マツダの傑作!RX-8(SE3D型)とは?~前・後期型の違いは?中古車価格は?グレードの比較や燃費まで徹底解説!~

今回はマツダ RX-8(SE3D型)の特徴や魅力から、燃費・中古車情報、口コミなどの情報まで紹介していきます。中古車の購入を検討している方は是非お役立てください。マツダが誇るロータリーエンジンを搭載したRX-8。そんなRX-8の魅力は一体どこにあるのでしょうか。

またマツダ RX-8はいくつものマイナーチェンジが行われたクルマでもあります。大きく前期型と後期型で分けて考えられていますが、実際のところは何が違うのでしょうか。その見分け方も踏まえてお話していきます。

※ 2020年6月現在

Chapter
マツダ RX-8とは?
マツダ RX-8の前期型と後期型の違いはエクステリアにあり!
マツダ RX-8の前期型と後期型のインテリアの違いは?
マツダ RX-8の燃費は前期型と後期型で違う?
マツダ RX-8は観音扉が最大の特徴!
マツダ RX-8の走りの秘訣はやはりロータリーエンジン!
マツダ RX-8のカスタムは自由自在なチューニングが可能!
マツダ RX-8のグレードを比較
マツダ RX-8は最高ランクの安全性!?
マツダ RX-8の中古価格は?

マツダ RX-8とは?

マツダRX-8は1999年の東京モーターショーで発表された「RX-EVOLV」から始まり、デトロイトショーなどで「RX-8」としての出展を経て、2003年に発売したスポーツカーです。 

2012年に生産を終了するまでおよそ10年間、大規模なモデルチェンジをすることなしに、軽快なドライビングが楽しめる4人乗りのロータリースポーツカーとして高い人気を誇ってきました。 

スポーツカーらしい流麗なシルエットを失うことなく、後部座席にきちんと二人が座れることを目指した結果、「フリースタイルドア」と呼ばれる観音開きのドアにも注目が集まりました。ちなみに、このRX-8がマツダ最後のロータリーエンジン搭載車となります。

マツダ RX-8 前期型の特徴とは?

RX-8には654cc×2ローター自然吸気のRENESIS(レネシス)エンジンが搭載されています。ハイパワー(250PS/22.0kgm)とスタンダード(210PS/22.6kgm)の2種類の設定があり、RX-7やロードスターなどと同じフロントミッドシップ+リアドライブのレイアウトが採用されています。

ベースモデルの他、本革パワーシートやクルーズコントロールを装備するラグジュアリーなタイプE18インチ+スポーツサスを組む250ps+6MTのタイプS合計3グレードのバリエーションがありました。

内装には、指先で俊敏に操作できるアクティブマチックのステアリングシフトスイッチ(AT車)、ブルーの間接照明が美しい3連メーターパネルを採用。1万回転まで刻まれたタコメーターはスポーツフィールを刺激し、魅力的な内装も話題となりました。

マツダ RX-8後期型が登場!

RX-8は2008年3月にマイナーチェンジを受け、開口部を大型化したフロントバンパーなどの採用で外観もかなり印象が変わり、現在のマツダ車に通じる「フロントフェイス」に変貌を遂げました。

また、エアアウトレット一体型のサイドウインカーやLED内蔵の丸型4灯タイプリアコンビランプ、アルミホイールのインチアップにより躍動感あふれるスタイルとなっています。エンジンも、新型のウォーターポンプやオイルポンプを採用して基本性能を改善。6速MTのギア比を見直したことで常用域での加速感も向上しました。

6速AT(アクティブマチック)は、新開発の「ダイレクトモード」を盛り込み、下り坂や追い越し時など加減速が必要な場合に、マニュアルモードに切り替えることなく、ステアリング上のスイッチ操作で任意のギアを選択できる機能を新たに採用しています。

マツダ RX-8の前期型と後期型の違いはエクステリアにあり!

