マツダのかっこいい車の人気おすすめ13選と中古価格
更新日:2024.09.09
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2017年はロータリーエンジン誕生、満50周年です。ロータリーエンジンを実用化したのは、おなじみのマツダ。広島市に本社を置くマツダは戦前から続く老舗メーカーです。そんなマツダ株式会社の歴史を振り返り、人気のマツダ車をご紹介。株価動向から今後のマツダを予想してみました。
マツダとは?
マツダ株式会社は、1920年、広島市で発足した東洋コルク工業株式会社を前身としています。1927年に東洋工業株式会社に改称。工作機械の製造に乗り出し、1931年に3輪トラックの製造を始めます。第二次世界大戦の惨禍を乗り越えた1950年、小型4輪トラックを発売し四輪車市場に進出します。
1960年R360クーペ、1963年ファミリアバン、1966年ルーチェと次々と発表し、日本のモータリゼーションに貢献します。1967年5月には、世界初のロータリーエンジン搭載量産車であるコスモスポーツを発売します。
1984年、社名をマツダ株式会社に改称。その後、販売網の多チャンネル化と景気失速による失敗。それに伴うディーラーと商品ラインナップのリストラを経て、2002年「Zoom-Zoom」のブランドメッセージが発表されます。ロータリーエンジンのイメージやロードスターとの相乗効果もあり、マツダ車はスポーティで意のままに操れ、欧州で評価された足回りの良さと走行性能の高さで、運転が楽しいイメージを確立します。好き嫌いは分かれますが、生物的とも有機的とも評されたマツダデザインもスポーティーな印象に一役買っていました。
2010年に発表されたデザインテーマ「魂動」と2011年から採用しているSKYACTIVテクノロジーが高く評価され、好調な販売成績の要因となっています。
マツダ車はSKYACTIVテクノロジーを採用することで、各車のシャーシトパワートレーンを共通化し、乗り味を同質にしました。CX-3とCX-5の違いはサイズだけで、どちらに乗ってもマツダ車とわかる乗り心地です。マツダブランドの確立とともに、トヨタのTNGAと同じく調達コスト削減にも役立ち、より高品質な自動車をより廉価で提供することが可能になりました。2011年に他の国内ブランドで乗り味のブランディングに注力していたのは、レクサスの”F”だけでした。
1960年R360クーペ、1963年ファミリアバン、1966年ルーチェと次々と発表し、日本のモータリゼーションに貢献します。1967年5月には、世界初のロータリーエンジン搭載量産車であるコスモスポーツを発売します。
1984年、社名をマツダ株式会社に改称。その後、販売網の多チャンネル化と景気失速による失敗。それに伴うディーラーと商品ラインナップのリストラを経て、2002年「Zoom-Zoom」のブランドメッセージが発表されます。ロータリーエンジンのイメージやロードスターとの相乗効果もあり、マツダ車はスポーティで意のままに操れ、欧州で評価された足回りの良さと走行性能の高さで、運転が楽しいイメージを確立します。好き嫌いは分かれますが、生物的とも有機的とも評されたマツダデザインもスポーティーな印象に一役買っていました。
2010年に発表されたデザインテーマ「魂動」と2011年から採用しているSKYACTIVテクノロジーが高く評価され、好調な販売成績の要因となっています。
マツダ車はSKYACTIVテクノロジーを採用することで、各車のシャーシトパワートレーンを共通化し、乗り味を同質にしました。CX-3とCX-5の違いはサイズだけで、どちらに乗ってもマツダ車とわかる乗り心地です。マツダブランドの確立とともに、トヨタのTNGAと同じく調達コスト削減にも役立ち、より高品質な自動車をより廉価で提供することが可能になりました。2011年に他の国内ブランドで乗り味のブランディングに注力していたのは、レクサスの”F”だけでした。
マツダ人気車種13選
CX-3
2015年より発売するコンパクトクラスのクロスオーバーSUV。世界的に珍しいディーゼル専用車で、搭載エンジンはターボ仕様の1.5Lのみ。スペックは最高出力105PS/4,000rpm、最大トルク27.5kgf.m/1,6000-2,500rpmを発揮します。
新車価格は237万6,000円から。中古車は220~230万円台を中心に流通しています。
新車価格は237万6,000円から。中古車は220~230万円台を中心に流通しています。
CX-5
2012年より発売するミドルクラスのクロスオーバーSUV。現行モデルは2016年12月に発表された2代目です。搭載エンジンは2.0Lと2.5Lのガソリン、2.2Lのクリーンディーゼルターボ。人気のクリーンディーゼルターボは最高出力175PS/4,500rpm、最大トルク42.8kgf.m/2,000rpmを発揮します。
新車価格はガソリン車が246万2,400円、クリーンディーゼルターボが277万5,600円から。中古車の人気は初代モデルで、180~210万円台で多く流通しています。
新車価格はガソリン車が246万2,400円、クリーンディーゼルターボが277万5,600円から。中古車の人気は初代モデルで、180~210万円台で多く流通しています。
