メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのシートアレンジをチェック!後部座席で車中泊はできる?
更新日:2024.09.09
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メルセデス・ベンツ 初代GLBクラス(5BA-247647M型)のシートアレンジについて解説します。
GLBクラスは2020年に発売されたばかりの歴史の浅いクルマです。
高級ブランドであるメルセデス・ベンツから発売されたにもかかわらず、昨今のSUV人気と価格以上の機能が高く評価され、発売から1年あまりで高い人気を誇っています。数々の高評価ポイントはありますが、特にシートアレンジの評価が高い1台でもあるのです。
今回は、初代GLBクラスのシートアレンジについて詳しく紹介します。
GLBクラスは2020年に発売されたばかりの歴史の浅いクルマです。
高級ブランドであるメルセデス・ベンツから発売されたにもかかわらず、昨今のSUV人気と価格以上の機能が高く評価され、発売から1年あまりで高い人気を誇っています。数々の高評価ポイントはありますが、特にシートアレンジの評価が高い1台でもあるのです。
今回は、初代GLBクラスのシートアレンジについて詳しく紹介します。
メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスとはどんなクルマ?
メルセデスベンツ GLBクラスは2019年に発表され、日本には2020年に登場した高級志向のSUVです。
昨今のSUV市場に見られる「既存モデルをSUV化したクルマ」ではなく、ゼロから開発された珍しい1台でもあります。兄弟にあたる2代目GLAのフルモデルチェンジと同時にお披露目され、注目を集めました。
GLBクラス最大の特徴は、特別大きなサイズでもないにもかかわらず7シーターを売りにしている点です。
クルマの大きさは全長4,650mm×全幅1,845mm×全高1,700mmと国産SUVでも5シーターが一般的なサイズにとどまっています。ほぼ同じ大きさのクルマを挙げると、トヨタ FJクルーザーや日産 エクストレイルがそれです。この2台はいずれも2列目シート5人乗りですが、ほぼ同じ大きさにも関わらずGLBクラスは7シーターを実現しました。
ライバルとの差別化という点では非常に優位であり、事実このシート配置が高く評価されています。
日本で販売されているGLBクラスはすべて2.0L の排気量で、ガソリンエンジン仕様が3台、ディーゼルエンジン仕様が1台の計4大のラインアップです。一見するとSUVにしては非力な数字に見えますが、エンジンにはターボチャージャーが搭載されており、排気量の数値以上の力強さを発揮します。
駆動方式はFF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)の2種類、トランスミッションは全車AT(オートマチックトランスミッション)です。
主要な装備は、メルセデス・ベンツの最高クラスであるSクラスのものを一部採用しており、高い安全性と快適さを実現しています。
特に「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」は、Sクラスのために設計し直されたAIによる音声認識機能で、声だけでクルマのあらゆる操作ができる新技術です。GLBクラスでは全車標準搭載されているため、どのグレードを選んでもこの機能を体感できるのです。
昨今のSUV市場に見られる「既存モデルをSUV化したクルマ」ではなく、ゼロから開発された珍しい1台でもあります。兄弟にあたる2代目GLAのフルモデルチェンジと同時にお披露目され、注目を集めました。
GLBクラス最大の特徴は、特別大きなサイズでもないにもかかわらず7シーターを売りにしている点です。
クルマの大きさは全長4,650mm×全幅1,845mm×全高1,700mmと国産SUVでも5シーターが一般的なサイズにとどまっています。ほぼ同じ大きさのクルマを挙げると、トヨタ FJクルーザーや日産 エクストレイルがそれです。この2台はいずれも2列目シート5人乗りですが、ほぼ同じ大きさにも関わらずGLBクラスは7シーターを実現しました。
ライバルとの差別化という点では非常に優位であり、事実このシート配置が高く評価されています。
日本で販売されているGLBクラスはすべて2.0L の排気量で、ガソリンエンジン仕様が3台、ディーゼルエンジン仕様が1台の計4大のラインアップです。一見するとSUVにしては非力な数字に見えますが、エンジンにはターボチャージャーが搭載されており、排気量の数値以上の力強さを発揮します。
