マツダ 3代目アクセラスポーツの中古価格・燃費|決して燃費特化モデルではない!

アクセラスポーツ

※この記事には広告が含まれます

今回は、マツダ 3代目アクセラスポーツのスペック・装備・中古価格・燃費など詳しく紹介していきます。2013年11月に3代目アクセラが発売され、「セダン」と「スポーツ」、「ハイブリッド」の3グレードを設定しました。これらグレードの中から、3代目アクセラスポーツに注目して解説していきましょう。
Chapter
マツダ アクセラスポーツ登場
マツダ 3代目アクセラ セダン・スポーツ・ハイブリッドを比較!
マツダ 3代目アクセラ セダンの特徴は?
マツダ 初代アクセラスポーツ
マツダ 2代目アクセラスポーツ
マツダ 3代目アクセラスポーツ
マツダ 4代目アクセラスポーツあらためMAZDA3
マツダ 3代目アクセラスポーツの走行スペック
マツダ 3代目アクセラスポーツの安全装備
マツダ 3代目アクセラスポーツのグレード比較
廉価版のC
標準装備のS
XD限定装備あり!アクセラスポーツ最高級装備
アクセラスポーツの経済性
マツダ 3代目アクセラスポーツの口コミ・評価
マツダ アクセラスポーツの中古価格

マツダ アクセラスポーツ登場

マツダ アクセラは、長年マツダを支えてきたファミリアの後継車種です。1972年の登場以降、5ナンバーサイズを保っていたファミリアは、2003年にアクセラへとモデルチェンジされた際、3ナンバーへと大型化しました。 

日本市場だけではなく、欧米市場も見越してのものですが、欧州では激戦区のサイズ、いわゆる「Cセグメント」に属し、ライバルはフォルクスワーゲン ゴルフやプジョー 307など、世界的に評価の高い車種と真っ向勝負する形となりました。

ライバル車のラインアップから、当初は苦戦が予想されていましたが、走りにこだわる欧州ユーザーの心をつかみ、2004年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーではゴルフと並んで同率2位を獲得。2006年8月には国内生産100万台を突破。3年2ヵ月での達成はマツダ車として歴代最短記録です。

バブル期、多チャンネル化に失敗し長らく低迷が続いていたマツダですが、アテンザとアクセラによって危機を脱しました。

マツダ 3代目アクセラ セダン・スポーツ・ハイブリッドを比較!

先にマツダ 3代目アクセラには、セダン・スポーツ・ハイブリッドがあると述べましたが、両車の違いはというと、まずはサイズが挙げられます。

アクセラセダン
全長4,580mm×全幅1,795mm×全高1,455mm~1,465mm

アクセラスポーツ
全長4,460mm×全幅1,795mm×全高1,470mm~1,480mm

アクセラハイブリッド
全長4,580mm×全幅1,795mm×全高1,455mm

上記を見ると、セダンとハイブリッドは長くて低いフォルムとなっています。次に、燃費を比較してみましょう。

アクセラセダン:19.2〜19.6km/L
アクセラスポーツ:19.2〜21.6km/L
アクセラハイブリッド:28.0〜30.8km/L

ハイブリッドモデルは当然ですが一番燃費が良いです。セダンとスポーツに関しては、セダンはガソリンエンジンのみ、スポーツはガソリンとディーゼルエンジン搭載のモデルがあるため、セダンに比べると少し燃費が良くなります。

マツダ 3代目アクセラ セダンの特徴は?

マツダ 3代目アクセラにはアクセラセダンとアクセラスポーツ、アクセラハイブリッドの3グレードが用意されており、車体の大きさや燃費が異なることがわかりました。その他にはどのような違いがあるのでしょうか。まずアクセラハイブリッドは、アクセラセダンに設定されたハイブリッドモデルを指します。

そのため、アクセラスポーツには、ハイブリッドモデルが設定されていません。アクセラセダンは、5ドアのアクセラスポーツより一回り小さい4ドアで、マツダの新技術であるSKYACTIV-G1.5というエンジンを積んでいます。

機種は15Cと15Sの二つで、駆動は2WDと4WDの2種類。さらに変速機は、MT1種類とAT2種類を用意していることから、全6種に分かれた価格が設定されています。