RX-7
1978年から2002年にかけて生産されたロータリー専用スポーツカー。シートは2+2で、運転席はタイト。初代モデルにNAロータリー搭載車あり。2代目以降はロータリーターボのみ搭載。最終型の13Bターボのスペックは280PS/6,500rpm、32.0kg.m/5,000rpmです。
新車価格は最終型のスピリットR タイプCで339万8,000円から。中古車は終盤の5、6型を中心に、220万円以上の高値で取引されています。
新車価格は最終型のスピリットR タイプCで339万8,000円から。中古車は終盤の5、6型を中心に、220万円以上の高値で取引されています。
RX-8
2003年から2013年にかけて製造された4ドアのロータリースポーツ車。ロータリー専用車として、RX-7の後継車です。RX-7そのものの後継車ではありません。後部ドアは観音式で大人4名が乗車可能。搭載エンジンは13BのNA仕様。スペックは215ps/7,450rpm、22.0kg/m/5,500rpmを発揮します。
新車価格は最終型のスピリットRが312万円から。中古車は初期型が20~60万円台で多く流通しています。
新車価格は最終型のスピリットRが312万円から。中古車は初期型が20~60万円台で多く流通しています。
アクセラ
2003年より生産しているファミリア後継のコンパクトセダン。3代目となる現行モデルの搭載エンジンは1.5Lガソリン(111PS/14.7kgf.m)と2.2Lディーゼルターボ(175PS/42.8kgf.m)の2種類。
新車価格は15C(FF、ガソリン車)で176万400円、22XD プロアクティブ(FF、ディーゼルターボ車)が278万1,000円から。中古車は100万円以下なら2代目モデル、150~170万円台なら現行モデルを中心に取引されています。在庫数は少なめです。
新車価格は15C(FF、ガソリン車)で176万400円、22XD プロアクティブ(FF、ディーゼルターボ車)が278万1,000円から。中古車は100万円以下なら2代目モデル、150~170万円台なら現行モデルを中心に取引されています。在庫数は少なめです。
アクセラスポーツ
2003年より生産しているファミリア後継車のコンパクトハッチバック。搭載エンジンはセダンに加えて1.5Lディーゼルターボ(105PS/27.5kgf.m)を搭載。セダンともコンパクトクラスながら全幅1,795mmと3ナンバークラス。2.2Lディーゼル搭載もあり、もはやミドルクラスと言えます。
現行型の新車価格はアクセラと同グレード同価格。1.5Lディーゼルは230万3,000円から。中古車は2010~2012年製の2代目が、60~120万円の幅広い価格レンジで多く流通しています。
現行型の新車価格はアクセラと同グレード同価格。1.5Lディーゼルは230万3,000円から。中古車は2010~2012年製の2代目が、60~120万円の幅広い価格レンジで多く流通しています。
アテンザ
2002年より生産されているカペラの後継ミドルサイズセダン。スポーティーな外観と走りが歴代車の持ち味。搭載エンジンはガソリン車が2.0L(155PS/20.0kgf.m)と2.5L(188PS/25.5kgf.m)、ディーゼルがターボ仕様の2.2L(175PS/42.8kgf.m)です。
新車価格は20S(FF、ガソリン)が276万4,800円、XD(FF、ディーゼルターボ)が317万5,200円から。中古車は2013年式の現行モデルが190~240万円の価格帯で、多く流通しています。
新車価格は20S(FF、ガソリン)が276万4,800円、XD(FF、ディーゼルターボ)が317万5,200円から。中古車は2013年式の現行モデルが190~240万円の価格帯で、多く流通しています。
アテンザスポーツ
2002年から2012年に製造されたアテンザの5ドアハッチバックモデル。初代、2代目モデルに設定され、現行3代目で廃止されました。2代目モデルの搭載エンジンはガソリン2.0L(150PS/18.6kg.m)と2.5L(MTで170PS/23.0kg.m、ATで166PS/22.9kg.m)の2種類です。
2代目モデルの新車価格は20C(FF)が228万円、25S(FF)が245万円から。中古車は初代が20~30万円台、2代目が80~90万円台を中心に取引されています。ただし在庫数はかなり僅少です。
2代目モデルの新車価格は20C(FF)が228万円、25S(FF)が245万円から。中古車は初代が20~30万円台、2代目が80~90万円台を中心に取引されています。ただし在庫数はかなり僅少です。
アテンザワゴン
2002年より生産されるカペラワゴンの後継ミドルクラスワゴン。2代目モデルまでの呼称は「スポーツワゴン」で、3代目より「ワゴン」に変更されました。現行モデルに搭載されるエンジン、価格ともセダンと同一。用途やライフスタイルによってボディタイプを選択できます。
中古車は3代目の現行モデルを中心に、180~260万円代で流通しています。
中古車は3代目の現行モデルを中心に、180~260万円代で流通しています。
デミオ