駆動方式はFF(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)の2種類、トランスミッションは全車AT(オートマチックトランスミッション)です。
主要な装備は、メルセデス・ベンツの最高クラスであるSクラスのものを一部採用しており、高い安全性と快適さを実現しています。
特に「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」は、Sクラスのために設計し直されたAIによる音声認識機能で、声だけでクルマのあらゆる操作ができる新技術です。GLBクラスでは全車標準搭載されているため、どのグレードを選んでもこの機能を体感できるのです。
メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのシートアレンジとラゲッジルームの関係
メルセデス・ベンツ GLBクラスのシートアレンジの解説に入る前に、ラゲッジルーム(荷室)とリアシート(後席)の関係を説明しておく必要があります。
先にも書いたとおり、GLBクラスはほかの5人乗りSUVとほぼ変わらない大きさをしています。にも関わらず1列多くシートを作っている背景には、ラゲッジルームと3列目シートが場所を共有しているから実現できたのです。
シートアレンジなしの状態でのGLBクラスのラゲッジルーム容量はわずか130L と非常に小さいのです。普段の買い物でも入るかどうかわからないぐらいの容量しかないうえに幅もないため、かさばるものを積み込むことはできません。しかし、3列目シートをシートアレンジすると、たちまち500L の大容量空間が出現するのです。
実は3列目シートはあるにはあるものの、安全面での身長制限があること、シート周辺機能が必要最低限になっていることを考えるとあくまで補助席の扱いであることがわかります。
国産ミニバンの一部に同様の機能を持ったクルマもあり、ラゲッジルームを補助席として3列目シートがあると考えるべきでしょう。
しかし、メーカーカタログでは3列目シートが標準になっています。本記事でも3列目シートを含めてシートアレンジの対象として説明しますが、前提の知識として、3列目シートは事実上ラゲッジルームの一部だということを押さえておきましょう。
先にも書いたとおり、GLBクラスはほかの5人乗りSUVとほぼ変わらない大きさをしています。にも関わらず1列多くシートを作っている背景には、ラゲッジルームと3列目シートが場所を共有しているから実現できたのです。
シートアレンジなしの状態でのGLBクラスのラゲッジルーム容量はわずか130L と非常に小さいのです。普段の買い物でも入るかどうかわからないぐらいの容量しかないうえに幅もないため、かさばるものを積み込むことはできません。しかし、3列目シートをシートアレンジすると、たちまち500L の大容量空間が出現するのです。
実は3列目シートはあるにはあるものの、安全面での身長制限があること、シート周辺機能が必要最低限になっていることを考えるとあくまで補助席の扱いであることがわかります。
国産ミニバンの一部に同様の機能を持ったクルマもあり、ラゲッジルームを補助席として3列目シートがあると考えるべきでしょう。
しかし、メーカーカタログでは3列目シートが標準になっています。本記事でも3列目シートを含めてシートアレンジの対象として説明しますが、前提の知識として、3列目シートは事実上ラゲッジルームの一部だということを押さえておきましょう。
メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスの3列目シートのシートアレンジ
メルセデス・ベンツ GLBクラスの3列目シートのシートアレンジです。
3列目シートは50:50の独立可倒式で、必要に応じて倒し分けることができます。ダイブダウン方式を採用しており、両側シートアレンジ後はフルフラットな空間で500L のラゲッジルームが完成します。
片側を倒しただけでも機能性は高く、一般的なスーツケースなら難なく載せることができます。大きめのスーツケースでも横倒しにすれば3列目シートの片側だけのアレンジで済んでしまうのです。
両側を倒して生まれる空間の500L は同じメルセデス・ベンツのステーションワゴンであるCクラスと比較しても大きな空間です。Cクラスのラゲッジルームは440Lと十分広いのですが、GLBクラスはさらに60L 大きくなっています。
カタログにも3列目シートを倒すことでゴルフバックが2つ収納できることを紹介しており、利便性の高さをうかがい知ることができます。これだけあれば日常の買い物はもちろん、家族での遠出も怖くありません。
先にも紹介したとおり、基本は3列シートなので、500L のラゲッジルームを確保するには3列目シートのシートアレンジが必須です。しかし難しい操作は一切ありません。ヘッドレストを外さずともシートアレンジが可能で、倒すのもワンタッチなので女性でも楽にシートアレンジができます。
