自動車保険の月払い(分割払い)の方法|一括払いのメリット・デメリットも紹介
更新日:2024.09.09
「自動車保険を月払い(分割払い)する方法は?」
「自動車保険を月払いすると損なの?」
「自動車保険を月払いするメリットは?」
自動車保険の保険料の支払い方法には、一括払いと月払い(分割払い)があります。保険料を月払いにしようとしている人の中には、このような疑問があるのではないでしょうか。
この記事では、自動車保険を月払い(分割払い)にする方法や一括払いではなく月払いにすることで得られるメリットとデメリットを紹介しています。また、自動車保険を一括払いにした場合のメリットとデメリットも紹介しているため、自分がどちらの方法で支払った方が良いか判断できるでしょう。
自動車保険の支払い方法をどうするかを迷っている人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
自動車保険の月払い(分割払い)とは?
民間の自動車保険に加入する場合には、保険料の支払い方法を選択する必要があります。選択肢としては、最初に保険料の全額を支払う「一括払い」のほかに、毎月決まった金額を支払う「月払い」があります。自動車保険には「代理店型」と「通販型」の2つのタイプがあり、月払いについては、従来は代理店型の自動車保険のみ対応しているというケースが一般的でした。
これは保険料の安い通販型の場合にはなるべく一括払いに統一して、それによって浮いた支払いコストを加入者に還元するという考え方があったためです。そのあと、通販型でも加入者の利便性を勘案して柔軟な支払いに対応してきており、多くの保険会社で分割払いが可能(※1)となっています。
なお最初にまとまったお金を用意する必要がないため、学生や新社会人といった若年層が月払いを選択する傾向にあります。また、車などの大きな買い物をした直後で、すぐに保険料まで手が回らないという人も、月払いを選ぶケースが多いようです。
なお、近いうちに愛車を手放すことを検討している人も、なるべく月払いを選んでおいたほうが良いでしょう。自動車保険を途中で解約すると残りの保険料の一部は戻ってきますが、月払いにしておいて解約後の支払いを行わないほうがトータルで見るとお得になります(※2)。途中で保険が不要になるという見込みがある場合には、月払いを選択しておいたほうが合理的といえます。
(※1)参照元:自分にあった自動車保険料の払込(支払)方法を選ぶ | 自動車保険の三井ダイレクト損保
(※2)参照元:自動車保険を解約・途中解約する場合の注意点|チューリッヒ
これは保険料の安い通販型の場合にはなるべく一括払いに統一して、それによって浮いた支払いコストを加入者に還元するという考え方があったためです。そのあと、通販型でも加入者の利便性を勘案して柔軟な支払いに対応してきており、多くの保険会社で分割払いが可能(※1)となっています。
なお最初にまとまったお金を用意する必要がないため、学生や新社会人といった若年層が月払いを選択する傾向にあります。また、車などの大きな買い物をした直後で、すぐに保険料まで手が回らないという人も、月払いを選ぶケースが多いようです。
なお、近いうちに愛車を手放すことを検討している人も、なるべく月払いを選んでおいたほうが良いでしょう。自動車保険を途中で解約すると残りの保険料の一部は戻ってきますが、月払いにしておいて解約後の支払いを行わないほうがトータルで見るとお得になります(※2)。途中で保険が不要になるという見込みがある場合には、月払いを選択しておいたほうが合理的といえます。
(※1)参照元:自分にあった自動車保険料の払込(支払)方法を選ぶ | 自動車保険の三井ダイレクト損保
(※2)参照元:自動車保険を解約・途中解約する場合の注意点|チューリッヒ
自動車保険の月払い(分割払い)の方法
自動車保険の月払いには、それぞれの方法にメリットとデメリットがあり、理解した上で自分に合ったものを選ばなくてはいけません。ここからは、自動車保険の月払い(分割払い)の2つの方法を詳しく見ていきましょう。
保険会社による月払い(分割払い)
自動車保険の契約を更新する場合、支払い方法を一括払いにするか月払い(分割払い)にするか選ぶことが可能です。保険会社ごとに分割払いの方法は異なるため、事前に確認しておきましょう。以下では、一般的な月払いの方法を紹介します。
自動車保険を月払いにした場合の保険料は一般的な分割払いと同じく、保険料を月数で分割した金額に手数料を加えた金額となります。月数は12であることが多いのですが、保険会社によっては10分割や11分割にするのも可能です。
また、手数料は保険会社によって異なりますが、通常は5パーセント程度が相場となっています。手数料が上乗せされる分、年間の支払総額は、一括払いよりも月払いの方が高くなるという点に注意しておいた方がよいでしょう。
たとえば一括払いで60,000円の保険料を12か月払いにした場合、毎月の支払金額は5,000円になりますが、そこに手数料が250円程度上乗せされるため、実際に支払うのは5,250円前後です。これを12か月分に換算すると63,000円になり、一括払いよりも3,000円分多く支払う計算になります。
