新型ジムニー(JB64型)のボディサイズ(全長・車幅・全高)を徹底解説
更新日:2024.09.09
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新型のJB64型ジムニーは、先代のJB23型と比較すると、実はボディサイズという点ではそれほど大きく変わっていません。ですが、軽自動車枠を最大限活かした空間設計により、居住性や使い勝手が大幅に向上しています。
文/写真・山崎 友貴
文/写真・山崎 友貴
新型ジムニー(JB64型)は全長・車幅・全高などの細部のサイズを改善
デザインという点では、新旧まるで異なっているジムニーですが、各部をじっくり見てみましょう。まずはボディサイズから…
■ 新型ジムニーのボディサイズ:全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,725㎜
■ 旧型ジムニーのボディサイズ:全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,715㎜
実はボディサイズで変わっているのは全高のみで、従来比で+10㎜。これは計測ポイントが新旧で異なるため、実際のルーフ高の差は20㎜程度です。
ただし、タイヤのサイズアップによるところもありますので、アッパーボディーのサイズが大きく変化しているということではありません。
■ 新型ジムニーのボディサイズ:全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,725㎜
■ 旧型ジムニーのボディサイズ:全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,715㎜
実はボディサイズで変わっているのは全高のみで、従来比で+10㎜。これは計測ポイントが新旧で異なるため、実際のルーフ高の差は20㎜程度です。
ただし、タイヤのサイズアップによるところもありますので、アッパーボディーのサイズが大きく変化しているということではありません。
その他、ホイールベースとトレッドは旧型と変わっていません。
■ 新型ジムニーのホイールベース(旧型ジムニーも同様)
2,250mm
■ 新型ジムニーのトレッド(旧型ジムニーも同様)
前:1,265mm 後:1,275mm
これは、軽自動車枠という限定された条件の中で、従来から最大限のサイズを確保していたからだと言えます。しかし、ユーザーがなかなか見えない部分で変化はあります。
例えば、前席のアクセルペダルからヒップポイントまでの距離は+30㎜、前席と後席間の距離は+40㎜拡大しています。これは、室内空間の居住性がアップしたことを示しています。
■ 新型ジムニーのホイールベース(旧型ジムニーも同様)
2,250mm
■ 新型ジムニーのトレッド(旧型ジムニーも同様)
前:1,265mm 後:1,275mm
これは、軽自動車枠という限定された条件の中で、従来から最大限のサイズを確保していたからだと言えます。しかし、ユーザーがなかなか見えない部分で変化はあります。
例えば、前席のアクセルペダルからヒップポイントまでの距離は+30㎜、前席と後席間の距離は+40㎜拡大しています。これは、室内空間の居住性がアップしたことを示しています。
次に室内寸法を見てみましょう。
■ 新型ジムニー:室内長1,795mm×室内幅1,300mm×室内高1,200mm
■ 旧型ジムニー:室内長1,685mm×室内幅1,220mm×室内高1,210mm
室内長+110㎜・室内幅+80㎜・室内高-10㎜と、全体的にみれば大幅に拡大していることが分かります。さらに前席のヘッドクリアランスは前席+50㎜・後席+40㎜と、こちらも大幅に改善されていることが分かります。
つまり、旧型から新型でボディサイズは異なっていなくても、室内の空間改善がなされており、居住性やスペースユーティリティーはグッと向上しているのです。
■ 新型ジムニー:室内長1,795mm×室内幅1,300mm×室内高1,200mm
■ 旧型ジムニー:室内長1,685mm×室内幅1,220mm×室内高1,210mm
室内長+110㎜・室内幅+80㎜・室内高-10㎜と、全体的にみれば大幅に拡大していることが分かります。さらに前席のヘッドクリアランスは前席+50㎜・後席+40㎜と、こちらも大幅に改善されていることが分かります。
つまり、旧型から新型でボディサイズは異なっていなくても、室内の空間改善がなされており、居住性やスペースユーティリティーはグッと向上しているのです。
新型ジムニー(JB64型)とシエラのサイズ(大きさ)は何が違う?