乗車人数や普段の使い方によっては、最初から3列目シートをアレンジしておいたほうが利便性が高くなる可能性もあります。
3列目シートは50:50の独立可倒式で、必要に応じて倒し分けることができます。ダイブダウン方式を採用しており、両側シートアレンジ後はフルフラットな空間で500L のラゲッジルームが完成します。
片側を倒しただけでも機能性は高く、一般的なスーツケースなら難なく載せることができます。大きめのスーツケースでも横倒しにすれば3列目シートの片側だけのアレンジで済んでしまうのです。
両側を倒して生まれる空間の500L は同じメルセデス・ベンツのステーションワゴンであるCクラスと比較しても大きな空間です。Cクラスのラゲッジルームは440Lと十分広いのですが、GLBクラスはさらに60L 大きくなっています。
カタログにも3列目シートを倒すことでゴルフバックが2つ収納できることを紹介しており、利便性の高さをうかがい知ることができます。これだけあれば日常の買い物はもちろん、家族での遠出も怖くありません。
先にも紹介したとおり、基本は3列シートなので、500L のラゲッジルームを確保するには3列目シートのシートアレンジが必須です。しかし難しい操作は一切ありません。ヘッドレストを外さずともシートアレンジが可能で、倒すのもワンタッチなので女性でも楽にシートアレンジができます。
乗車人数や普段の使い方によっては、最初から3列目シートをアレンジしておいたほうが利便性が高くなる可能性もあります。
メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスの2列目シートのシートアレンジ
メルセデス・ベンツ GLBクラスのシートアレンジの真髄は2列目シートのアレンジをすることで見ることができます。
3列目シートのアレンジだけでもかなり広い空間ができますが、SUVにしてはやや物足りなさを感じる人もいるでしょう。
一般的なSUVであれば室内にロードバイクやマウンテンバイクを積み込める大きさにできるのが普通です。もちろん、GLBクラスもできます。
2列目シートは40:20:40の独立可倒式で、3列目同様倒し切ることでフラットな空間を作り出す必要があります。
ヘッドレストを外す必要はありませんが、スライドの位置によっては2列目シートを後ろにスライドし直す必要があるかもしれません。2列目全部をシートアレンジすれば、1,680L というほかのSUVと遜色ない大きさの室内空間が誕生します。
奥行きは約1,680mmと長く、ロードバイク、マウンテンバイクはもちろん、スキーやスノーボードも積むことができます。通常アウトドアグッズはルーフキャリアに載せるのが一般的ですが、乗車人数次第では室内に置くこともできるのは大きなメリットと言えるでしょう。固定が甘く落下してしまったりする心配もないので、安心してアウトドアが楽しめます。
3列目シートと同じく独立可倒式のシートなので、必要に応じて生み出せる空間が変わります。長さ1,680mmの奥行きをフルに生かして、乗車定員を維持しつつシートアレンジができるのは大きなメリットです。大人数でのアウトドアならば、オプションの「ルーフキャリア」を装着することもおすすめです。
3列目シートのアレンジだけでもかなり広い空間ができますが、SUVにしてはやや物足りなさを感じる人もいるでしょう。
一般的なSUVであれば室内にロードバイクやマウンテンバイクを積み込める大きさにできるのが普通です。もちろん、GLBクラスもできます。
2列目シートは40:20:40の独立可倒式で、3列目同様倒し切ることでフラットな空間を作り出す必要があります。
ヘッドレストを外す必要はありませんが、スライドの位置によっては2列目シートを後ろにスライドし直す必要があるかもしれません。2列目全部をシートアレンジすれば、1,680L というほかのSUVと遜色ない大きさの室内空間が誕生します。
奥行きは約1,680mmと長く、ロードバイク、マウンテンバイクはもちろん、スキーやスノーボードも積むことができます。通常アウトドアグッズはルーフキャリアに載せるのが一般的ですが、乗車人数次第では室内に置くこともできるのは大きなメリットと言えるでしょう。固定が甘く落下してしまったりする心配もないので、安心してアウトドアが楽しめます。
3列目シートと同じく独立可倒式のシートなので、必要に応じて生み出せる空間が変わります。長さ1,680mmの奥行きをフルに生かして、乗車定員を維持しつつシートアレンジができるのは大きなメリットです。大人数でのアウトドアならば、オプションの「ルーフキャリア」を装着することもおすすめです。
メルセデス・ベンツ 初代GLBクラスのシートアレンジで車中泊はできるか?
