自動車保険は当日・即日加入できるって本当?【2022年版】

ディーラー

「自動車保険に当日・即日加入できるって本当?」
「すぐに入れる保険ってどうやって加入すればいいの?」
「即日加入できる保険ってちゃんとすぐに補償を受けられるの?」

このように、当日・即日加入できる自動車保険について、疑問や不安がある方も多いのではないでしょうか。

この記事では自動車保険の当日・即日加入の方法について解説します。また、加入申し込みの際に注意したい点や保険の補償開始についての基礎知識なども紹介します。

この記事を読むことで、急に自動車保険に加入しなければならなくなった場合でも落ち着いて手続きをおこなえるようになるでしょう。

自動車保険の当日・即日加入を検討している人や、補償期間について不安や疑問を持っている人は、この記事をぜひチェックしてみてください。

Chapter
自動車保険の補償はいつから始まるのが一般的?
自動車保険は当日・即日加入できるの?
加入手続きはどのくらいで終わる?
加入当日に事故を起こした場合は?
自動車保険の契約は事前におこなうことが大切

自動車保険の補償はいつから始まるのが一般的?

自動車保険に加入すると、契約成立と保険内容の証として「保険証券」という書類が発行されます。「保険証券」には契約期間が記載されており、その初日である保険始期日から補償が始まるのが一般的です。

しかし保険料の支払いが遅れた場合は、たとえ保険始期日以降であっても補償が開始されないことがあります。契約時には補償開始日とともに支払いのルールもよく確認しておきましょう。

自動車保険は当日・即日加入できるの?

自動車保険を当日・即日加入したい場合は「代理店型」を選ぶことで可能です。代理店型ならば店舗を訪れて契約さえすれば、その日から自動車保険の補償を得られます。窓口では自動車保険に詳しいスタッフが無料で相談に乗ってくれるため、詳しい話を聞きながらベストなものを選定できます。なお自動車保険について詳しくない場合は、営業時間内に余裕を持って店舗を訪れましょう。あれこれ迷って営業時間内に決められなければ、代理店型でも当日・即日加入ができなくなってしまいます。

自動車保険を加入する方法として、インターネットで保険会社の公式ホームページから申し込める「通販型」もあります。オンラインですべての手続きをすることになるので、店舗を訪れる暇がなかったとしても便利に活用できます。もちろん、通販型の場合も当日・即日で加入できます。ただし、契約ができたとしても、保険始期日は最短でも翌日となるので注意が必要です

ちなみに長期間ではなく1日だけ加入できる「ワンデイタイプ」の自動車保険もあります。コンビニやインターネットから簡単に申し込めるので便利ですが、自分の自動車には利用できないので気をつけましょう。ワンデイタイプの自動車保険は、レンタカーや友人や知人から借りた自動車を運転するときに利用するものです。

補償開始時刻に注意

自動車保険では、保険証券に記載されている保険始期日の午後4時から補償が始まるのが一般的です。

満期で他社から保険を乗り換える場合は、空白期間ができないよう、基本的には前契約の満期日当日の補償終了時刻に合わせて新契約の補償開始時刻が設定されます。

また、加入後なるべく早く運転したいなどの事情がある人は、希望すれば補償開始時刻を別の時刻に変更できる場合もあるため申し込み時に相談してみましょう。

最短の補償開始日は支払方法によっても変わる

契約時に選択する保険料の支払方法によって補償開始日が変わることがあります。

同じ契約内容でも、例えばクレジットカード払いであれば最短の補償開始日で契約でき、銀行振り込みやコンビニ払いを選ぶと補償開始日が遅くなる、といったケースがあるため注意しましょう。

加入手続きはどのくらいで終わる?