マツダ 初代アクセラスポーツ

マツダ 初代アクセラスポーツ(BK型)は、ファミリアの後続車種として2003年に登場。車体サイズは、全長4,400mm~4,485mm×全幅1,745mm~1,765mm×全高1,465mm~1,510mmです。

マツダでは小型乗用車として分類している初代のアクセラスポーツですが、他社に比べると一回り大きく、ミドルセダン並みのゆったりした車内環境が特徴です。発売から3年で累計生産台数が100万台を突破し、マツダでは異例の早いスピードでの記録更新となりました。

その後、発売開始から5年で累計生産台数が200万台を突破、更に5年後には累計生産台数が300万台を突破したことでも知られていて、日本国内だけでなく海外での市場拡大に尽力したのが初代のアクセラスポーツです。

マツダ 2代目アクセラスポーツ

2009年に発売されたマツダ2代目アクセラスポーツ(BL型)の車体サイズは、全長4,460mm~4,490mm×全幅1,755mm×全高1,465mm~1,505mmです。

燃費が先代に比べて15%以上向上した事に加え、安全面では急ブレーキをした際に役立つエマージェンシー・シグナル・システムを搭載したことで、より快適な走行が日々実現出来るように改善が進められました。

マツダ 3代目アクセラスポーツ

マツダ 3代目モデル(BM/BY系)は2013年に登場。デザインテーマ「魂動」を採用し、初代モデル同様Cセグメントです。

マツダが独自に開発したSKYACTIVE技術もふんだんに取り入れられており、ディーゼルエンジンモデルも用意。マツダの車は格好良いと評判ですが、その評判に違わぬシルエットは、クラス以上の質感でマツダのイメージが変わったという人も多いです。

車体だけを見ると欧州車のようなフォルムとなっていますので、街を走っているアクセラスポーツを見て「格好良い」と思ったり、輸入車と間違える人もいるとか。新車はもちろんですが、中古車市場でも高い人気を集めているモデルです。

マツダ 4代目アクセラスポーツあらためMAZDA3

2019年5月には、マツダ 4代目アクセラ(BP系)が登場。マツダが取り組む新世代商品の一つとして開発され、アクセラあらためMAZDA3の名を冠して発売されました。世界初となる新世代ガソリンエンジンを積んだCセグメントです。

MAZDA3が積むガソリンエンジンは、世界で初めて実用化されたSKYACTIV-X。少ない燃料で高効率な燃焼を可能とする圧縮着火を特徴に持ち、ガソリンエンジンならではの伸びの良さとディーゼルエンジンの燃費や加速、反応の良さを併せ持っています。

マツダ 3代目アクセラでは、セダンとスポーツ、ハイブリッドの3グレードが用意されていましたが、新型となるマツダ MAZDA3は、4ドアのセダンとスポーツタイプにあたる5ドアのファストバックを設定。

両グレードともに、SKYACTIV-Xがもたらす走りの気持ちよさと楽しさを魅力に持ち、さらにマイルドハイブリッドシステム「M Hybrid」を採用することで、走りの滑らかさと燃費の良さを兼ね備えています。

マツダ 3代目アクセラスポーツの走行スペック

アクセラスポーツには、1.5Lのガソリンエンジンと1.5L・2.0Lのディーゼルエンジンが設定されています。ガソリンとディーゼルでは走行性能に大きな差があるので簡単に見てみましょう。スペック上の大きな違いは最高出力と最大トルクを発生する回転域の違いで、ディーゼルはガソリンに比べて低回転域で最大トルクを発生します。

トルクは簡単に言うとエンジンの回転力、すなわちタイヤをどれだけの力で回転させるかと言った値で、例えば信号待ちからのゼロ発進ではガソリン車とは比べ物にならないぐらいの力を発揮します。

また、燃費性能にも大きな違いがあり、近年のディーゼル機関は環境にも優しく低回転を多用するディーゼルエンジンは、燃料消費量が少なく燃料が軽油なので、ガソリン代も節約できます。