ジムニーの普通車サイズであるジムニーシエラは、旧型のJB43型と比べると走行性能で大きな進化が見られるため、市場でも人気となっています。2019年11月現在で、納車まで2年待ちという状態。
一見すると、ジムニーにワイドフェンダーを装着しただけにも見える新型ジムニーシエラですが、どんなところが違っているのでしょうか。まずジムニーとの比較をする前に、新旧シエラの比較をしてみましょう。
一見すると、ジムニーにワイドフェンダーを装着しただけにも見える新型ジムニーシエラですが、どんなところが違っているのでしょうか。まずジムニーとの比較をする前に、新旧シエラの比較をしてみましょう。
■ 新型ジムニーシエラのボディサイズ:全長3,550㎜×全幅1,645㎜×全高1,730㎜
■ 旧型ジムニーシエラのボディサイズ:全長3,600㎜×全幅1,600㎜×全高1,710㎜
従来比で、全長-50㎜・全幅+45㎜・全高+20㎜となっています。さらにトレッドでは前後+40㎜・最低地上高+20㎜、それぞれ拡大されています。
■ 新型ジムニーシエラのトレッド:前1,395mm×後1,405mm
■ 旧型ジムニーシエラのトレッド:前1,355mm×後1,365mm
■ 新型ジムニーシエラの最低地上高:210mm
■ 旧型ジムニーシエラの最低地上高:190mm
室内寸法も比較してみましょう。
■ 旧型ジムニーシエラのボディサイズ:全長3,600㎜×全幅1,600㎜×全高1,710㎜
従来比で、全長-50㎜・全幅+45㎜・全高+20㎜となっています。さらにトレッドでは前後+40㎜・最低地上高+20㎜、それぞれ拡大されています。
■ 新型ジムニーシエラのトレッド:前1,395mm×後1,405mm
■ 旧型ジムニーシエラのトレッド:前1,355mm×後1,365mm
■ 新型ジムニーシエラの最低地上高:210mm
■ 旧型ジムニーシエラの最低地上高:190mm
室内寸法も比較してみましょう。
■ 新型ジムニーシエラの室内の大きさ:室内長1,795㎜×室内幅1,300㎜×室内高1,200㎜
■ 旧型ジムニーシエラの室内の大きさ:室内長1,690㎜×室内幅1,220㎜×室内高1,210㎜
室内長+40㎜・室内幅+80㎜・室内高+10㎜と、新旧ジムニー以上にシエラは車内が広くなっていることが分かります。エンジンも大幅に進化して、動力性能が向上しているわけですから、シエラの進化が販売台数増加に繋がっているのは確かです。
■ 旧型ジムニーシエラの室内の大きさ:室内長1,690㎜×室内幅1,220㎜×室内高1,210㎜
室内長+40㎜・室内幅+80㎜・室内高+10㎜と、新旧ジムニー以上にシエラは車内が広くなっていることが分かります。エンジンも大幅に進化して、動力性能が向上しているわけですから、シエラの進化が販売台数増加に繋がっているのは確かです。
ではジムニーと比べるとどうでしょうか。
ボディサイズはジムニーが全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,725㎜、シエラは全長3,550㎜×全幅1,645㎜×全高1,730㎜と一回り大きくなっています。さらに、トレッドも前後ともにシエラの方が+130㎜ワイド化されています。
しかし室内寸法で見てみると、まったく同じ(ジムニーXGのみ室内長が25㎜短い)なのです。つまり、ジムニーとシエラのサイズ差は、走行性能のためであり、スペースユーティリティーに影響しないということです。
ボディサイズはジムニーが全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,725㎜、シエラは全長3,550㎜×全幅1,645㎜×全高1,730㎜と一回り大きくなっています。さらに、トレッドも前後ともにシエラの方が+130㎜ワイド化されています。
しかし室内寸法で見てみると、まったく同じ(ジムニーXGのみ室内長が25㎜短い)なのです。つまり、ジムニーとシエラのサイズ差は、走行性能のためであり、スペースユーティリティーに影響しないということです。
新型ジムニー(JB64型)は唯一無比な存在だけにライバルとサイズで比較できない!?