代理店型を利用して自動車保険の加入手続きをする場合、代理店にもよりますが、最低でも1時間から2時間程度はかかると考えておきましょう。すでに契約したいものが決まっている場合は早めに終わりますが、選定をスタッフに手伝って欲しい場合は、相談のためにそれなりの時間が必要になります。契約するには「運転免許証」や「車検証」などが必要になるので、当日の持参物について事前に確認し、忘れずに持っていきましょう

代理店型を利用する際、「予約」をしておけば加入手続きを早く進めることができます。混雑していて待たされてしまうと、相談までに時間がかかってしまうおそれがあります。事前に予約をしておけば、指定した時間通りに相談できますのでスムーズです。

通販型を利用する場合は、30分から1時間程度で加入手続きを終わらせることができます。見積もりに必要な情報を事前に準備し、自動車の年式や登録日などの要求されたデータを入力すれば、年間の自動車保険料のシミュレーション金額が表示されます。いくつかのプランが提案されますので、よく確認しておきましょう。各プランには専用の申し込みフォームが用意されているので、間違わないように手続きをすれば終了です。所有する自動車の情報をしっかりと用意して、加入したいプランも明確にしておけば加入手続きは早めに終わらせられるでしょう

加入当日に事故を起こした場合は?

自動車保険に加入した当日に事故を起こしてしまった場合、保険始期日を過ぎているのなら問題なく補償を受けられるのでご安心ください。加入当日だからといって補償額が減るということはなく、保険会社から最大限のサポートを受けられます。保険始期日をきちんと確認して、自動車を運転しましょう。

自動車事故を起こした場合にやるべきことは?

自動車事故を起こした場合、最初に行わなければならないのは被害者の救助です。ケガをしていたり頭を打っていたりしていた場合、すぐに救急車、次に警察を呼んで事故処理してもらいましょう。

もし被害者が立ち去ってしまった場合や、「軽い怪我だから大事にしたくない」と言われた場合でも、警察に連絡をしなければなりません。あとから被害者が警察に訴えると、ひき逃げなどの罪に問われてしまうケースもあるためです。ちなみに、警察に事故であることを認識してもらえば、「交通事故証明書」が発行されます。交通事故証明書がなければ、自動車保険を使えないので気をつけましょう。

ただ通常は保険会社が入手してくれるため、契約者が直接要求する必要はありません。被害者のケアが終わり警察を呼んだあとに、保険会社に連絡を取りましょう。サポートデスクに電話をかけ事故を起こしたことを伝えれば、これからどんな対応をすればよいのか手順を教えてくれます。加入当日だとしても保険始期日を過ぎていれば契約上は何も問題はないので、遠慮せず電話をかけましょう。

自動車保険の契約は事前におこなうことが大切

自動車保険に自身とピッタリ合った補償内容や料金を望むのなら、じっくりと時間をかけて選んだほうが賢明です。各保険会社ではさまざまなプランを用意しており、それぞれ保証内容が異なるからです。それらを比較するだけでもかなりの時間が必要なので、たった1日で適切な自動車保険を見つけるのは難しいでしょう。

それに当日・即日加入ができる代理店型は、事前に準備すべき書類があるため申し込みのハードルは決して低くはありません。もちろん、事前に契約をすれば、自動車に乗り始める日に保険が開始されていないというリスクも回避できます。事前契約なら保険始期日が当日にできない通販型も利用できるため、選択肢を増やすことができます。
当日・即日加入には、「通販型は使えない」「じっくり選べない」といったデメリットがあります。「すでに契約が切れていた」などの急を要する状況でない限り事前契約を考えましょう。

代理店や保険会社に相談をすれば、アドバイスに加えて準備すべき書類なども教えてくれるので、自動車保険にまったく詳しくない人でも安心して手続きを進めることができます。安心したカーライフを過ごせるよう、自動車保険の当日・即日加入についての基礎知識もしっかり身につけましょう。


藤 孝憲|とう たかのり

日本FP協会所属のファイナンシャルプランナー。企業に属さない中立公正なファイナンシャルプランナーとして、2006年に独立。保険商品や住宅ローンなどの金融商品の選び方を中心に情報発信しています。保険分野については、約30社の生損保商品を販売していた元保険募集人としての経験や情報を生かした執筆をしております。保険商品は難しいかもしれませんが、複数の商品を比較して初めてそれぞれの商品の特徴が浮かび上がります。記事を通して、商品選びの参考になれば幸いです。

【保有資格】
CFP®、宅建士(未登録)、住宅ローンアドバイザー、証券外務員二種、エクセルVBAエキスパート

藤 孝憲

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