【JB64型】新型ジムニーに採用されている3種類のグレードを徹底解説!~「XC」「XL」「XG」の違いは何?~

新型ジムニーには、3つのグレードタイプがあります。グレードの上から「XC」「XL」「XG」という順になります。これまでの売れ筋をチェックすると、ほとんどの人がXCかXLを選んでいるようです。

ベーシックグレードのXGは、基本的にはカスタムをする人か、仕事で使う人の購入が多いとのことですが、何が違うのでしょうか?

文/写真・山崎 友貴

Chapter
基本的なグレードは「XC」「XL」「XG」の3つ
インテリアはグレードによって千差万別
安全装備もグレードで差違がある

基本的なグレードは「XC」「XL」「XG」の3つ

2019 ジムニー 山崎

先代のJB23型のデビュー当時のグレードは上から「XC」「XL」「XA」でしたから、一部のグレード名はそのまま受け継がれたわけです。

スズキ ジムニー (JB23)

ちなみにJB23型は9回の仕様変更を行う過程で、最終的には「XC」「XG」の2グレードのみとなり、これに「クロスアドベンチャー」と「ランドベンチャー」という、実質カタログモデルだった特別仕様車がありました。

2019 ジムニー 山崎

新型のボディカラーは全部で13色。モノトーンが9色、2トーンが3色、そしてボンネットも黒に塗られたブラックトップツートーンが1色となっています。2トーンから、およびブラックトップ2トーンは、XCグレードのみで選べるボディカラーであることを留意しておきましょう。

2019 ジムニー 山崎

さて、これまでの売れ筋をチェックすると、ほとんどの人がXCかXLを選んでいるようです。ベーシックグレードのXGは、基本的にはカスタムをする人か、仕事で使う人の購入が多いのではないでしょうか。

2019 JB64ジムニー 山崎

XGの装備を見ると、まさにベーシックグレードで、潔くほとんど標準で付いていません。まずXGをベースにしながら、各グレードが違う部分から解説しましょう。XCがLEDヘッドランプなのに対して、XLとXGはハロゲンヘッドランプになります。

照度が違うという性能的な差だけでなく、見た目も違います。XLやXGがどこかかわいい表情なのは、ヘッドランプの違いによるものです。

2019 ジムニー 山崎

ドアミラーにウインカーが内蔵されていないのも、XGとXL。ただし、内蔵ウインカーのデザインを嫌って、わざわざ付いていないミラーに替えるXCユーザーもいると聞きます。

ちなみにXGには、ヒーティッドドアミラーも未装着。これは降雪地帯で、ミラーに付いた氷雪を除去する機能です。雪国にドライブに行く機会が多い人は欲しい装備です。

2019 JB64ジムニー 山崎

フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプも、XGには付きません。バンパー内の設置場所は、グロメットで塞がれています。林道などをよく走る人には、自車の存在を報せる上で、フォグランプは有効な装備になります。

2019 JB64ジムニー 山崎

ホイールは先々代のデザインを模したスチール製になります。XLもこれと同じ“鉄チン”ホイールが装着されます。XCには5本スポークデザインのアルミホイールが標準装備となっています。

2019 JB64ジムニー 山崎

意外と見落としがちですが、ドアハンドルもXGのみ、黒のものが装着されています。他のグレードはボディ同色に塗られており、多少高級感が上がっています。さらに、リアクォーターウインドウとバックドアにスモークガラスが入っていないのもXGだけです。

インテリアはグレードによって千差万別

2019 JB64ジムニー 山崎

では、インテリアを見てみましょう。XGが他のグレードと違うのは、エアコン。唯一、マニュアルタイプが装着されています。自動で温度調整をしないタイプのエアコンですが、使うと特に不足は感じません。

2019 JB64ジムニー 山崎

エアコン吹き出し口、ドアハンドル、そしてサイドブレーキレバーにメッキ加飾が付くのは、XCだけ。さらに本革巻きステアリングが装備されているのも、最上級グレードの特権です。

ちなみにXCのステアリングホイールには、オーディオの選局や音量コントロールができるスイッチも装備。さらにクルーズコントロールも、XCのみの装備となっています。XLとXGのステリングホイールは、一般的なウレタンホイールになります。

2019 JB64ジムニー 山崎

キーレスプッシュスタートシステムは、XCとXLに標準装備となります。XGには外からキーレスで解錠できるボタンスイッチも各ドアに装着されていません。これに伴い、オプションのサイドデカールの一部、キーカバーがXGに装着できなくなっています。

2019 JB64ジムニー 山崎

細かい部分も各グレードで異なっています。まず運転席サンバイザーですが、XGだけチケットホルダーが付いていません。助手席サンバイザーにチケットホルダーとバニティミラーが付いているのは、XCのみです。

後部のルームランプは、XCとXLに残照式3ポジションタイプを採用。メーター中央にあるマルチインフォメーションディスプレイですが、XCのみに平均車速と走行時間を表示する機能も付いています。

2019 JB64ジムニー 山崎

シートをチェックすると、XGは他のグレードと多くの面で違っていることが分かります。まずトリムですが、XGのみフロントシートの色が異なっています。またリアシートは2トーンではなく、ブラック1色となります。

さらに、XGのみトリムに撥水機能がないのも特徴です。リアシートは、XCとXLがリクライニング機能、5:5分割可倒機能が付いていますが、XGには採用されていません。さらに、XGのリアシートにはヘッドレストが付いていません。XGはかつてのバンに近いリアシートになります。

安全装備もグレードで差違がある

2019 JB64ジムニー 山崎

新型ジムニーにようやく採用されたのが「スズキセーフティサポート」です。カメラ、レーザーレーダーによって衝突被害を軽減したり、誤発進を抑制する安全装備です。

さらに車線逸脱警報機能・ふらつき警報機能・ハイビームアシスト・先行車発進お知らせ機能・標識認識機能が付加されています。このシステムはXCには、もれなく標準装備。XLとXGには、ラインオプションで設定されています。

2019 JB64ジムニー 山崎

なお、スズキセーフティサポートの装着・未装着に関わらず、XGには採用されていない装備が以下のものになります。助手席シートベルト警告灯・助手席シートベルトリマインダー・後席シートベルト警告灯・後席シートベルトリマインダーの4機能です。

2019 JB64ジムニー 山崎

純正オプションについては、基本的に標準装備に機能や見た目を付加するものがほとんどのため、対応・未対応は標準装備の有無に則っています。ただ、1点だけ、XGに装着できないオプションがあります。それは「シートクリーンカバー」です。

XGのリアシートにはヘッドレストがないため、カバーの固定ができないようです。

山崎 友貴|やまざき ともたか

四輪駆動車専門誌、RV誌編集部を経て、フリーエディターに。RVやキャンピングカー、アウトドア誌などで執筆中。趣味は登山、クライミング、山城探訪。小さいクルマが大好物。

山崎 友貴|やまざき ともたか