三菱のパジェロミニが絶版となった今、ジムニーという車種に直接的なライバルはいないと言えます。軽自動車パッケージに、他車では真似出来ない悪路走破性と、道具感に溢れたスタイリングを実現した同車は、まさに唯一無比な存在です。
ジムニーのライバルを敢えて探すとしたら、トールワゴンのクロスオーバーです。具体的な車種を挙げるとしたら、ハスラーやekクロスなどです。
これらは本来、他のクロスオーバーとプラットフォームなどを共有し、しかもスタイルも居住性を重視したモデルなので、もちろんスペースユーティリティは上です。
例えば、ekクロスの車内寸法は…
車内長2,065㎜×車内幅1,340㎜×車内高1,270㎜
ジムニーに比べて一回り大きくなっています。もし居住性や実用性を優先させるなら、ジムニーは選択肢としてふさわしくありません。
ジムニーの場合は、悪路走破性という大きな命題が持たされています。路面からの大きな入力(衝撃)を吸収し、長期間の耐久性を実現するラダーフレームがあるお陰で、ジムニーはハードなオフロードを走れます。
しかし、シャシー一体型のモノコックボディと比べるとスペースを余分に取ることになります。また、大きな入力やヒットに耐えて、しかも凹凸に合わせてよく動くリジッドアクスル式サスペンションも、一般的なストラット式などの独立懸架式サスペンションと比べるとスペースを取ります。
ジムニーのライバルを敢えて探すとしたら、トールワゴンのクロスオーバーです。具体的な車種を挙げるとしたら、ハスラーやekクロスなどです。
これらは本来、他のクロスオーバーとプラットフォームなどを共有し、しかもスタイルも居住性を重視したモデルなので、もちろんスペースユーティリティは上です。
例えば、ekクロスの車内寸法は…
車内長2,065㎜×車内幅1,340㎜×車内高1,270㎜
ジムニーに比べて一回り大きくなっています。もし居住性や実用性を優先させるなら、ジムニーは選択肢としてふさわしくありません。
ジムニーの場合は、悪路走破性という大きな命題が持たされています。路面からの大きな入力(衝撃)を吸収し、長期間の耐久性を実現するラダーフレームがあるお陰で、ジムニーはハードなオフロードを走れます。
しかし、シャシー一体型のモノコックボディと比べるとスペースを余分に取ることになります。また、大きな入力やヒットに耐えて、しかも凹凸に合わせてよく動くリジッドアクスル式サスペンションも、一般的なストラット式などの独立懸架式サスペンションと比べるとスペースを取ります。
こうしたメカニズムゆえにスペース制限の中で、最大限に居住スペースを確保した新型ジムニーは、決して空間効率が悪いとは言えないのです。
それどころか、新型になってから車中泊がしやすいシートアレンジや、荷室容量を考えれば、実はトールワゴンよりもエンジニアが努力した車なのかもしれません。
それどころか、新型になってから車中泊がしやすいシートアレンジや、荷室容量を考えれば、実はトールワゴンよりもエンジニアが努力した車なのかもしれません。
■ 主要諸元・寸法
全長3,550mm×全幅1,645mm×全高1,730mm
室内寸法:長さ1,795mm×幅1,300mm×高さ1,200mm
ホイールベース:2,250mm
トレッド:前1,395mm×後1,405mm
最低地上高:210mm
全長3,550mm×全幅1,645mm×全高1,730mm
室内寸法:長さ1,795mm×幅1,300mm×高さ1,200mm
ホイールベース:2,250mm
トレッド:前1,395mm×後1,405mm
最低地上高:210mm