自動車保険を月払いにした場合の保険料は一般的な分割払いと同じく、保険料を月数で分割した金額に手数料を加えた金額となります。月数は12であることが多いのですが、保険会社によっては10分割や11分割にするのも可能です。
また、手数料は保険会社によって異なりますが、通常は5パーセント程度が相場となっています。手数料が上乗せされる分、年間の支払総額は、一括払いよりも月払いの方が高くなるという点に注意しておいた方がよいでしょう。
たとえば一括払いで60,000円の保険料を12か月払いにした場合、毎月の支払金額は5,000円になりますが、そこに手数料が250円程度上乗せされるため、実際に支払うのは5,250円前後です。これを12か月分に換算すると63,000円になり、一括払いよりも3,000円分多く支払う計算になります。
クレジットカード会社による月払い(分割払い)
クレジットカード会社による月払い(分割払い)を利用したい場合、まず保険会社への支払い方法は一括払いを指定します。その後、クレジットカードでの支払い方法を分割払いやリボ払いから選択することで、月払いが可能です。
クレジットカードを利用して月払いする方法は、支払い回数を自分の好きな回数にできるというメリットがあります。クレジットカード会社により指定できる回数は異なりますが、2回から12回の間で選べる場合が多いです。
ただし、注意しなければいけないことに、クレジットカードで分割払いやリボ払いを選択すると手数料が発生してしまう点があります。手数料はクレジットカード会社により異なるため、事前に確認しておきましょう。
クレジットカードを利用して月払いする方法は、支払い回数を自分の好きな回数にできるというメリットがあります。クレジットカード会社により指定できる回数は異なりますが、2回から12回の間で選べる場合が多いです。
ただし、注意しなければいけないことに、クレジットカードで分割払いやリボ払いを選択すると手数料が発生してしまう点があります。手数料はクレジットカード会社により異なるため、事前に確認しておきましょう。
自動車保険の月払い(分割払い)のメリット
自動車保険の保険料を月払いにするメリットはさまざまですが、そのなかでもっとも大きいのが「一回当たりの支払金額を少なくできる」という点です。
一括払いであれば最初に何万円もの金額を用意しなければなりませんが、月額払いであればその12分の1、数千円の負担で済みます。そのため、なるべく少ない金額を定期的に支払ったほうが家計の負担が軽くなるという人は、一括払いよりも月払いのほうが良いでしょう。
また月払いの2つ目のメリットとして、「途中で保険を解約しやすい」という点があります。月払いにした自動車保険を途中で解約すると、残りの期間の保険料を支払わずに済むため、特に支障なく解約することが可能です。一方、一括払いでも途中解約そのものは可能なのですが、解約によって還付される保険料は残高のすべてが戻ってくる訳ではありません。残存期間相当額ではなく、そこからディスカウントされた金額となるため、月払いよりも解約のハードルが高く感じられると思います。
そのため途中で解約したり別会社の自動車保険へ乗り換えたりする可能性があれば、月払いを選択しておくことも一案です。なお自動車保険が不要になるケースは、あらかじめ想定されている場合だけではありません。たとえば愛車が盗難にあったり、海外転勤になって車を手放さなければならなかったりする可能性もゼロではありません。保険料を毎月の分割払いにしておくと、このような場合に無駄な保険料を支払わなくて済むというリスクヘッジの効果もあります。
一括払いであれば最初に何万円もの金額を用意しなければなりませんが、月額払いであればその12分の1、数千円の負担で済みます。そのため、なるべく少ない金額を定期的に支払ったほうが家計の負担が軽くなるという人は、一括払いよりも月払いのほうが良いでしょう。
また月払いの2つ目のメリットとして、「途中で保険を解約しやすい」という点があります。月払いにした自動車保険を途中で解約すると、残りの期間の保険料を支払わずに済むため、特に支障なく解約することが可能です。一方、一括払いでも途中解約そのものは可能なのですが、解約によって還付される保険料は残高のすべてが戻ってくる訳ではありません。残存期間相当額ではなく、そこからディスカウントされた金額となるため、月払いよりも解約のハードルが高く感じられると思います。
そのため途中で解約したり別会社の自動車保険へ乗り換えたりする可能性があれば、月払いを選択しておくことも一案です。なお自動車保険が不要になるケースは、あらかじめ想定されている場合だけではありません。たとえば愛車が盗難にあったり、海外転勤になって車を手放さなければならなかったりする可能性もゼロではありません。保険料を毎月の分割払いにしておくと、このような場合に無駄な保険料を支払わなくて済むというリスクヘッジの効果もあります。
自動車保険の月払い(分割払い)のデメリット