ただ、ディーゼル機関独特のエンジン音がトラックみたいで気に入らない方も多いのが現実です。しかし一般道では慣れによる影響が多く、乗っているうちに違和感もなくなるでしょう。
  15C/15S/15S PROACTIVE 15XD/15XD PROACTIVE/15XD L Package 22XD PROACTIVE 22XD L Package
駆動方式 2WD(FF) or 4WD 2WD(FF) 2WD(FF) or 4WD 2WD(FF) or 4WD
エンジン 1,500cc 直列4気筒 DOHC 1,500cc 直列4気筒DOHC 直噴ターボ ディーゼル 2,200cc 直列4気筒DOHC 直噴ターボ ディーゼル 2,200cc 直列4気筒DOHC 直噴ターボ ディーゼル
最高出力 kW(PS)/rpm 82(111)/6,000 77(105)/4,000 129(175)/4,500 129(175)/4,500
最大トルク N・m(kgf・m)/rpm  144(14.7)/3,500 270(27.5)/1,600~2,500 420(42.8)/2,000 420(42.8)/2,000
トランスミッション 6AT or 6MT 6AT  6AT  6AT or 6MT

マツダ 3代目アクセラスポーツの安全装備

マツダの安全思想でもある「MAZDA PROACTIVE SAFETY(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」が搭載されています。これは、ドライバーが安全に運転できるよう事故のリスクを最小限に抑えることに基づいて考えられたシステムです。

アクセラスポーツにはi-ACTIVSENSEといった運転時にコンピューターによって運転支援をしてくれる技術があります。詳しく見ていきましょう。

危険認知支援

夜間の道路を状況に応じて見やすい状態を作る技術で、アクセラスポーツには左右4ブロックに分かれたLEDを自動で点灯・消灯しヘッドライトによる照射範囲を設定。これまで見えにくかった部分までライトが照射され、より夜間の視野を広げることで危険を未然に発見することができます。

衝突回避支援

前方に設置されたカメラによって歩行者又は前方車両を認識し、自動でブレーキを掛ける技術です。人間が見落としてしまった衝突の危険性をコンピューターが察知し、自動でブレーキを掛けることで、衝突を避けたり被害を軽減したりします。 

また、AT車には超音波センサーを用いて誤発信を制御するシステムも備わっており、前方や後方に障害物がある状況で急発進・急加速を制御し、衝突を避けます。

道路情報支援

走行中にカメラによって道路標識を読み取りディスプレイ上に速度制限や進入禁止と言った情報を表示。標識の見落としを軽減します。

危険認知支援

リアバンパー内に設置されたレーダーによって後方から接近する車両を検知し、車線変更時の安全確認をサポートします。また車線逸脱を回避するシステムもあり、逸脱を検知するとアラームで知らせてくれます。

運転技術支援

高速運転時などにドライバーの疲れを軽減するため、先行車を検知し速度差や車間距離をレーダーで認識し、一定の車間距離を保ったまま追従走行を可能にします。

これらの安全技術を採用することによって、見落としてしまった危険や迫っている危険に、コンピューターがブレーキを掛けたりアラームを鳴らしたりすることによって、未然に事故の危険を回避したり軽減したりします。

マツダ 3代目アクセラスポーツのグレード比較

アクセラスポーツにはいくつかグレードがありますが、大きく分類すると「15」「20」「XD」という3種類のエンジンと、「C」「S」「ツーリング」「Lパッケージ」という装備が違う4種類のグレードです。数字に関しては排気量を表しており、15は1.5L。20は2.0Lを指しています。

廉価版のC

「C」は15にのみ用意されたモデルで、こちらがアクセラスポーツの最廉価グレードになります。176万円と、走行性を考えるとまさに「破格」な車体価格。燃費はATが20.4km/L、MTが19.2km/L。

装備に関しては必要最小限といった所ですが、いろいろとカスタマイズしたい人や、コストパフォーマンスを重視する人にとっては良いモデルとなっています。

標準装備のS

「S」には、Cの装備に加えてコマンダーコントロールや7インチセンターディスプレイ、左右独立式フルオートエアコンが装備されています。マツダとしては「廉価版のC」「標準装備のS」という位置付けでしょう。

上質な装備のツーリング

「15」にせよ「20」にせよ、Sには「ツーリング」「Lパッケージ」というグレードがあります。ツーリングは「S」の装備に加えてディスチャージヘッドランプ/LEDリアコンビランプ&ユニット/フロントフォグランプ/アクティブ・ドライビング・ディスプレイを装備。

