ランドクルーザープラド、TZ-GとTXは何が違うのか?

トヨタ ランドクルーザープラド 150系 TZ-G

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現行のランドクルーザープラドには3種類の仕様があります。基本的なグレードはベースグレードの「TX」と上級グレードの「TZ-G」の二種類ですが、TXには快適&豪華装備のLパッケージの設定があります。駆動方式は全車4WDで6速AT(フレックスロックアップ式スーパーインテリジェント6 super ECT)のみの設定です。

Chapter
新型ランドクルーザープラド 徹底解説動画
ランドクルーザープラド
ランドクルーザープラドのグレード/走行スペック
5人乗り
7人乗り
ランドクルーザープラド TX
ランドクルーザープラド TX Lパッケージ
ランドクルーザープラド TZ-G
歴代ランドクルーザープラドの燃費性能
ランドクルーザープラドの中古相場
ランドクルーザープラド TX-L(クリーンディーゼル)インテリア・デザイン

新型ランドクルーザープラド 徹底解説動画

ランドクルーザープラド

トヨタのランドクルーザープラドは、ランドクルーザー70系から派生した車種で、国内ではプラドと呼ばれています。ランドクルーザーに比べればコンパクトですが、室内は、3列シートを備えたスペースを確保。現行モデルは過酷な道が多いオフロードでも持ち前の走行性能が活きる、マルチテレインセレクトという最先端技術を採用しています。

ランドクルーザープラドのグレードは、

上級グレードのTZ-G
豪華な装備のTX Lパッケージ
ベースグレードのTX

という3タイプで構成されています。


ランドクルーザープラドの歴史は、1984年にデビューしたランドクルーザーワゴン(70系ワゴン)までさかのぼります。

初代ランドクルーザーは三菱 パジェロに対抗するモデルとして開発され、国内クロスカントリー車で初めて4輪コイルリジッドサスペンションを採用したモデルとしても知られています。

名称にプラドが付くのは、1990年のマイナーチェンジからのモデルです。その後、1996年には2代目の90系に、3代目の120系は2002年の登場です。現行モデルの4代目は150系で、2009年から販売されています。

ランドクルーザープラドのグレード/走行スペック

150系ランドクルーザープラドは5人乗りと7人乗りの、2ボディがあり、搭載されるエンジンは、2.8Lディーゼルと2.7Lガソリンの2種が選択できます。

装備などの違いによりグレードは「TX」と「TX Lパッケージ」、そして7人乗りで2.8Lディーゼルのみの最上級グレード「TZ-G」の合計3グレード、7モデルが用意されています。

2015年のマイナーチェンジで、LEDヘッドランプを「TX」を除くディーゼル車全車に標準装備、ボディカラーでは「ダークブルーマイカ」を廃止し、「レッドマイカメタリック」が追加され、全10色から選択できるようになっています。

5人乗り

7人乗り

ランドクルーザープラド TX

TX
エンジン:2,693cc 直列4気筒DOHC
トランスミッション:6AT
駆動方式:フルタイム4WD
最高出力:163ps/5,200rpm
最大トルク:25.1kg・m/3,900rpm
新車価格:3,504,109円

ランドクルーザープラド TXはベースグレードのモデルです。ベースグレードといっても今やランドクルーザープラドは高級SUVの1つです。ヘッドランプはハロゲン、内装の表皮シートはファブリックを使用し、ブラックを基調としたシンプルなデザインに仕上がっています。

また、クロカン4×4としての快適装備も充実しており、

・トルセン®LSD(センターデフ)付トランスファー
・傾斜角モニター+タイヤ切れ角+4輪トラクション作動+デフロック作動表示機能
・アクティブトラクションコントロール&ダウンヒルアシストコントロール制御&ヒルスタートアシストコントロール+ハイドロブレーキブースター(2.8Lディーゼル車)
・マルチテレインABS(2.8Lディーゼル車)

などが標準装備されます。

ただし、悪路走破に関わる部分では、ディーゼル車にしかない装備もあります。その分、ランドクルーザープラドのディーゼル車は価格が高く(ガソリン車+約60万円)設定されているので、自分の求める使用シーンを考えて選ぶようにしましょう。