RX-8は前期型と後期型では、エクステリア(外装)が変更され、フロントグリル・フェンダー・ヘッドライトユニットに大きな違いがあります。まずフロントグリルは、前期型は丸みがあるのに比べ、後期では少し角ばった形状を採用。さらに後期型にはフロントフォグライトが装備されています。

前期型では丸みがあったフェンダーも、後期型では大胆にシャープにしており、前期型でフロントフェンダーにあったサイドターンシグナルランプは、後期型ではフロントタイヤとサイドミラーの間に変わっています。

また、ヘッドライトユニットも、前期型はやや丸みのある優しい表情のベッドライトを採用しているのに対し、後期型では鋭い角度のインナー部分がブラックアウトされたスタイリッシュなヘッドライトを採用しています。

リア周りに目をうつすと、前期型はトランクグリッドに「MAZDA」のロゴがありましたが、後期型の途中からロゴが廃止されています。

マツダ RX-8の前期型と後期型のインテリアの違いは?

インテリア(内装)に関しては、後期型ではNCロードスターと同じものが採用されたり、メーターがアナログ式からデジタル式に変更され、速度を一瞬で判断できるようになるなどの違いがあります。

他にも、前期型ではビルトインタイプだった純正オーディオは、後期型で2DINの汎用タイプに変更され、社外ナビやオーディオの取付・交換が容易になりました。

マツダ RX-8の燃費は前期型と後期型で違う?

RX-8前期型:9.0km/L〜10km/L
RX-8後期型:9.0km/L~10.0 km/L

※ カタログ燃費(10・15モード)

前期・後期型の燃費については、前期型はほぼカタログ燃費と変わらない燃費性能を発揮しておりますが、後期型ではカタログ燃費を大きく下回るというデータが出ています。

これは、ダイレクトモード付きの6AT(アクティブマチック)が後期型で採用され、追い越し加速などにも優れる反面、その影響でギアチェンジが多くなってしまっているのかもしれません。RX-8後期型で燃費を稼ぎたいというときには、追い越しや坂道などでキックダウンしない運転を心がけるとよいでしょう。

基本、維持費に関しては、RX-8前期・後期型ともに6.1万円/年です。実質的な維持費はガソリン代や修理代を含め79.3万円~80万円程度になります。特にRX-8前期型に関しては、古いもので17年以上が経過している車両もあるので、部品の交換なども考えておきたいものです。

マツダ RX-8は観音扉が最大の特徴!

マツダ RX-7とRX-8の違いは多々ありますが、分かりやすい違いと言えばそのボディです。ほぼ2シーターのマツダ RX-7に対し、マツダ RX-8は本格的な4シーター。観音扉の設計であるため、後席もそれなりに実用性があります。RX-7にも後席はありますが、いわば「ただあるだけ」であって、大人が長時間座れるような代物ではありません。

一方、RX-8の後席はセダンクラスの広さを備えており、大人4人でのドライブも快適に楽しめます。スポーティーな走りはもちろんですが、実用性も備えたモデルこそRX-8なのです。

マツダ RX-8の走りの秘訣はやはりロータリーエンジン!

マツダ RX-8の最大の売りはロータリーエンジンから生みだされる「走り」です。搭載されているロータリーエンジンの評価はとても高く、イギリスの「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2003」を受賞。

また発売当時、ロータリーエンジン搭載という事で大きな注目を集めましたが、マツダとしても開発にはかなり苦心したようで、エンジン部分だけでも何度も改良が行われています。RX-8に搭載されているロータリーエンジンは扱いが難しく、そのためにマイナーチェンジによってエンジンの内部に細かい変更が行われました。

例えば「メタリングポンプ」と言う、ロータリーエンジンでガソリンにエンジンオイルを混合させるために用いるポンプを機械式から電磁式に変更。メタリングポンプによるエンジン内部へのオイル供給を行うインジェクターも増加されました。

オイルクーラーもシングルからツインオイルクーラーへ変更。オイルフィルターはエンジン上面からエンジン下面へと移動、デフケースの冷却フィンも追加されました。ロータリーエンジンのポテンシャルをより発揮させるべく、エンジン回りの見えない部分での細かい変更が多く見受けられます。

マツダ RX-8のカスタムは自由自在なチューニングが可能!

