【FP専門家解説】おすすめの自動車保険の選び方のポイントとは?

自動車保険

自動車保険を選ぶときに保険料の安さを重視することは大切ですが、保険料だけに注目してはいけません。自分や家族にとって必要な補償はどのようなものかをきちんと考え、必要な補償がしっかりと含まれた保険を選ぶことが大切です。今回は、ファイナンシャルプランナーの藤 孝憲氏と伊藤 亮太氏に解説いただき、自分に合ったおすすめの自動車保険の選び方と選ぶポイントについてわかりやすくご紹介します

Chapter
日本FP協会所属のファイナンシャルプランナー 藤 孝憲(とう たかのり)氏によるおすすめの自動車保険の選び方
申込方式は通販型と代理店型から選ぼう
自動車保険料と運転者の範囲
車両保険の有無、免責金額の設定
自分に必要な補償とは何か?を考えよう
ファイナンシャルプランナー伊藤 亮太(いとう りょうた)氏によるおすすめの自動車保険の選び方
おすすめの自動車保険の補償の選び方
特約やロードサービスの違いで選ぶ

日本FP協会所属のファイナンシャルプランナー 藤 孝憲(とう たかのり)氏によるおすすめの自動車保険の選び方

申込方式は通販型と代理店型から選ぼう

自動車保険の申込経路には、「通販型」と「代理店型」の2つのパターンがあります。この2つの違いをきちんと理解し、自分に合った保険を選ぶことが大切です。

通販型とは?

通販型」とは名前のとおり、おもにネットや電話で保険会社に直接契約を申し込む方法のことです。通販型のメリットは、電話やネットで契約できるので多忙な人でも契約しやすいこと、店舗を通さないためコストが削減されていることです。補償内容などを入力・選択すればプランの比較ができますので、自分で保険内容をしっかり吟味したい人におすすめです。

代理店型とは?

代理店型」は代理店の仲介により保険会社と契約を結ぶ方法のことです。代理店は街中に事務所を構えているイメージがあるかもしれませんが、契約希望者の自宅や勤務先に出張してくれる代理店もあります。

代理店の担当者は保険の内容に精通しているプロです。そのため希望に合った補償やプランを提案してくれることはもちろんですが、自分では気づかなかったお得なプランや契約方法を紹介してもらえることがあります。自分に合った自動車保険がわからない人や、直接じっくり相談したいと考えている人には代理店型が適しているといえるでしょう。

通販型と代理店型はどちらにもメリットとデメリットがありますので、選び方は大切です。「自分が自動車保険にどんな補償を求めているか」、「相談する相手がいたほうが安心か」などをしっかり考慮してどちらの方法で申し込みをするのか選びましょう。

自動車保険料と運転者の範囲

自動車保険を選ぶ際には、「自動車保険料」と「運転範囲の設定」が重要になってきます。自動車保険料の内訳は基本的な契約と特約を組み合わせたものです。自動車保険はどの会社も対人・対物・人身傷害などの補償がおもな内容で、それに契約者の自動車やライフスタイルに合わせて特約や補償の上限額をプラスしていき、最終的な自動車保険料が決定します。

自動車保険料を安く抑えたい場合に理解しておきたいのが運転範囲の設定です。運転範囲とは、保険の補償範囲となる運転者の範囲のことを指します。範囲を狭くするほど保険料は安くなりますので、契約するときの重要なポイントになります。

運転者の範囲について詳しく知ろう

運転者の範囲は「運転者の限定」と「年齢条件」を組み合わせて設定することが可能です。運転者の限定であれば、運転者本人・配偶者・運転者の家族などを設定できますが、限定なしとすることもできます。年齢条件は保険会社によって異なりますが、おもに21歳以上・26歳以上・30歳以上・全年齢対象などの区分があります。