ランドクルーザープラド TXグレードのタイヤはLパッケージ含め、17インチが標準となっています。ベースグレードであっても十分に、ランドクルーザープラドの悪路走破性能や快適性能を堪能できるでしょう。

ランドクルーザープラド TX Lパッケージ

TX Lパッケージ(ディーゼル)
エンジン:2,693cc 直列4気筒DOHC
トランスミッション:6AT
駆動方式:フルタイム4WD
最高出力:163ps/5,200rpm
最大トルク:25.1kg・m/3,900rpm
新車価格:3,956,727円


ベースグレードのTXグレードをベースに、さらに快適装備をパッケージにして標準装備したのがTX Lパッケージです。TXとの価格差はいずれも以下の通りです。

TX:3,504,109円
TX Lパッケージ:3,956,727円
※いずれも7人乗り、ガソリン2.7L仕様

上記からもわかるとおり、約45万円の違いとなりますね。

ランドクルーザープラド TX Lパッケージでは、本革シートや本革巻きステアリング/シフトノブ、パワーシート、快適温熱シート(運転席・助手席)などが標準装備となります。走行機能に関する装備に、TXグレードとの違いはありませんが、豪華で快適な内装がパッケージされたモデルとなります。

ランドクルーザープラド TZ-G

TZ-G
エンジン: 2,754cc 直列4気筒DOHC
駆動方式:フルタイム4WD
直列4気筒DOHC 6AT
最大出力:177ps/3,400rpm
最大トルク:45.9kg・m/1,600~2,400rpm
新車価格:5,133,927円(税込)

TZ-Gは、プラドにおける最上級グレードで7人乗り&2.8Lディーゼルのみの設定となります。価格は5,133,927円(税込)と、唯一500万円を超えるモデルになります。

装備関連はLパッケージにプラスして18インチタイヤやクリアランスソナー、AVS&リヤ電子制御エアサスペンション(パワーステアリング連動)、KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)などが標準装備されます。

また、ミリ波レーダー式プリクラッシュセーフティシステムはTG-Zにのみオプション設定が可能です。

エクステリアは、最新のLEDヘッドランプが特長。インテリアも木目調で本革巻きのステアリングやシフトノブ、インストルメントパネルがそろっていて、統一感があるデザインとなっています。シートは本革で、前席シートは快適温熱シートを採用して快適性がアップしました。


歴代ランドクルーザープラドの燃費性能

歴代の燃費もチェックしてみるとしましょう。

 年式 カタログ燃費
90系(1996年~2002年) 7.6km/L~11.6km/L
120系(2002年~2009年) 8.1km/L~11.2km/L
150系(2009年~) 7.9km/L~11.8km/L


上記を見ても分かるように決して低燃費ではありませんので維持費もかかりますが、パワフルな走りと天秤にかけた時、どちらを選ぶかという事でしょう。

そもそも低燃費や経済性を求めて選ぶモデルではありませんので、ランクルプラドをと考えているのであれば、燃費等気にせずにガンガン楽しむべきです。

ランドクルーザープラドの中古相場

現行ランドクルーザープラドの中古相場は、最安値がTXモデルの243.3万円、最高値がTZ-Gのオプション付きモデルの728万円、平均価格が403.5万円です。平均年式は2014年。流通台数は、2015年式のものが多く出回っています。

グレード別に見ると2009年以降の2.7 TXの中古車は、最安値が243.3万円から、最高値が453万円。4.0 TX-Z 4WDの中古車は、最安値が305.9万円から、最高値が488万円です。

値引き交渉をして購入するには、現在の的確な価格相場を知っておく必要があります。そのため購入前にネットで何社かに見積もりを出してもらうと良いでしょう。

値引きの口コミ情報では、車両値引き額・オプション値引き額が最大で35万円という情報があります。

TXとTX-Zの装備や性能の違いがありますので、知った上で納得のいく車選びをしてみましょう。
(2016年7月現在)

クロスカントリー4×4としての基本性能は全車に備わっているので、あとは快適装備やクラッシュセーフティシステムなどの安全装備を選択するかどうかでグレードが決まってきます。もちろん予算に限りがなければ最上級グレードを選びたいですけどね。

ランドクルーザープラド TX-L(クリーンディーゼル)インテリア・デザイン

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