マツダ好調の立役車はどちらが買い?CX-3とCX-5の選び方

CX-5

近年、その評価と人気が高まっているマツダ。そのマツダの好調を象徴するかのように同社の展開するSUV、CX-3およびCX-5の人気が高まっています。コンパクトクロスオーバーでありながらディーゼルエンジンを装備し、トルクフルな走りと経済性を両立しているマツダ CX-3。好調マツダの立役者の2台ですが、どのようなモデルなのか。その内容と特徴に迫ってみるとしましょう。

また、この2車種は、CX-3が237.6万円~302.4万円、CX-5が244.6万円~348.9万円と、価格帯が似通っていて、どちらを買うか迷う人もいることでしょう。そんな2台を比較してみました。

Chapter
CX-3とCX-5 それぞれのターゲット
CX-3とCX-5の各グレードの走行スペック
動力性能の違い
CX-3とCX-5、ボディサイズによる違い
CX-3とCX-5のエクステリアと内装
CX-3とCX-5の中古相場と大幅値引きを狙うコツ
CX-3とCX-5の選び方のポイント

CX-3とCX-5 それぞれのターゲット

CX-3

CX-3の登場は2015年。マツダはSKYACTIVE技術が軌道に乗り、メーカーそのものへの評価が高まっていました。特に躍進の要因となったCX-5は、SUV人気にも乗って好調な売上を記録。とはいえ、「もう少しコンパクトなSUVを」の声もありました。そこで登場したのがCX-3です。

全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mmのボディは、CX-5よりもひと回りコンパクトになったCX-3。

さらにCX-3はディーゼルエンジンのみのラインナップになりました。CX-5のおかげでクリーンディーゼルが脚光を浴びたことに呼応するように、CX-3ではディーゼルエンジンのみという思い切った展開をマツダは始めたのです。

ターゲットは、30代の「時代の最先端を行くカスタマー層」で、コンセプトとしては「既成概念や常識に捉われず,この価値の実現に徹底的にこだわり抜く」ことでした。

CX-5

CX-5の登場は2012年。CX-7の事実上の後継車種になります。

この頃、マツダはSKYACTIVEに力を入れており、CX-5もSKYACTIVEシャシーやSKYACTIVEボディなど、SKYACTIVE技術を惜しみなく投入。コンパクトクラスにディーゼルエンジン搭載というムーブメントを、日本国内に生み出しました。

それまで日本国内での乗用車向けディーゼルエンジンは敬遠されていました。経済的ではあるものの排出ガス等の影響もあり、あまり良いイメージを持たれていなかった点や、「低燃費=ハイブリッドカー」といったようなイメージも定着しつつあったため、欧州とは裏腹に、国内ではディーゼルエンジンの車はトラック程度しか見かけなくなっていました。

そのような状況下でCX-5の投入が決まりましたが、単に”ディーゼル”ではなく、”クリーンディーゼル”と銘打ち、従来のディーゼルエンジンとは違うことをアピール。これが功を奏し、CX-5は2012年のSUV国内販売台数1位を記録。SUV人気を決定付けただけではなく、ディーゼルエンジンそのもののイメージも一新したのです。

事実、CX-5のヒットを受け、他のメーカーからもディーゼルエンジン搭載車がラインナップされるようになりました。

CX-3とCX-5の各グレードの走行スペック

CX-3

【CX-3】

  XD XD Touring XD Touring L Package
駆動方式 2WD/4WD 2WD/4WD 2WD/4WD
エンジン S5-DPTS型(ディーゼルエンジン) S5-DPTS型(ディーゼルエンジン) S5-DPTS型(ディーゼルエンジン)
最大出力 77kW(105ps)/4,000rpm 77kW(105ps)/4,000rpm 77kW(105ps)/4,000rpm
最大トルク 270N・m(27.5kgf・m)/1,600-2,500rpm 270N・m(27.5kgf・m)/1,600-2,500rpm 270N・m(27.5kgf・m)/1,600-2,500rpm
トランスミッション 6EC-AT/6MT 6EC-AT/6MT 6EC-AT/6MT
燃費(JC08モード) 23.0〜25.0km/L 21.0〜25.0km/L 21.0〜25.0km/L
新車価格(税込) ¥2,376,000(2WD)
¥2,592,000(4WD)
¥2,592,000(2WD)
¥2,828,800(4WD)
¥2,808,000(2WD)¥3,024,000(4WD)

CX-3のスペックについては、エンジン、最大出力、最大トルクは各モデル統一されており、基本的なスペックは変わりません。しかし、内装に大きな違いがあります。

ベースグレードのXDはブラックを基調としたモノトーンのインテリア、"XD Touring"はエアコントローラーの横にバイオレットカラーを採用し、シックなデザインとなっています。

"XD Touring L package"はダッシュボードの横に、ホワイトカラーを採用しており、よりラグジュアリーなデザインとなっています。また、最上級グレードということもあり、シフトレバーな部分にも抜かりなく、ステンレスメッキが採用され、より作り込まれたデザインとなっています。

CX-5


  XD PROACTIVE XD L Package
駆動方式 2WD/4WD 2WD/4WD 2WD/4WD
エンジン SH-VPTS型(ディーゼルエンジン) SH-VPTS型(ディーゼルエンジン) SH-VPTS型(ディーゼルエンジン)
最高出力 129kW(175ps)/4,500rpm 129kW(175ps)/4,500rpm 129kW(175ps)/4,500rpm
最大トルク 420N・m(42.8kgf・m)/2,000rpm 420N・m(42.8kgf・m)/2,000rpm 420N・m(42.8kgf・m)/2,000rpm
トランスミッション 6EC-AT 6EC-AT 6EC-AT
燃費(JC08モード) 18.0〜18.4km/L 18.0〜18.4km/L 18.0〜18.4km/L
新車価格(税込) ¥2,835,000(2WD)¥3,061,800(4WD) ¥2,937,600(2WD)¥3,164,400(4WD) ¥3,261,600(2WD)
¥3,488,400(4WD)

CX-5もCX-3の場合とほぼ同様ですが、CX-5では便利機能により新品価格に差が出ているようです。

XDをベースグレードとし、”XD PROACTIVE”には、レーンキープブレーキングシステムや、ブラインドスポットモニタリング、LEDヘッドライトなどの安全運転を行う上で大切となる危険認知支援システムが搭載されています。

”XD L Package”にはさらに便利な誤発進制御機能やリアパーキングセンサー、ステアリングスイッチなどの安全運転装備が揃っています。そのため、新車価格にも大きな差があります。

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