契約内容は契約者の家庭環境や家族の年齢によって異なります。保険料を安くしたい場合は、運転者の範囲を本人と配偶者に限定したり、年齢条件を30歳以上補償に設定したりすることで保険料を抑えることが可能です。もちろんライフスタイルや状況によっては設定範囲を広げなければいけない場合もあるでしょう。定期的に補償範囲を確認し、その都度、無理のない範囲で設定しましょう。

車両保険の有無、免責金額の設定

自動車保険を契約するときは「車両保険の有無」と「免責金額」を設定することも重要です。車両保険は基本的には自動車保険に必ずつくものではなく、必要に応じてオプションで契約します。

車両保険は契約対象となった自動車の修理費など、受けた損害を補償するためのもので付帯すると保険料は高くなります。しかし補償範囲を限定するなど、必要最低限のオプション契約にすることで保険料を抑えることは可能です。車両保険を契約しておくと、万が一事故などで自動車が損傷した場合に安心できます。

免責金額を設定とは?

免責金額を設定していると、事故に遭った場合にある程度の金額までは契約者本人が修理代を負担することになります。たとえば免責金額を3万円に設定している場合、修理費が3万円を超える事故であれば、車両保険が支払われる際に3万円分を差し引いた金額が支給されます。逆に修理費が3万円に満たない場合、修理費はすべて契約者が負担します。一見すると免責金額の設定は契約者に負担を与えるようですが、決してそのようなことはありません。

免責金額の設定を大きくしておくと保険会社の負担額が小さくなるため、結果として支払う保険料そのものを安く抑えることができます。ただしやみくもに免責金額を大きく設定してしまうと、事故が起きてしまったときに修理費用に負担を感じるかもしれません。

免責金額は無理なく支払うことができる金額に設定しましょう。また免責金額を設定しても、事故の内容によっては自己負担が必要ない場合もありますので、設定前には条件などをよく確認しておくことが大切です。

自分に必要な補償とは何か?を考えよう

ここまで自動車保険を選ぶときに必要なポイントをいくつか紹介しました。なかでも最も大切なことは、保険を契約する前に自分にとってどのような補償が必要なのかをしっかり考えることです。

自動車保険は、事故など不測の事態が起きてしまった場合に、生活に支障をきたさないための補償が付いていなければいけません。必要な補償が付いていない保険に加入していると、いくら保険料が安くてもいざというときに必要な補償が得られず経済的に大きな打撃を受ける可能性があります

自動車事故による経済的損害は、自分だけでなく大切な家族も巻き込んでしまいます。そうならないためにも、自分のライフスタイルや所有している自動車に必要な補償を組み合わせた自動車保険に契約するようにしましょう。

 

自動車保険の選び方のポイントは、基本補償に加えて自分に適した補償内容をきちんと設定できるかどうかです。自動車保険はライフスタイルや年齢、自動車の種類によってそれぞれ異なります。

よく考えずになんとなく選んだため高額な保険料を支払うことになったり、必要な補償をつけていなかったりすると自動車保険を上手く活用することができません。この記事で解説したポイントを参考に、自分に適した自動車保険をしっかり比較・検討し見つけ出してみてください。

ファイナンシャルプランナー伊藤 亮太(いとう りょうた)氏によるおすすめの自動車保険の選び方

自動車保険には、車の補償を受けることができる車両保険を含めて7つの基本補償があり、どれを選ぶべきか迷う方も多いことでしょう。そこで、この記事では7つの補償にはどのようなものがあるのか、また基本補償の選び方、特約の違いについて解説します。

おすすめの自動車保険の補償の選び方

自動車保険の基本補償には、相手への補償を行う「賠償責任保険」、運転者本人や搭乗者への補償を行う「傷害保険」、車の補償を行う「車両保険」があります。賠償責任保険の中には対人賠償保険、対物賠償保険があり、傷害保険には人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険、自損事故保険、無保険車傷害保険があります。つまり、基本補償には7つあり、どれを選ぶか検討する必要があります。

自損事故保険や無保険車傷害保険に関しては、基本的に自動付帯のため、特に悩むことはありません。また、対人賠償と対物賠償については、何が起きても対応できるように無制限で契約するのがおすすめです。

そのため、この7つの基本補償のうち、選び方について考える必要があるのは人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険、車両保険です。

人身傷害保険とは?

