ジムニーとシエラの維持費の違いを徹底比較!税金はどのくらい?
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
2018年7月、スズキのジムニーとジムニーシエラが、20年ぶりのフルモデルチェンジを行い、大きな話題となりました。同じ基本構造を持つ軽自動車のジムニーと、普通自動車のジムニーシエラですが、維持費の面ではどれほど違いがでるのでしょうか?
文・立花義人
文・立花義人
ジムニーとシエラの違い
軽自動車規格のなかで作られたジムニーと、普通自動車のジムニーシエラ(下記シエラ)。この両者の外観上の違いは、バンパーデザインと、オーバーフェンダー装着の有無ぐらいです。
それにより、シエラは4WDとしての存在感と安定感が強まっているものの、ジムニーのシンプルでスクエアなデザインも魅力的です。
メカニズムに関して、一番の違いはエンジンです。ジムニーは専用チューニングが施された、660ccのR06A型3気筒ターボエンジン、シエラには新開発の1.5L 直4NAエンジンが搭載されます。
どちらのエンジンも、低速域ではトルクフルで粘りのある特性を発揮しますが、高速道路や郊外の道路を長距離で走る機会が多い場合は、シエラのほうが余裕のある走りとなります。
それにより、シエラは4WDとしての存在感と安定感が強まっているものの、ジムニーのシンプルでスクエアなデザインも魅力的です。
メカニズムに関して、一番の違いはエンジンです。ジムニーは専用チューニングが施された、660ccのR06A型3気筒ターボエンジン、シエラには新開発の1.5L 直4NAエンジンが搭載されます。
どちらのエンジンも、低速域ではトルクフルで粘りのある特性を発揮しますが、高速道路や郊外の道路を長距離で走る機会が多い場合は、シエラのほうが余裕のある走りとなります。
ジムニーとシエラの車両本体価格と新車購入時のコストの違い
車両本体価格は、ジムニーの最廉価グレードのXG(5MT)が145万8000円、シエラのJL(5MT)は176万400円と、価格差は30万2400円。最上級グレードでは、ジムニーXC(4AT)で184万1400円、シエラJC(4AT)の場合は201万9600円となり、その差は17万8200円と小さくなります。
売れ筋と言われる最上級グレードの場合、ジムニーでは車両代のほかに自動車取得税3万600円(オプションの付加により変動あり)、自動車重量税9,900円(3年)、自賠責保険料3万5610円(37ヶ月)、リサイクル料金8,650円、その他に登録諸費用が5万円程度かかり、合計で13万5000円程度の諸費用がかかります。
一方シエラは、自動車取得税5万400円(オプションの付加により変動あり)、自動車重量税3万6900円(3年)、自賠責保険料3万6780円(37ヶ月)、リサイクル料金8,940円、その他に登録諸費用5万円程度、合計で188,000円程度の諸費用が発生します。
新車購入時のコストで比較すると、ジムニーとシエラでは5万円程度の違いが生じます。その他に、どちらも自動車税が別途かかり、これは購入月によって月割で支払います。
ちなみに、国が定める排ガス基準や燃費基準を満たしていれば、自動車取得税や自動車重量税が減免となる「エコカー減税」という制度がありますが、残念ながらジムニー、シエラともに、この制度の対象とはなりません。
売れ筋と言われる最上級グレードの場合、ジムニーでは車両代のほかに自動車取得税3万600円(オプションの付加により変動あり)、自動車重量税9,900円(3年)、自賠責保険料3万5610円(37ヶ月)、リサイクル料金8,650円、その他に登録諸費用が5万円程度かかり、合計で13万5000円程度の諸費用がかかります。
一方シエラは、自動車取得税5万400円(オプションの付加により変動あり)、自動車重量税3万6900円(3年)、自賠責保険料3万6780円(37ヶ月)、リサイクル料金8,940円、その他に登録諸費用5万円程度、合計で188,000円程度の諸費用が発生します。
新車購入時のコストで比較すると、ジムニーとシエラでは5万円程度の違いが生じます。その他に、どちらも自動車税が別途かかり、これは購入月によって月割で支払います。
ちなみに、国が定める排ガス基準や燃費基準を満たしていれば、自動車取得税や自動車重量税が減免となる「エコカー減税」という制度がありますが、残念ながらジムニー、シエラともに、この制度の対象とはなりません。