自動車保険の保険料を月払いにしておくのには、前述したメリットがある一方でいくつか注意しておくべきデメリットも存在します。
1つ目のデメリットは、前述したように「トータルでの保険料総額が一括払いと比べて高くなる」という点です。なるべく合計の負担額を抑えたいのであれば、一括払いを選んでおいたほうが良いでしょう。
2つ目のデメリットは、「一括払いよりも支払い方法が限定されてしまう」という点です。保険会社によって必ずしもこのデメリットが当てはまらないケースもありますが、多くの場合は、分割払いに対応していても、銀行引き落としかクレジットカード払いのどちらかしか利用できないというのが通常ですので、それ以外の支払い方法を選びたいのであれば一括払いのほうがよいかもしれません。支払方法には、コンビニ支払いや郵送方式支払いなどもあります。
1つ目のデメリットは、前述したように「トータルでの保険料総額が一括払いと比べて高くなる」という点です。なるべく合計の負担額を抑えたいのであれば、一括払いを選んでおいたほうが良いでしょう。
2つ目のデメリットは、「一括払いよりも支払い方法が限定されてしまう」という点です。保険会社によって必ずしもこのデメリットが当てはまらないケースもありますが、多くの場合は、分割払いに対応していても、銀行引き落としかクレジットカード払いのどちらかしか利用できないというのが通常ですので、それ以外の支払い方法を選びたいのであれば一括払いのほうがよいかもしれません。支払方法には、コンビニ支払いや郵送方式支払いなどもあります。
自動車保険の月払い(分割払い)の注意点
自動車保険の月払いでは、残高不足や支払い忘れなどで支払期日までに保険料の支払いが行えなかった場合に、契約が失効してしまう可能性があります。当然ですが、契約が失効すると補償が受けられなくなってしまいますので、支払いが滞らないように注意しましょう。
保険料の支払いが2ヶ月連続で確認できなかった場合に契約が失効するなど、保険失効までの猶予期間は保険会社により異なります。月払いを選択する場合は確認しておきましょう。
保険料の支払いが2ヶ月連続で確認できなかった場合に契約が失効するなど、保険失効までの猶予期間は保険会社により異なります。月払いを選択する場合は確認しておきましょう。
自動車保険の一括払いのメリット
自動車保険の保険料を一括払いで支払うメリットは、何と言っても保険料が安くなることでしょう。前述したように月払いでは、手数料が上乗せされてしまいます。
一括払いにするとこの手数料がかからないため、トータルの支払い金額を抑えることが可能です。保険料をできるだけ抑えたいという人は、月払いでなく、一括払いを選択しましょう。
また面倒が少なく、支払い忘れがないという点もメリットです。月払いにすると、決められた期日までに銀行に足を運び口座にお金を追加したり、コンビニに出向いたりと面倒が生じてしまいます。一括払いにすれば、年に1度、支払えばよいため、面倒が少なく、支払い忘れを防げるでしょう。
一括払いにするとこの手数料がかからないため、トータルの支払い金額を抑えることが可能です。保険料をできるだけ抑えたいという人は、月払いでなく、一括払いを選択しましょう。
また面倒が少なく、支払い忘れがないという点もメリットです。月払いにすると、決められた期日までに銀行に足を運び口座にお金を追加したり、コンビニに出向いたりと面倒が生じてしまいます。一括払いにすれば、年に1度、支払えばよいため、面倒が少なく、支払い忘れを防げるでしょう。
自動車保険の一括払いのデメリット
自動車保険の保険料を一括払いにするデメリットには、1回の支払い金額が大きくなってしまうことがあります。一度に多くのお金を用意できない人や負担が重くてつらいという人は月払いを選択した方がよいでしょう。
また、途中解約すると損することがある点もデメリットです。一括払いした自動車保険を解約する場合、未経過分の保険料が全額返金されるわけではありません。
短期料率(短期率)を用いて計算された金額が戻ってくるようになっているため、早期に解約した場合は損をしてしまいます。途中解約の予定がある人は、月払いを選択していた方が良いでしょう。
また、途中解約すると損することがある点もデメリットです。一括払いした自動車保険を解約する場合、未経過分の保険料が全額返金されるわけではありません。
短期料率(短期率)を用いて計算された金額が戻ってくるようになっているため、早期に解約した場合は損をしてしまいます。途中解約の予定がある人は、月払いを選択していた方が良いでしょう。
自動車保険の月払い(分割払い)を理解し自分に合った支払い方法を選ぼう
ここまで、自動車保険の月払い(分割払い)の方法について紹介してきました。月払い(分割払い)には、1回あたりの支払い金額が少なく、途中解約しやすいというメリットがありますが、一括払いよりもトータルの支払い金額が高くなってしまうというデメリットもあります。
メリットとデメリットを理解した上で、自分に合った支払い方法を選ぶようにしましょう。
メリットとデメリットを理解した上で、自分に合った支払い方法を選ぶようにしましょう。