
下記は、年代別に保険料相場を調べグラフにしたものです。年代に合わせて等級などの前提条件を変えていますが、50代は保険料が安くなる傾向にある年代だとわかります。また保険会社による保険料の差が小さく、保険料で保険会社を比較するよりも、補償内容で比較し、自分に合った保険会社を選べるかどうかがポイントとなるでしょう。
上記は運転者の範囲を夫婦限定にしていたり、補償に車両保険を付帯していなかったりします。そこで、前提条件の一部を変えた場合は、保険料がどの程度変化するか確認します。
運転者の範囲を変えると最大63,490円の差がでる!
50代の場合、子など家族で運転するのであれば、運転者の範囲を家族限定とし、年齢条件も「21歳以上補償」や「年齢問わず補償」などと子の年齢に合わせなければなりません。このようなケースを考慮し、ある保険会社X社でシミュレーションし、運転者の範囲や年齢条件を変えた場合の保険料相場を確認します。なお以降のノンフリート等級や補償内容のシミュレーションもX社の保険料を記載しております。
上記の表より、夫婦限定と本人限定とでは保険料はほとんど変わりません。少しでも運転する可能性があるなら夫婦限定にしておいたほうが安心です。また子が運転することを考え、運転者の範囲を家族限定、年齢条件を子に合わせることがあります。子が20歳以下の場合、事故発生率の高さなどから保険料はかなり上がります。「21歳以上」や「26歳以上」に設定できる年齢になれば、もう少し保険料をおさえることができます。
ノンフリート等級が1等級上がると約500円安くなる
前提条件では「12等級」としましたが、1年間事故がなければ翌年1等級上がり、保険料は下がります。「事故なし」を継続することで保険料がどの程度変化するか確認します。
ノンフリート等級が12等級から14等級まで上がると保険料は1,130円安くなります。1等級につき500円程度ですが、20等級まで上がると9,220円安くなります。事故を起こさず20等級をキープできれば保険料の負担はかなりおさえられるでしょう。
補償内容による保険料の違い
補償内容を充実させると、どの程度保険料が変化するか確認します。「対人賠償・対物賠償のみ(人身傷害保険・車両保険なし)」、「対人賠償・対物賠償+人身傷害(車両保険なし)」、「対人賠償・対物賠償+人身傷害+車両保険」で比較します。
上記の表によると、人身傷害保険を付帯しても保険料はほとんど変わらず、車両保険を付帯すると約2.6万円増えます。この増額分について負担に感じるかどうかは人それぞれですが、20代や30代と比べると加入しやすい金額といえます。
保険料は条件などによって変わります。保険を検討する際には各保険会社へ見積もりをご依頼のうえ、保険料をご確認ください。
保険料は条件などによって変わります。保険を検討する際には各保険会社へ見積もりをご依頼のうえ、保険料をご確認ください。
50代で補償内容も保険料も納得できる自動車保険を選ぶコツ
適切に自動車保険を選択できるよう、50代の自動車保険の特徴について解説します。50代ならではの特徴を把握し、納得できる自動車保険を選べるようになることを目指します。
50代の自動車保険の保険料は低め
ほかの年代と保険料の相場を比較しましたが、50代の自動車保険の保険料は低めに設定されています。一般的に次のような保険料のしくみによって保険料が低めとなります。
・50代の事故発生率
・ゴールド免許割引の適用
・ノンフリート等級による割引
50代は一般的に事故発生率が低く(下記グラフ参照)、ほかの年代と比べると保険料は割安となります。また運転歴が長く、事故を起こしていなければノンフリート等級は高くなり、ゴールド免許割引などの割引制度も適用できます。
・50代の事故発生率
・ゴールド免許割引の適用
・ノンフリート等級による割引
50代は一般的に事故発生率が低く(下記グラフ参照)、ほかの年代と比べると保険料は割安となります。また運転歴が長く、事故を起こしていなければノンフリート等級は高くなり、ゴールド免許割引などの割引制度も適用できます。
自動車保険の保険料を安くするコツ
先ほどの保険料のシミュレーションは、インターネット割引や証券不発行割引など割引適用後の金額です。インターネット割引はネット型自動車保険ならではの割引制度ですので、保険料の負担をおさえたい人にはおすすめです。
50代が選ぶ!おすすめの自動車保険の補償内容
50代にとっておすすめの自動車保険の補償内容を紹介します。50代ではどのような補償が選ばれているか、統計データで確認します。
50代で選ばれている自動車保険の補償内容
損害保険料率算出機構が公開している「自動車保険の概況(2020年度版)」では、自動車保険加入率や年齢条件別の加入率を確認できます。
50代の場合、おもに年齢条件の「30歳以上補償」に該当します。対人賠償保険と対物賠償保険の加入は当然として、人身傷害保険の加入率が高いことがわかります。車両保険の加入は50~60%程度となっています。
おすすめの補償内容について、割安な保険料に設定されている年代ですが、住宅ローンの返済や養育費・教育費などほかの支出もあるため、個々の状況によって加入できる補償は大きく変わってきます。そのため、自動車保険の予算をあらかじめ決めて、その範囲内で補償内容を選ぶことが大切です。自動車保険を比較し、保険料をおさえることができれば選べる補償を増やすこともできます。
おすすめの補償内容について、割安な保険料に設定されている年代ですが、住宅ローンの返済や養育費・教育費などほかの支出もあるため、個々の状況によって加入できる補償は大きく変わってきます。そのため、自動車保険の予算をあらかじめ決めて、その範囲内で補償内容を選ぶことが大切です。自動車保険を比較し、保険料をおさえることができれば選べる補償を増やすこともできます。
おすすめの自動車保険は?50代で自動車保険を選ぶ際の注意点
自動車保険は、契約時の条件によって保険料が変わりますので、おすすめの自動車保険を特定して紹介することはできません。あれこれと補償を付けてしまうと保険料の支払いに負担を感じる可能性がありますので、注意が必要です。自動車保険を選ぶ際には、ほかの支出とのバランスを考え、自動車保険の予算を設定した上で、その範囲内で補償内容を選ぶようにしましょう。