スズキ 新型ジムニー(JB64)のカスタム事情を徹底解説!~タイヤのサイズアップやリフトアップ~

スズキ ジムニー

今回は、新型となるスズキ 4代目ジムニー(3BA-JB64W)のカスタム事情について解説していきます。ジムニーの楽しみ方のひとつに「カスタム」があります。

カスタムとは、自分の好みのエクステリア・インテリアを創り上げたり、走行性能などを変えることを言います。ジムニーは旧型の3代目(JB23型)でも、カスタムベースとして非常に人気のあるクルマで、ノーマルのまま乗っている人が少ないくらいなのです。

文/写真・山崎 友貴

Chapter
そもそもスズキ ジムニーってどんなクルマ?
スズキ 新型ジムニーをカスタムすることのメリット・デメリットとは?
スズキ 新型ジムニーの定番カスタムとは?
スズキ 新型ジムニーを中古で買うとどのくらい?

そもそもスズキ ジムニーってどんなクルマ?

ジムニーは世界でも随一の悪路走破性を持つ、本格オフロード4WDです。オフロード走行を見たことがない人には想像がつきにくいかもしれませんが、雪道や荒地などの人間でも歩くのがきついような場所を走ることができるのがジムニーです。

優れた走破性を持っていながら、軽自動車枠に収まる仕様となっており、エンジンは水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボエンジンを採用。スペックは最高出力47kW(64PS)/6,000rpm、最大トルク96Nm(9.8kgm)/3,500となっています。

全長3,395mm×全幅1,475㎜×全高1,725㎜になっているので、林道など狭いところでも走ることができますし、最小回転半径が4.8mと小回りがきくようになっているので、スムーズな切り替えしも可能です。

このコンパクトさとあらゆる悪路にも対応できるということから、根強い人気を誇り長年愛されてきました。そのジムニーが2018年7月に20年ぶりとなるモデルチェンジを行い、新型ジムニーとして登場してから、納車まで1年待ちとも言われるほどの大ヒットを飛ばしたのです。

スズキ 新型ジムニーをカスタムすることのメリット・デメリットとは?

ジムニーをカスタムすることによって、何が変わるのでしょうか。ジムニーは世界でも随一の悪路走破性を持つ、本格オフロード4WDです。オフロード走行を見たことがない人には想像がつきにくいかもしれませんが、人間でも歩くのがきついような場所を走ることができるのがジムニーです。

新型ジムニーはブレーキ・LSD・トラクションコントロールなどの電子デバイスの採用により、ノーマルのままでも高い走破性を身に付けています。しかし、バンパーの形状や最低地上高の高さが重要なオフロード走行では、安全性や走行性能を考慮したノーマル状態では、いささか力不足と言えます。

例えばバンパー形状ですが、歩行者保護の性能を持たせてある新型ジムニーのフロントバンパーは、従来よりもかなり大型になってしまいました。登り斜面に入る時などに必要なアプローチアングルは従来よりも増えているとはいえ、地形によっては下部が引っかかってしまいます。これはリアバンパーも同様です。 

障害物を越える時に必要となるランブレイクオーバーアングルも、 最低地上高をもっと稼げれば、さらにオフロードで有利となります。

こうした対地障害角、いわゆる「3アングル」を稼ぐことが、ジムニーのエクステリアパーツの主眼となっているのです。可能な限りシェイプした前後バンパーを装着し、フロントの足回りを障害物へのヒットから守るスキッドプレートを装着し、最低地上高をアップするサスペンションや大径タイヤを装着するのが基本となっています。

動力性能の向上を目的としたチューニングも、ジムニーカスタムの定番です。ジムニーは軽自動車のため、660ccエンジンでいかに中低速トルクを太くし、高回転までスムーズに回るかがポイントとなります。

そのための第一歩が、排気系の改善です。簡単に言えば、マフラーの交換によって排気効率を改善し、オン・オフどちらでもスムーズに走れるようにするのです。

それでも飽き足らない人は、スープアップ。つまりエンジン回りのチューニングを行います。例えばよりスムーズに吸排気を行うパイプを付けたり、インタークーラーのコアやエアクリーナー・エアチャンバーなどを大型化したりします。

さらにエンジンの回転を司るコンピューター(ECU)を交換することもあります。ここまで行うとドライブフィールは見違えるように変わるのです。

もちろん、ここまでカスタムを行う人は少ないのですが、前後バンパーを交換し、大径タイヤを装着し、リフトアップサスペンションを装着するというメニューは、決して特別ではありません。最近ではオフロードを走らない人でも、こうしたパーツを装着したジムニーのエクステリアを好んで、カスタムを行う人が増えています。

しかし、カスタムを行う場合は、知っておかなければならないこともあります。まず大径タイヤ。特にオフロード向けのマッドタイヤを装着した場合は、それだけで燃費が何パーセントか悪化する傾向にあります。

見た目がゴツゴツしてカッコ良く、オフロードで高い性能を発揮するマッドタイヤですが、ころがり抵抗という点では不利だからです。またノーマルタイヤよりも重量も増加します。ホイールもインチアップするので、なおさらのことです。これに付随して、乗り心地も若干悪くなってしまいます。

またサスペンションでリフトアップした場合は、ノーマルよりも走行時のフィーリングが悪くなる場合があります。オンロード性能を重視したサスペンションは例外ですが、オフロード重視のサスペンションは「よく動くこと」が重要になってきます。

そのため、舗装路でのスタビリティや旋回性がトレードオフとなっているサスペンションもあり、高速走行やコーナリングではユラユラとした乗り心地になることもあります。

昨今、アフターマーケットで販売されているジムニー用のリフトアップサスペンションは、もちろんオン・オフのバランスを考慮した商品が多いのですが、購入する場合はその商品の特性を十分に把握する必要があるでしょう。

またカスタムをした新型ジムニーは、一部のスズキ系正規販売店で保証・メンテナンス・車検が受けられなくなるというリスクもあります。カスタムをする場合は、パーツの取り付けだけでなく、整備や車検も含めて面倒を見てくれる専門ショップを探した方が良いでしょう。

数多くの専門ショップがありますが、その中のひとつにハイブリッジファーストというショップがあります。ハイブリッジファーストでは、走りにこだわったカスタムに着手しており、ジムニー専用のパーツの開発や販売だけでなく整備や車検なども行ってくれるので参考にしてみてください。

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スズキ 新型ジムニーの定番カスタムとは?

山崎 友貴|やまざき ともたか

四輪駆動車専門誌、RV誌編集部を経て、フリーエディターに。RVやキャンピングカー、アウトドア誌などで執筆中。趣味は登山、クライミング、山城探訪。小さいクルマが大好物。

山崎 友貴