自動車保険のおすすめの選び方!一括見積もりのメリットやデメリットも紹介【2022年版】
「自動車保険って、どうやって選べばいいの?」
「少しでも保険料が安くなる保険会社に乗り換えたい!」
「もっと補償内容を充実させたい!」
自動車に乗る人にとって欠かせないのが自動車保険ですが、保険会社選びは意外と大変です。自動車保険を選ぶ際に、保険の種類が多くなかなか絞り込めずに困っている人も多いのではないでしょうか?
本記事では、自動車保険を選ぶときに確認しておきたいポイントや、自動車保険の一括見積もりのメリットやデメリットなどを解説します。
自動車保険の選び方を理解し、保険の一括見積もりを上手く活用することで、自分にぴったりな自動車保険を選択できるようになるでしょう。
保険会社選びにおいて役立つ情報をわかりやすく紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
- Chapter
- ファイナンシャルプランナー 藤 孝憲(とう たかのり)氏による自動車保険の選び方
- 自動車保険の種類と補償内容
- おすすめの自動車保険の選び方
- 代理店型とダイレクト型のメリットを比較する
- 事故対応力・ロードサービスなどの補償内容で選ぶ
- 口コミ・評判もチェックする
- 自動車保険の見積もりの取り方
- 見積もりを取る方法 ①
- 見積もりを取る方法 ②
- 自動車保険の一括見積もりのメリット
- 自動車保険の一括見積もりには特典がある?
- 自動車保険の一括見積もりのデメリット
- ファイナンシャルプランナー伊藤 亮太(いとう りょうた)氏による自動車保険の個別見積もりと一括見積もりの違いとは?
- 個別見積もりと一括見積もりの違い
- 自動車保険の一括見積りサイトの選び方
- 自動車保険の一括見積りサイトはこんな方におすすめ
- 自動車保険は一括見積もりと個別見積もりを上手に活用しよう!
ファイナンシャルプランナー 藤 孝憲(とう たかのり)氏による自動車保険の選び方
藤 孝憲|とう たかのり
日本FP協会所属のファイナンシャルプランナー。企業に属さない中立公正なファイナンシャルプランナーとして、2006年に独立。保険商品や住宅ローンなどの金融商品の選び方を中心に情報発信しています。保険分野については、約30社の生損保商品を販売していた元保険募集人としての経験や情報を生かした執筆をしております。保険商品は難しいかもしれませんが、複数の商品を比較して初めてそれぞれの商品の特徴が浮かび上がります。記事を通して、商品選びの参考になれば幸いです。
【保有資格】
CFP®、宅建士(未登録)、住宅ローンアドバイザー、証券外務員二種、エクセルVBAエキスパート
自動車保険の種類と補償内容
自動車保険(任意保険)には、「賠償責任保険」「傷害保険」「車両保険」の3つの補償があります。
事故の相手の怪我・死亡や、相手の財物に損害を与えた場合に補償するのが「賠償責任保険」です。「対人賠償責任保険」と「対物賠償責任保険」に分けられます。
自分自身や搭乗者の怪我・死亡を補償するのは「傷害保険」です。「人身傷害補償保険」「搭乗者傷害保険」「自損事故保険」「無保険車傷害保険」に分類されます。
最後に、自分自身の車の破損・事故などを補償する「車両保険」があります。車両保険の補償範囲は、保険会社によってさまざまです。
自動車保険には多くの種類がありますが、補償対象は何かをしっかり理解して、自分に合った保険を選びましょう。
おすすめの自動車保険の選び方
代理店型とダイレクト型のメリットを比較する
代理店型とダイレクト型のそれぞれにメリットがあるため、自動車保険を選ぶ際には比較してみましょう。
保険料や補償内容、事故発生時の対応など、それぞれを比較検討し、自分に合った自動車保険を選ぶことをおすすめします。
事故対応力・ロードサービスなどの補償内容で選ぶ
万が一事故を起こしてしまった場合、保険会社がどのような事故対応サービスを提供しているかを契約前に確認しておく必要があります。また、夜間や休日にも相談や手配を受け付けているかも事前にチェックするポイントです。
事故対応力とあわせて、車のトラブル発生時に駆けつけて応急処置などをしてくれる「ロードサービス」も確認しておきましょう。
車のバッテリーが上がった、パンクした、自力走行できない、キーの閉じ込みなど、さまざまなトラブルにどの程度対応してもらえるのかを比較します。幅広く補償されていたとしても、一部は有料サービスになっている場合もあります。
口コミ・評判もチェックする
自動車保険を選ぶ際には、実際に自動車保険に加入した人や、事故対応を経験した人の口コミをチェックしてみましょう。
自動車保険を選ぶ際には、自分にぴったりな補償内容か、信頼できる保険会社なのかを十分に検討する必要があります。実際に保険会社の相談対応を経験した人からの評価を参考にしてみてください。
自動車保険の見積もりの取り方
自動車保険は加入する人の年齢はもちろん、等級や補償内容など、様々な要因で変わります。何となく選んでしまうと、思っていた以上に保険料が高く、毎月の支払いで苦しい思いをしてしまうかもしれません。そうならないためにも、事前にしっかり見積もりをとって、自分に合った保険かどうかを判断する必要があります。見積もりを取る方法はいくつかあります。
見積もりを取る方法 ①
見積もりを取る方法 ②
保険料や補償内容など自分が希望する条件を指定するだけで、保険会社を絞り込んでくれるので手軽に見積もりを取ることができます。手間や時間がかからないため、なるべく簡単に自動車保険を探したい人向けのサービスです。
自動車保険の一括見積もりのメリット
入力する項目も分かりやすく、数分ほどで簡易的な見積もりを取ることが可能です。さらに気に入った保険があればそのまま契約まですることもできます。オンライン上で見積もりから契約までできてしまうのは、忙しい人にとっては非常に便利なサービスです。
自動車保険の一括見積もりには特典がある?