メルセデス・ベンツ GLBクラスのシートアレンジが分かったところで、車中泊はできるのかについて迫っていきます。
結論としては何ら問題なくできます。シートアレンジの長さが1,680mmとやや小さいものの、少しかがめば窮屈さを感じるほどのものでもありません。シート全体がフラットなので横になってもストレスを感じにくいのも特徴です。
フロントシート(前席)を操作しなくても十分な広さを確保できる点は、ほかのSUVをはじめとするクルマにはない大きなメリットとも言えます。
ただし、寝心地が快適化と言われれば少々微妙なところです。
あくまでもアウトドア用品を載せるための空間なので、人が寝るような質感にはなっていません。そのため、もし車中泊をするのであれば、マットレスや寝袋などの寝具があったほうがいいでしょう。
また、2列目と3列目のシートのあいだにはわずかながら空間があります。気になるほど広い空間ではないものの、もし気になるのであれば硬めのマットレスなどで橋渡しを兼ねてベッドスペースを作りましょう。
そのほかの機能に関しては快適そのものです。小物類はフロントシート周辺、あるいは2列目シートの足元空間に仕舞えば邪魔になりません。飲み物を置くドリンクホルダーやデバイスを充電するUSBタップなどもあるため、不便さを感じることもないでしょう。
寝具さえそろえれば車中泊はできるので、車中泊込みの旅行プランを立てても面白いかもしれません。ただし、車中泊に頼りすぎると健康上よくない可能性もあります。特に大柄な人は身をかがめて休む必要があるため、血流が悪くなって身体に不調が起こる可能性も否定できません。あくまでもプランのひとつとして考えるにとどめておきましょう。
結論としては何ら問題なくできます。シートアレンジの長さが1,680mmとやや小さいものの、少しかがめば窮屈さを感じるほどのものでもありません。シート全体がフラットなので横になってもストレスを感じにくいのも特徴です。
フロントシート(前席)を操作しなくても十分な広さを確保できる点は、ほかのSUVをはじめとするクルマにはない大きなメリットとも言えます。
ただし、寝心地が快適化と言われれば少々微妙なところです。
あくまでもアウトドア用品を載せるための空間なので、人が寝るような質感にはなっていません。そのため、もし車中泊をするのであれば、マットレスや寝袋などの寝具があったほうがいいでしょう。
また、2列目と3列目のシートのあいだにはわずかながら空間があります。気になるほど広い空間ではないものの、もし気になるのであれば硬めのマットレスなどで橋渡しを兼ねてベッドスペースを作りましょう。
そのほかの機能に関しては快適そのものです。小物類はフロントシート周辺、あるいは2列目シートの足元空間に仕舞えば邪魔になりません。飲み物を置くドリンクホルダーやデバイスを充電するUSBタップなどもあるため、不便さを感じることもないでしょう。
寝具さえそろえれば車中泊はできるので、車中泊込みの旅行プランを立てても面白いかもしれません。ただし、車中泊に頼りすぎると健康上よくない可能性もあります。特に大柄な人は身をかがめて休む必要があるため、血流が悪くなって身体に不調が起こる可能性も否定できません。あくまでもプランのひとつとして考えるにとどめておきましょう。
メルセデス・ベンツ GLBクラスのシートアレンジについて紹介しました。
機能性が高く、広々とした室内空間で車中泊までできてしまう優れものであることがわかりました。
普段からアレンジしておいたほうがいい3列目シートとあわせて、2列目シートのアレンジを駆使して存分にGLBクラスを使い倒しましょう。どこまでも一緒に行けるポテンシャルを秘めた、高級SUVという異色の存在です。
※2021年7月現在
機能性が高く、広々とした室内空間で車中泊までできてしまう優れものであることがわかりました。
普段からアレンジしておいたほうがいい3列目シートとあわせて、2列目シートのアレンジを駆使して存分にGLBクラスを使い倒しましょう。どこまでも一緒に行けるポテンシャルを秘めた、高級SUVという異色の存在です。
※2021年7月現在