さらに上質な装備のLパッケージ

「Lパッケージ」はこれらに運転席6wayパワーシート、運転席と助手席にシートヒーターが用意されているなど、より上質感のある装備となっています。ただしLパッケージは「20」にのみ用意されているモデルになります。

XD限定装備あり!アクセラスポーツ最高級装備

アクセラスポーツXDはディーゼルモデルです。車体価格は306万円と最も高いグレードになりますので、装備も豪華です。電動スライドガラスサンルーフやBOSEサウンドシステムなど、XDだけの物もあれば、電動パワーシートやシートヒーターなど「Lパッケージ」に用意されていた装備も用意されています。

「ディーゼルが高い」と思っている人もいるかもしれませんが、高級アイテムを多く装備していますので、値段相応といった所でしょうか。むしろこの価格で燃料費が安い軽油という点を考慮すると、コストパフォーマンスはガソリン車よりも優れているかもしれません。

アクセラスポーツの経済性

アクセラスポーツの車体価格は、176万円から255万円。燃費が17.8km/Lから19.4km/Lです。燃費を見ると、昨今のハイブリッドカーや軽自動車と比べるとあまり良くないと思われるかもしれませんが、車体価格そのものの安さは魅力でした。

元々アクセラスポーツは経済性ではなく走りを売りにしており、コンパクトカーやハイブリッドカーよりも走る楽しさがあります。その上でこの燃費は、実はかなり素晴らしいと言えるでしょう。「走りの楽しさ+経済性」で考えると、唯一無二の魅力があるモデルと言っても良いかもしれません。

マツダ 3代目アクセラスポーツの口コミ・評価

アクセラスポーツに実際に乗っている方の口コミや評価を見てみましょう。 

【良い点】
エクステリアデザインが他にないお洒落な作り。
ハンドリングが良くコーナリングもスムーズ。
足回りも良く乗っていて疲れない。

乗り心地や走行性能に関しては良い口コミが多いです。欧州に目を向けたお洒落なデザインも高い評価を得ていますね。

【悪い点】
車幅が大きいので、狭い道では気を遣う。
ロードノイズが大きい。
ディーゼル車は、独特のエンジン音が気になる。
マツダの純正ナビの使い勝手が悪い。

Cセグメントを意識したコンパクトな作りですが、3ナンバーの車幅があるため、狭い道のすれ違いに気を遣うと言った意見がありました。また、マツダの純正ナビの操作性についてはあまり良くないようです。

マツダ アクセラスポーツの中古価格

大手中古車情報サイトによると、以下のような中古相場となっています。


初代モデル2代目モデル3代目モデル
在庫数75台246台1,158台
最低価格7万円10万円38万円
最高価格98万円138万円265.9万円
平均価格27万円52.1万円140.3万円
※ 2020年6月時点
販売店や地域等によって価格が異なりますが、年式やカラーにこだわりがない限り、求めているアクセラスポーツを見つけることは難しくありません。また、MAZDA3ファストバックは、中古車であれば189.8万円~358万円の間で取引されています。2019年5月に発売されたこともあり、2020年6月時点で安く購入することは難しそうです。

初代と2代目は年数の経過と共に3代目以上に値下げされている場合がありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。中古車市場では初回車検を過ぎた辺りからちらほらと数が出回るようになりますので、現状では先代の3代目モデルの数が一番多いです。

初代モデルに関しては2003年の登場になりますので、数も減少傾向で走行距離もそれなりの数字となっています。その分リーズナブルに購入出来ますので、「リーズナブルなアクセラスポーツ」と思ったら、初代モデルの中古車もアリです。
2013年11月に発売された3代目アクセラスポーツは、マツダが独自に開発したSKYACTIVE技術の搭載やフォルムのカッコ良さ、豊富な安全性能が特徴に挙げられます。多くの特徴の中でも、スポーツの名を冠していることからハンドリング性能や足回りの良さは一級品。クルマに走る楽しさを求める方にはぴったりな一台です。

現在は4代目にあたるMAZDA3が発売されたため、3代目アクセラスポーツを新車で手に入れることはできませんが、状態の良いモデルであれば中古車でも快適なカーライフを楽しむことができるでしょう。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細