トヨタ ランドクルーザー プラドの中古をおすすめする理由と評価
更新日:2024.09.09
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大人気SUVである、トヨタランドクルーザープラド。新車で購入すると300万円以上の用意が必要ですが、中古車の市場をみてみると、200万円を下回る車両も見受けられます。今回は、改めてランドクルーザープラドの生い立ちとなぜ中古車がおすすめなのか、紐解いていきます。
文/写真・萩原 文博
文/写真・萩原 文博
ランドクルーザープラドの生い立ちを振り返る(初代から現行型まで)
トヨタランドクルーザープラドは70系ランドクルーザーをベースに、オンロードを重視したライトモデルとして、1984年に登場したランドクルーザーワゴンがルーツとなります。
初代ランドクルーザープラド
1985年には初の5ナンバー登録とされるモデルが設定されました。ランドクルーザープラドとしてデビューしたのは1990年です。5人乗りのショートボディと8人乗りのロングボディが用意されました。また、1991年にはブリスターフェンダーを装着した3ナンバーのワイドボディを追加しています。
2代目ランドクルーザープラド
1996年〜2002年まで販売された2代目ランドクルーザープラドもショート&ロングという2つのボディを採用。ショートは丸型、ロングは角形のヘッドライトを採用するなど、差別化を図っています。1999年のマイナーチェンジでは、トラクションコントロールやVSCなどを採用し、走行安定性を向上させています。
3代目ランドクルーザープラド
3代目ランドクルーザープラドも先代同様にショートとロング2つのボディを用意していますが、国内モデルはMT車が廃止されました。デビュー当初はディーゼルエンジンを搭載していましたが、2007年排出ガス規制により、ディーゼル車の販売を終了しています。
4代目ランドクルーザープラド
4代目となる現行型ランドクルーザープラドは2009年に登場しました。従来モデルはショート&ロングという2つのボディを用意していましたが、現行モデルでは3ドアのショートボディは廃止となり、5ドア車のみとなっています。
搭載されているエンジンはデビュー当初、4LV6と2.7L直4ガソリンエンジンでしたが、2015年6月の一部改良で、4LV6エンジンが廃止され、最高出力177ps、最大トルク450Nmを発生する2.8L直4ディーゼルターボエンジンを搭載しました。
搭載されているエンジンはデビュー当初、4LV6と2.7L直4ガソリンエンジンでしたが、2015年6月の一部改良で、4LV6エンジンが廃止され、最高出力177ps、最大トルク450Nmを発生する2.8L直4ディーゼルターボエンジンを搭載しました。
高出力で高い環境性能を兼ね備えたディーゼルエンジン
このディーゼルエンジンは厳しい環境規制をクリアしたクリーンディーゼルエンジンと呼ばれるもので、高出力とともに高い環境性能を実現させ、ランドクルーザープラドの主力エンジンとなっています。
2017年9月に行った2度目のマイナーチェンジで、先進の運転支援システムである、衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」装備し、安全性を向上させています。
2017年9月に行った2度目のマイナーチェンジで、先進の運転支援システムである、衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」装備し、安全性を向上させています。
現行型トヨタランドクルーザープラドのエクステリア
ランドクルーザープラドのエクステリアデザインは、トヨタ車のデザイン哲学である「VIBRANT CLARITY(活き活き・明快)」に基づき、都会の街角からアウトドアシーンまで存在感を主張できる、モダンでたくましいフォルムをコンセプトに、4WDらしい躍動感を追求しています。
フロントビューはワイドスタンスによって低重心を強調し安定感を演出。そして、サイドビューは前後のフェンダーをボディパネル一体構造とすることにより、躍動感を表現するとともに、流麗な造形を実現しています。
フロントビューはワイドスタンスによって低重心を強調し安定感を演出。そして、サイドビューは前後のフェンダーをボディパネル一体構造とすることにより、躍動感を表現するとともに、流麗な造形を実現しています。
立体感を強調したバックドアによって力強さを演出したリアスタイルは、張り出したリアコンビネーションランプやリアスポイラーを採用することで、機能性とスタイリッシュさを両立しています。
現行型トヨタ ランドクルーザープラドのインテリア
ランドクルーザープラドのインテリアは、水平基調のインストルメントパネルにスイッチを機能別に配置し、メタル調加飾を施した垂直機能のセンタークラスターを組み合わせることで、洗練された力強さを表現しています。
また、メタル調リングを施した2つの円筒で構成されるオプティトロンメーターによって先進感を表現するとともに、高い視認性を確保しています。
4:2:4の分割可倒式のセカンドシートにはスライドそしてウォークイン機構(助手席)を採用し、ユーティリティを向上しています。さらに、5:5分割可倒式サードシートにはスイッチ操作でシートを自動で格納復帰可能な電動フロア格納機構を採用。さらに3列目シートの足元を低床化することで、利便性と居住性を両立しています。
ラゲージ容量は3列目シートまで使用すると104L、3列目シートを畳むと553L。さらに2列目シートまで畳むと974Lまで拡大します。
現行型トヨタ ランドクルーザープラドのエンジンパフォーマンス&安全性能
現在、ランドクルーザープラドには2.7L直列4気筒ガソリンエンジンと2.8L直列4気筒ディーゼルターボの2種類のエンジンが設定されています。中でも重量の重いランドクルーザープラドを、どんな走行シーンにおいても高い走行パフォーマンスを発揮させるのはディーゼルエンジンです。
最大トルク450NmというパワフルさとJC08モード燃費で、11.2〜11.8km/Lという優れた燃費性能を両立しているからです。
最大トルク450NmというパワフルさとJC08モード燃費で、11.2〜11.8km/Lという優れた燃費性能を両立しているからです。
また、高い悪路走破性を実現するためにランドクルーザープラドは、走行シーンに応じて、エンジン出力やトラクションコントロールなどの制御を5つのモードから選べるマルチテレインセレクトをはじめ、荒れた路面でも快適な乗り心地と優れた操縦安定性を高次元で両立するKDSSなどを採用しています。
また、先進の運転支援システムとして「トヨタセーフティセンス」を採用。高速道路などでの追従走行が可能なレーダークルーズコントロールを装備していますので、ロングドライブ時のドライバーの負担が軽減されます。
また、先進の運転支援システムとして「トヨタセーフティセンス」を採用。高速道路などでの追従走行が可能なレーダークルーズコントロールを装備していますので、ロングドライブ時のドライバーの負担が軽減されます。
なぜ今、 ランドクルーザープラドを中古で買うべきなのか?
ランドクルーザープラドは国産SUVの中でも人気が高く、中古車の値落ちがあまり進まないことで知られています。しかし、現行モデルも2009年の販売開始から10年以上経過し、ようやく値頃感が出てきました。
現在ランドクルーザープラドの中古車は約190台流通していて、多くを占める現行型の価格帯は約200万〜約460万円となっています。トヨタセーフティセンスを装着したモデルも増加しており、ランドクルーザープラドの中古車は買い時を迎えていると言えます。