マツダ RX-8の外装のカスタムとして人気なのは、ローダウン・エアロパーツでしょうか。RX-8には様々なチューニングパーツがあり、誰かと違ったクルマにしたいと考えている方の要求を叶えてくれる一台です。

内装のカスタムとしては、シートとインテリアパネル部分。こちらも多種多様なデザインがあります。シックなイメージの色から少し奇抜な色合いまで用意されています。
パーツも十分にあるので、自分が満足いくマツダ RX-8を作るのはそんなに難しくはなさそうですね!

ロータリーエンジンカスタムの老舗RE雨宮のマツダ RX-8は?

ロータリーエンジンを好きな人なら、一度は耳にしたことがあるチューニングショップ「RE雨宮」

完全プライベートチームとしてSUPER GTやD1GP(全日本プロドリフト選手権)にRX-7で参戦したり、自動車雑誌とのコラボなどでRX-8ベースのカスタム車RX-8 RE雨宮を製作したりとロータリーエンジンに関して間違いなく日本トップクラスの技術を持つショップです。

そしてこのショップではマツダ RX-8のカスタムパーツの販売・オーダー・メンテナンス・チューニングなど幅広く取り扱っています。中でも目立つのは独自のカスタムパーツの豊富さです。

各種エアロパーツや足回り、マフラーなどはもちろん、電子パーツやインテリアまで用意されており、その数はRX-8だけで約130種類を確認できました。実店舗は千葉県にありますが、各地でのイベント開催や参加をしているので、RX-8を初めとするロータリーエンジン搭載車で相談のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。

マツダ RX-8のグレードを比較

マツダ RX-8 タイプG

新車価格:263万円
駆動方式:FR
排気量:1308cc
シフト:6AT

新車価格で263万円からと、RX-8の中で最も安いグレードでラインナップされていたのが"RX-8 タイプG"です。マイナーチェンジ前は「ベースグレード」という名称で販売され、名称からも分かるように必要最小限の装備しか用意されていません。

決して不親切なのではなく、自分自身でカスタマイズを楽しみたい人のため、敢えて余計な装備を省いているのです。つまり、そのまま乗りたい人向けのグレードではなく、自分好みのRX-8を作り上げたい人向けのグレードです。

マツダ RX-8 タイプS

新車価格:293万円
駆動方式:FR
排気量:1308cc
シフト:6MT

RX-8 タイプSの新車価格は293万円で発売され、タイプSの特徴は、シフトが6速MTな点です。アクセル/ブレーキを踏むだけではなく、自分自身でしっかりとした運転を楽しみたい人向けのグレードとして用意されました。

また、ロータリーエンジンのローターをイメージした18インチのアルミホイールも装着しています。しかし、さらに自分で色々とカスタマイズの余地を残したグレードで、ある程度の走りとカスタマイズを楽しみたい人向けのグレードでもあります。

RX-8の中古車市場を見ると、なんと50万円〜80万円程度での在庫も多いようです!これはかなりお買い得と言えるのではないでしょうか。

マツダ RX-8 タイプE

新車価格:297万円
駆動方式:FR
排気量:1308cc
シフト:6MT

RX-8はスポーティーなモデルですが、観音扉の4シーターという事でファミリーカーとしても十分に活躍してくれる一台です。カスタマイズして走りを楽しみたい人もいれば、家族での運用を考えている人もいるかもしれません。RX-8 タイプEはラグジュアリー感が売りのグレードで、走りよりも質感を求めている人向けです。

インダッシュ6連奏CDチェンジャーや電動本革バケットシートを採用。外観はスポーティーですが、中はラグジュアリー感の溢れるグレードですので、ファミリーカーとしての運用を考えている人向けでもあります。新車価格は297万円からで、ATのみの設定です。

マツダ RX-8 タイプRS

新車価格:318万円
駆動方式:FR
排気量:1308cc
シフト:6MT

マイナーチェンジの際に追加されたのが、"タイプRS"という新グレードです。 

"タイプRS"はいまだに中古車市場で根強い人気&高値が続いていますが、その理由はかなり気合の入ったスポーツ走行仕様であること。マツダ RSには専用エアロパーツ・ガンメタ色の19インチ鍛造アルミ・RECARO製バケットシート・ビルシュタイン社製ダンパー等が標準装備されている、本格的なグレードになっています。

外見も内装も、前期型と後期型では多くの違いを見てとることができます。RX-8には、様々なグレードがありますが、ATとMTがそれぞれ別で用意されています。今から入手するとなると中古車市場を探す事になるかと思いますが、RX-8の中古車の場合は、ATなのかMTなのかを判断するためにもそれぞれのグレード展開を理解しておきましょう。

マツダ RX-8は最高ランクの安全性!?

