新型ジムニーの内装・インパネを徹底解説!ライトクロカン4WDの最先端メカニカルデザインとは!?【JB64型】

3代目JB23型が乗用車ライクでSUV的なデザインアプローチをしていたのに対して、新型ジムニーのJB64型は2代目ジムニーに先祖返りしたようなインパネ(内装)の意匠を採用しています。

文/写真・山崎 友貴

操作・情報の視認性の良さとも抜群な内装

さて、インターフェイスとして重要なインパネですが、その点で言えばジムニーのそれは秀逸です。まずメーターは、アナログ指針のため、前方から目を移してもすっと情報が目に入ります。様々な情報が同時に表示される昨今の液晶タイプに比べると、余計なものが目に入りません。

マルチインフォメーションディスプレイも、同時に多数の情報を同時に表示するのではなく、階層を増やしてスイッチで選択できるようにしています。そのため、知りたい情報だけが見られるという感じがします。

ちなみに、マルチインフォメーションディスプレイはXCに採用されるドットディスプレイと、XL・XGに採用されるセグメントディスプレイの2種類があり、情報の表示内容や位置が異なります。

エアコンは昔ながらのロータリースイッチのマニュアルタイプ(XG)と、デジタル表示を採用したフルオートタイプ(XC・XL)が設定されます。撮影車両はXCですので、フルオートタイプが装着されていました。マニュアルエアコンの方が、レトロ感が漂っています。

しかし、使い勝手はフルオートエアコンの方が上と言えるでしょう。ただ操作と機能が直感的に分かるのは、マニュアルタイプです。

ちなみに先代では、ドアパネルにウィンドウスイッチがありました。それだとオフロードの走行中に脚がスイッチに当たる事例があったため、中央に移されました。結果、ドライバーの足回りがグッと広くなっています。

スイッチ類はグローブをした状態でも操作しやすいように、大きめに作られているのもジムニーならではです。

ただし、料金所などで窓を開閉する時に、どうしてもスイッチの操作のために身体を前傾させるというアクションが発生するため、必ずしも好評ではないようです。

ステアリングホイールには、XCのみにオーディオやクルーズコントロールのためのスイッチが付きます。純正オーディオを装着した場合、このスイッチで選局や音量調整が可能になります。

エアコンの吹き出し口は、センター部が方形、サイドが円形となっています。サイドが円形なのは、ウィンドウが曇った時に、吹き出し口を瞬時に向けることができるからです、また一度に多くの風が噴出します。

アシストグリップは、あまり使うシーンがないのですが、凹凸の多い悪路を走行する時、助手席のパッセンジャーの身体を支えるのに有効です。身体の前後の揺れを抑えられるので、疲労感も軽減できます。前述の通り、ここに物を入れたり、物をかけたりするのは危険なので避けましょう。

ちなみに、現状ではオーディオスペースの周囲を飾る「オーディオガーニッシュバンパー」「本革ステアリングホイールカバー」以外のインパネ用オプションは設定されていません。ですが、今後はカーボン調やウッド調の装飾パネルが設定されるかもしれないという情報もあるようです。

山崎 友貴|やまざき ともたか

四輪駆動車専門誌、RV誌編集部を経て、フリーエディターに。RVやキャンピングカー、アウトドア誌などで執筆中。趣味は登山、クライミング、山城探訪。小さいクルマが大好物。

山崎 友貴|やまざき ともたか