【JB64型】新型ジムニーの荷室収納力を徹底解説!~釣りなどのアウトドアから普段使いまで~

2019 JB64ジムニー 山崎

限られた空間の中で、新型ジムニーは十二分な実用性を確保しています。実用性と言えば、収納。使用用途に囚われず、様々な角度から荷室の"収納"というところにフォーカスしてみていきましょう。

文/写真・山崎 友貴

Chapter
新型ジムニーは限られた空間を最大限に収納活用
新型ジムニーで収納容量が拡大したラゲッジ(荷室)スペース
新型ジムニーの豊富なオプションでさらに収納力アップ!

新型ジムニーは限られた空間を最大限に収納活用

ジムニーは軽自動車枠を最大限に造られており、さらにスクエアな形状をしています。しかし、パートタイム4WDシステムを搭載するためにエンジンを縦置きにしていることから、どうしてもノーズが必要となります。

そのため、スペーシアやワゴンRなどのトールワゴンと比べると、どうしても居住スペースが狭くなるのは仕方がないことです。

しかし、その限られた空間の中で、ジムニーは十二分な実用性を確保しているのです。実用性と言えば、まず初めに気になるのが収納です。インパネ回りからチェックしてみましょう。

4AT車にはセレクターレバーの前に、センターコンソールトレーが設けられています。5MT車の場合は、ボックス形状となっています。スマートフォンなどのガジェットや財布などを置いておくのに便利です。

変速レバーの後ろには、2個のドリンクホルダーとセンターコンソールポケットが付いています。ドリンクホルダーは、ペットボトルも立つ深めの構造ですが、カップを入れることもできます。

ちなみに、旧型モデルのJB23には、後部のタイヤハウス上左右に各1個ずつのドリンクホルダーがありましたが、新型では廃止されてしまいました。そのため、後部座席用のホルダーがない状態。後席に頻繁にパッセンジャーを乗せるという人は、アフター品を付けるしかありません。

インパネの助手席前にはグローブボックス、そしてその上には開口した収納スペースがあります。

グローブボックスは、昨今の軽自動車から考えると容量が小さめで、車検証入れと説明書を入れると、後はウエスや小物くらいしか入りません。その上の収納スペースも、深さはそれほどなく、小物を載せておくくらいでしょう。

ステアリングホイールの右手にあるエアコン吹き出し口。その下には、小さなトレーが設けられています。有料道路で受け取った小銭などを載せておくのに便利です。

ドアのトリムには、左右それぞれにドアポケットが備え付けられています。容量はそれほどなく、マップやウエスを入れておくのがせいぜいといったところでしょう。何気なく小物を入れてしまうと、なかなか取れないので注意が必要です。

新型ジムニーで収納容量が拡大したラゲッジ(荷室)スペース

JB23に比べると、新型ジムニーのラゲッジスペースは使いやすくなっていると言えます。まず開口部を見てみましょう。

トールワゴンには劣りますが、ボディ剛性を確保しながら、最大限のサイズを確保。荷室開口幅は上で1,030㎜、下で1,015㎜となっています。開口幅は850㎜です。大きな段ボール箱でも、そのまま入れることができるでしょう。

荷室のサイズは、高さが開口部と同じ850㎜で、幅は1,300㎜あります。床面長は4名乗車時で240㎜、リアシートを倒すと980㎜となります。リアシートを倒した時の荷室容量は352Lと、このサイズでは十分なものと言えるのではないでしょうか。

助手席のヘッドレストを抜いて倒せば、長尺物を積載することも可能です。

先代ではタイヤハウスが室内に張り出していましたが、新型ではそれを無くすことで収納力がアップしています。ゴルフバッグを横にしたままでスムーズに入れられますし、箱物も効率よく積めるようになりました。

また、リアシートを倒した時、座面を外さずとも完全なフラットになるのも新型のトピックです。旧型ではセカンドシートの座面を外さないと、床面が若干斜めになっていました。それが改善されて、大きな荷物をスッと奥まで入れられようになったのは、使い勝手の点では大きなことです。

荷室後部の床面には、ラゲッジボックスが付いています(XGを除く)。床面を開けると、収納スペースとなっています。樹脂製で防水となっているので、アウトドアで濡れたり汚れたりした物でも、気兼ねなく入れることができます。

ボックスは取り外すことができるので、汚れたら水で丸洗いできるのも便利!またボックスを外すことで、荷室後部の天高が若干、長くなります。

ボックスを外した床の下には、ツールボックスが設けられています。ここには、タイヤレンチとパンタグラフ式のジャッキが収納されていますが、ドライバーなどの工具は付属していません。

エマジェンシーに必要なものを別途用意して、ラゲッジボックスに入れておきましょう。バッテリーのジャンプコードや牽引クッションロープも積んでおくと冬場などに重宝します。

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山崎 友貴|やまざき ともたか

四輪駆動車専門誌、RV誌編集部を経て、フリーエディターに。RVやキャンピングカー、アウトドア誌などで執筆中。趣味は登山、クライミング、山城探訪。小さいクルマが大好物。

山崎 友貴