マツダ RX-8には実は"意外"とも言うべき特徴があります。それは安全性です。国土交通省が行った衝突安全性能総合評価では運転席・助手席ともに最高ランクの★6を獲得。ブレーキ性能においては、100km/hからの停止距離で38.6mを記録しました。この停止距離は2003年販売当時においてトップとなる数値です。

現在は優れたブレーキ性能を持つクルマも増えてきましたが、それでも高性能スポーカーと同等の制動距離を持つRX-8は、現代でも高いブレーキ性能を誇るクルマだといえるでしょう。

シルエットだけ見ると、安全性が高いとはあまり想像出来ないかもしれませんが、制動距離から細かい部分にまでこだわりを持って作るマツダの意気込みが感じられますね。

マツダ RX-8の中古価格は?

マツダ RX-8前期型の中古価格

最低価格:9.8万円(支払総額は34.8万円)
最高価格:268万円
中古車平均価格:50.4万円

RX-8の中古相場に関しては、前期型の場合だと2003年に発売されたモデルでしたら比較的安い価格で販売されており、最安値で9.8万円と手が出しやすい価格での購入が可能です。

最高値はマツダ スピードバージョンⅡのプレミアが付いて価格が高揚しています。通常の前期型RX-8だと138万円が最高値になっており、比較的購入がしやすい中古車としてオススメです。

マツダ RX-8後期型の中古価格

最低価格:35.9万円
最高価格:360万円(次点で259万円)
中古車平均価格:94万円

最高価格の360万円は一台だけで、次に高値なのが259万円なため、価格帯の最高値は259万円だと考えられます。後期型に関しては、マイナーチェンジの際に追加された"タイプRS"が専用のエアロパーツなどを標準装備していることから、人気が高く最安値は走行距離が10kmを超えていても99.8万円と高い中古価格で販売されているようです。

値引きに関しては中古価格が安定してしまっているため難しく、特に後期型は現在でも需要が多いため特に難しいでしょう。どうしても値引きをしたいという場合は、下取り価格の増額などで間接的な値引き交渉をしてみるといいかもしれません。

マツダ RX-8のヤフオクでの取引価格

中古車を買う方法の一つにヤフオク等のオークションサイトの利用があります。特にRX-8のようなクルマ好きが選ぶクルマは、ユーザー間の取引が盛んな印象です。実際の取引状況は総出品数76台、うち修理歴無しは65台。最安即決価格は18.9万円、最高即決価格は266万円。

カスタムの状況などにより価格のバラつきは大きいですが、比較的トラブルリスクの低そうな個体を購入するなら、おおよそ50万円からが相場だと言えるでしょう。

ヤフオクにはショップと個人による出品が混ざっており、個人取引の場合は間にショップを挟まないので中古車サイトより安く買える可能性が高いです。なので状態の良い個体が驚くほど安く出品されている場合もあります。

しかし一方でトラブルも多く、特に修理歴の有無や取引相手の評価には注意が必要です。また名義変更や自動車税の手続きは「誰が」「いつ」行うのかもはっきりとさせておきましょう。それらを理解した上で活用していきたいですね。

マツダ RX-8はロータリーエンジンによる独特な走りと希有性から、根強いファンが多いクルマです。そのため修理やメンテナンスも他とは違う場合が多いですが、情報を公開している方が多く存在するため、心配はいらないと言えるでしょう。

マツダ RX-7の価格が既に高揚していることから、RX-8の価格が高揚する可能性は高いと考えられます。ロータリーエンジンに魅力を感じた人にとっては、ぜひとも手に入れたい1台なのではないでしょうか。