ジムニーとシエラの自動車税や車検取得時のコストの違い
自動車税は毎年4月1日時点での車検証上の所有者に対してかかる税金で、用途・総排気量によって税額が変わります。ジムニーの場合は、軽自動車税なので1年間で1万800円、普通乗用車のシエラは、1.0L〜1.5L区分で3万4500円です。
また自動車重量税は新車購入時と車検取得時に、車検有効期間分。自賠責保険は、車検の有効期限プラス1ヶ月分を納めます。
最初の車検の取得費用に関してはディーラー、整備工場、車検を取り扱うショップなどによって整備料や手数料が異なりますが、法定費用、車検取得費用を含めた金額で比較すると、ジムニーが45,000円〜、シエラが60,000円〜が相場のようです。
また自動車重量税は新車購入時と車検取得時に、車検有効期間分。自賠責保険は、車検の有効期限プラス1ヶ月分を納めます。
最初の車検の取得費用に関してはディーラー、整備工場、車検を取り扱うショップなどによって整備料や手数料が異なりますが、法定費用、車検取得費用を含めた金額で比較すると、ジムニーが45,000円〜、シエラが60,000円〜が相場のようです。
ジムニーとシエラの燃費の違い
ジムニー(AT)のカタログ燃費は13.2km/L。シエラ(AT)は13.6km/Lです。
年間走行距離が1万km、レギュラーガソリンの単価を1Lあたり140円で計算すると、ガソリン代はジムニーが年間10万6060円。シエラは、10万2941円となります。
もちろん走るフィールドが悪路中心と舗装路のロングドライブメインでは、燃費も変わってきますから、エンジンの特性を見極めたうえで検討する必要があります。
年間走行距離が1万km、レギュラーガソリンの単価を1Lあたり140円で計算すると、ガソリン代はジムニーが年間10万6060円。シエラは、10万2941円となります。
もちろん走るフィールドが悪路中心と舗装路のロングドライブメインでは、燃費も変わってきますから、エンジンの特性を見極めたうえで検討する必要があります。
ジムニーとシエラの違いのまとめ
ジムニーとシエラの新車購入にかかる費用の比較表(自動車税は別途)
ジムニー(XC) | シエラ(JC) | |
車両本体価格 | 1,841,000円 | 2,019,600円 |
自動車取得税 | 30,600円 | 50,400円 |
自動車重量税(3年分) | 9,900円 | 36,900円 |
自賠責保険(3年分) | 35,610円 | 36,780円 |
リサイクル料 | 8,650円 | 8,940円 |
登録諸費用(概算) | 50,000円 | 50,000円 |
合計 | 1,975,760円 | 2,202,620円 |
ジムニーとシエラの年間維持費の比較表
ジムニー | シエラ | |
自動車税 | 10,800円 | 34,500円 |
自動車重量税 | 3,300円 | 12,300円 |
自賠責保険 | 12,535円 | 12,915円 |
車検整備代(概算) | 10,000円 | 15,000円 |
燃料代(10,000km/年) | 106,060円 | 102,941円 |
合計 | 142,695円 | 177,656円 |
両車の維持費を比較すると、シエラは自動車税と自動車重量税の負担が大きく、その差は年間で3万2700円になります。この差をどうとらえるかで判断基準が変わってくると思います。デザインやエンジンの好みも考慮しながら、購入時の参考にしてみてください。
------------------
文・立花義人
5歳の頃に自動車図鑑で見たアルファロメオのデザインに衝撃を受け、以降クルマに魅了される。様々なクルマの個性を知りたいと考え、免許取得後国産・輸入車問わず20台以上を乗り継ぐ。車検整備を取り扱う企業に勤務していた際、メンテナンスや整備に関する技術や知識を学ぶ。趣味はドライブ、食べ歩き。現在の愛車はパサート・ヴァリアント。
文・立花義人
5歳の頃に自動車図鑑で見たアルファロメオのデザインに衝撃を受け、以降クルマに魅了される。様々なクルマの個性を知りたいと考え、免許取得後国産・輸入車問わず20台以上を乗り継ぐ。車検整備を取り扱う企業に勤務していた際、メンテナンスや整備に関する技術や知識を学ぶ。趣味はドライブ、食べ歩き。現在の愛車はパサート・ヴァリアント。