人身傷害保険では、自動車事故による搭乗者のケガなどを補償します。契約した車に搭乗中のみの事故を補償する契約にするか、契約した車に乗っていない場合の自動車事故も補償する契約にするか選ぶ必要があります。また、生命保険や医療保険など他の保険にも加入している場合には、補償額を減らすことも検討できます。

搭乗者傷害保険とは?

搭乗者傷害保険では、車の事故により搭乗者が死傷した場合に保険金が支払われます。人身傷害補償保険に加入していれば実際の損害額は支払われることから、搭乗者傷害保険は人身傷害保険の上乗せとして検討します。なお、搭乗者傷害保険は決まった金額が、人身傷害保険では実損額が支払われますので、実損額だけカバーできれば良いとする場合は無理に搭乗者傷害保険は加入する必要はないといえるかもしれません。

車両保険とは?

車両保険は、事故、盗難などで車に損害が発生した場合に保険金が支払われます。エコノミー型と一般型にわかれ、エコノミー型は単独事故や当て逃げが補償されません。一般型はそうした場合も補償が受けられますが、その分保険料は高くなります。

特約やロードサービスの違いで選ぶ

もう一つ、特約やロードサービスの違いで選ぶ方法があることも解説します。特約とは、主契約に付加するオプションのことです。具体的には、自動車事故における損害賠償請求などの相談費用が補償される弁護士費用特約や、事故による損害賠償責任が生じた場合の損害を補償する個人賠償責任特約といったものがあります。こうした特約をつけるかどうかも検討する必要があります。

この他、事故を起こしたときに警備会社の警備員が現場に駆けつけて関係各社への連絡などを行ってくれる事故現場急行(駆けつけ)サービスや走行中に車が故障した場合にプロが対応してくれるロードサービスなどを付帯することも可能です。

なお、こうした特約やサービスは、保険会社各社によって細かい部分で差がある場合があります。例えば、事故現場急行サービスでは、保険により警備会社の拠点数が異なるなど違いがあることから、どの保険を選ぶのかの判断材料となりえます。

以上、おすすめの自動車保険の補償の選び方について解説しました。どの補償を重視するか、どの特約・サービスをつけるかにより、保険料も異なります。ご自身にとって重視すべき部分を中心に補償を選択するようにしてくことで効率的、効果的な保険加入が可能となることでしょう。

藤 孝憲|とう たかのり

日本FP協会所属のファイナンシャルプランナー。企業に属さない中立公正なファイナンシャルプランナーとして、2006年に独立。保険商品や住宅ローンなどの金融商品の選び方を中心に情報発信しています。保険分野については、約30社の生損保商品を販売していた元保険募集人としての経験や情報を生かした執筆をしております。保険商品は難しいかもしれませんが、複数の商品を比較して初めてそれぞれの商品の特徴が浮かび上がります。記事を通して、商品選びの参考になれば幸いです。

【保有資格】
CFP®、宅建士(未登録)、住宅ローンアドバイザー、証券外務員二種、エクセルVBAエキスパート

藤 孝憲

伊藤 亮太|いとう りょうた

岐阜県大垣市出身。慶應義塾大学大学院商学研究科経営学・会計学専攻修了。在学中にCFPを取得する。その後、証券会社にて営業、経営企画、社長秘書、投資銀行業務に携わる。2007年11月に「スキラージャパン株式会社」を設立。現在、富裕層個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランの提案・策定・サポート等を行う傍ら、資産運用に関連するセミナー講師や講演を多数行う。著書に『図解即戦力 金融業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社)、『ゼロからはじめる!お金のしくみ見るだけノート』(宝島社)、『あなたの街でも砂金が採れる!?~令和時代の砂金採り入門~』(Amazonオンデマンド)など多数。

伊藤 亮太

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