同じ自動車保険に加入するなら、少しでも特典がついているほうがお得だと考える人も多いのではないでしょうか。クオカードが貰えるところや家電が貰えるところなど、どんなキャンペーンをしているかはサイトによって変わります。ただし、特典を受けるためには特定の条件を満たさなければなりません。見積もりを取れば条件を満たすところもありますし、契約までしないと特典やプレゼントを受け取れないところもあるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。
自動車保険の一括見積もりのデメリット
自動車保険は、ロードサービスの有無や特約の内容など、細かなサービスは保険会社によって変わります。もちろん主要な補償内容は基本的に同じですが、簡易見積りで単純に比較すると失敗してしまうこともあります。ただ保険料だけを見て安いと思っても、ほかの保険会社より特約の数が少ないということがあるので、補償内容まできちんと比較しておきましょう。
「数が多すぎて結局迷いやすくなる」ことも、人によってはデメリットになるでしょう。せっかく比較をするなら少しでも多いほうがよいと考えがちですが、あまりに多いと逆に比較しにくくなることもあります。また比較する保険会社が多くなればなるほど、入力した個人情報が多くの会社に伝わることになるので、その点も理解しておいたほうがよいでしょう。
最後に「比較サイトによって登録されている保険会社が違う」という点にも注意しなければなりません。利用するサイトによっては、そもそも自分の条件に合う保険会社が登録されていないというケースもあります。利用する前にどんな保険会社が登録されているかをチェックし、利用するサイトを見極める必要があります。
ファイナンシャルプランナー伊藤 亮太(いとう りょうた)氏による自動車保険の個別見積もりと一括見積もりの違いとは?
伊藤 亮太(いとう りょうた)
岐阜県大垣市出身。慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻修了。在学中にCFPを取得する。その後、証券会社にて営業、経営企画、社長秘書、投資銀行業務に携わる。2007年11月に「スキラージャパン株式会社」を設立。現在、富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。著書に『図解即戦力 金融業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社)、『ゼロからはじめる!お金のしくみ見るだけノート』(宝島社)、『あなたの街でも砂金が採れる!?~令和時代の砂金採り入門~』(Amazonオンデマンド)など多数。
とはいえ、一括見積もりですべてを把握できるかといえばそうではありません。そこで、個別見積もりと一括見積もりの違いを解説します。それぞれ一長一短ありますので、使い分けを行うことが大切です。
個別見積もりと一括見積もりの違い
一方、一括見積もりとは、比較サイトなどを利用して、複数の保険会社の保険の見積もりをまとめて行う方法です。簡単な情報を入力するだけで、複数の自動車保険の見積もりが行えるため手続きが便利です。ただし、細かい条件まで反映されるかというとそうではない場合があります。必要な補償内容をすべて網羅したいという場合には、一括見積もりでは対応できない場合があるため、個別の見積もりを利用する必要があります。
自動車保険の一括見積りサイトの選び方
1つ目のポイントは、比較できる保険会社が多くあるかどうかという点。多すぎても比較が大変にはなるものの、少なすぎると果たしてその中から選択するのが適切かどうかという問題があります。そのため、少なくともご自身が比較したい保険会社があるかどうかは確認しましょう。
2つ目のポイントは、信頼できる企業が運営しているかどうか。サイト自体の信頼性がないと、一括見積もりする意味がありません。上場企業が運営しているなど、信頼できる企業が運営を行っているかどうか、ホームページで確認しましょう。
3つ目のポイントは、比較検討材料となる情報が豊富に提供されているかどうか。主要な補償内容は基本的にはどこも同じですが、細かい部分は異なります。希望する特約付加なども考慮して比較ができるかどうかなど、確認する必要があります。
自動車保険の一括見積りサイトはこんな方におすすめ
自動車保険の一括見積もりは、簡単に自動車保険を比較でき、ご自身にあった保険を探すことができます。細かい内容は個別で見積もりをとるにせよ、まずは手間をかけずにまとめて検討したい方は一括見積もりサービスを利用してみましょう。
自動車保険は一括見積もりと個別見積もりを上手に活用しよう!
また、個別の見積もりなら電話サポートを受けることができます。インターネットが使えないという人でも、電話で気軽に問い合わせることができるので、パソコンが苦手という人には向いているかもしれません。一括見積もりにも個別見積もりにもメリットがあるので、両方を上手く活用することが大切です。たとえば最初に比較サイトを利用して気になる保険会社を絞り込み、そのあと個別に見積もりを取って、詳細な補償内容を吟味してみるという方法もよいでしょう。