1996年から生産されている、アクセラより小型のコンパクトハッチバック車。現行モデルで4代目です。ボディサイズは5ナンバー枠ギリギリとなり、かつてのファミリアのサイズに並びます。搭載エンジンはガソリンが1.3L(92PS/12.3kgf.m)と1.5L(116PS/15.1kgf.m)、ディーゼルがターボ仕様の1.5L(105PS/25.5kgf.m)。
新車価格は13C(FF、ガソリン)で135万円、XD(FF、ディーゼル)が178万2,000円から。中古車は3代目モデルで4~9年落ち、30~80万円台が流通の中心です。
新車価格は13C(FF、ガソリン)で135万円、XD(FF、ディーゼル)が178万2,000円から。中古車は3代目モデルで4~9年落ち、30~80万円台が流通の中心です。
ロードスター
1989年から生産されているライトウエイトFRオープンスポーツカー。ユーノス時代も含め、累計生産台数が100万台を突破。世界で最も販売されている2座式オープンカーとしてギネスに認定されています。現行モデルの搭載エンジンはガソリンで、ソフトトップに1.5L(131PS/15.3kgf.m)、RFに2.0L(158PS/20.4kgf.m)が採用されています。
新車価格はソフトトップが252万7,200円、RFは324万円から。中古車は2代目モデルの在庫が豊富で、30~60万円台で取引されています。
新車価格はソフトトップが252万7,200円、RFは324万円から。中古車は2代目モデルの在庫が豊富で、30~60万円台で取引されています。
プレマシー
1999年より生産されているミドルクラスステーションワゴン型ミニバン。現行モデルで3代目となります。既に発表があったようにマツダはミニバン市場からの撤退を表明しており、プレマシーも遅くとも2018年内には廃止となる予定です。搭載エンジンは2.0Lのガソリンエンジンで、最高出力151PS/6,000rpm、最大トルク19.4kg.m/4,100rpmを発揮します。
新車価格は200万8,800円から。中古車は9~11年落ちの2代目モデルの在庫が豊富で、10~60万円台で取引されています。
新車価格は200万8,800円から。中古車は9~11年落ちの2代目モデルの在庫が豊富で、10~60万円台で取引されています。
ビアンテ
2008年から製造しているミドルサイズミニバンで、ボンゴの事実上の後継車です。プレマシーと同じく現行モデルで廃止が決定しており、生産終了は2017年度中とも噂されています。搭載エンジンはプレマシーと共通の2.0Lガソリンエンジン。新車価格は234万3,600円から。中古車は7~9年落ち、70~130万円台の在庫が豊富ですが、絶対数は多くありません。
マツダの今後の戦略で株価はどうなる!?
2017年4月現在、マツダ株式会社の株価は東証1部で1,500円台です。リーマンショック前は4,000円を超えていた株価も1,000円を割り込むほど落ち込みましたが、回復基調に乗っています。直近1年間の最高額が新型CX-5発表前後の2,000円近辺ですから、現在の株価はマイナス500円ほどで、物足りません。これは今年秋にも発表が予定されている次期アテンザに対する様子見ではないかと推察できます。
マツダ株式会社の中期経営計画によれば、2017年3月より構造改革ステージ2に突入しています。このステージでは、マツダ車の高品質化とマツダのブランド価値の向上を目指しています。次期アテンザは現行モデルの正常進化させながら、SKYACTIVテクノロジーを部分的に刷新して搭載するとのこと。マツダのブランド価値は「Zoom-Zoom」に他なりません。SKYACTIV端境期の次期アテンザでマツダのブランド力を維持できるのかと、投資家の方たちはウォッチング状態に入っているのでしょう。
そしてここ2、3年の近い将来、ロータリーエンジン搭載のリアルスポーツカーの復活も噂されています。マツダブランド最大の強みは、唯一無二のロータリーエンジンの存在です。SKYACTIVの採用、電動化、ハイブリッド化、環境性能向上、消耗品の耐久性向上など、期待以上のロータリーエンジンを搭載したRX-7後継車が発表されるなら、マツダの株価はリーマンショック前の水準にまで持ち直すのでは、と期待できますね。
マツダ株式会社の中期経営計画によれば、2017年3月より構造改革ステージ2に突入しています。このステージでは、マツダ車の高品質化とマツダのブランド価値の向上を目指しています。次期アテンザは現行モデルの正常進化させながら、SKYACTIVテクノロジーを部分的に刷新して搭載するとのこと。マツダのブランド価値は「Zoom-Zoom」に他なりません。SKYACTIV端境期の次期アテンザでマツダのブランド力を維持できるのかと、投資家の方たちはウォッチング状態に入っているのでしょう。
そしてここ2、3年の近い将来、ロータリーエンジン搭載のリアルスポーツカーの復活も噂されています。マツダブランド最大の強みは、唯一無二のロータリーエンジンの存在です。SKYACTIVの採用、電動化、ハイブリッド化、環境性能向上、消耗品の耐久性向上など、期待以上のロータリーエンジンを搭載したRX-7後継車が発表されるなら、マツダの株価はリーマンショック前の水準にまで持ち直すのでは、と期待できますね。