中古オープンカーおすすめ12選&価格|爽快感を味わえるオープンカー

マツダ ロードスター

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オープンカーはニッチな乗り物というイメージが強いですが、マツダのロードスターやホンダのS660の登場により、少し身近に感じるようになったという人もいるのではないでしょうか?実用車ばかりに乗っているとオープンカーで非日常を味わいたくなったりするものです。そこで、オープンカーの魅力やオーナーとしての苦労、人気オープンカーをピックアップしてお届けします!
Chapter
オープンカーとは?
中古オープンカー人気おすすめモデル12選!
オープンカー購入までの懸念点
オープンカーへの誤解と醍醐味

オープンカーとは?

オープンカーとは、一般に屋根がない、もしくは屋根を開けることができるよう設計された乗用車のことです。その多くは2座席ですが、4座席車も存在します。

ベースとなるボディタイプは、クーペやセダン、最近ではSUVなどもありますね。

屋根の一部だけを取り外すTバールーフ(フェアレディZやMR-2)や、フロントシートの頭上部分だけを取り外すタルガトップ(ポルシェ911タルガ、スープラ エアロトップ)なども、オープンカーに分類されます。

オープンカーの新車価格

オープンカーの新車価格は、ベース車や同クラスの他クローズドボディ車と比較すると割高となります。屋根がないのに、なぜ割高になるのでしょう?

理由は、屋根を外したことによるボディ剛性の低下を極力抑えるためにボディに対策を施さなればならないこと、事故の際に乗員を守る特別な装備が必要になること、耐候性にすぐれたインテリアに変更しなければならないこと、ときには室内への風の巻き込みなどを防ぐためBピラー以降のボディ形状が変わっているなど、ベース車両と見た目はほとんど同じでもさまざまな点で変更が加えられているからなのです。

また、オープンカーならではのセキュリティ装備なども必要です。

ベース価格に対する値上げ幅はモデルによりますが、レンジローバー イヴォークの場合で約60万円、ミニの場合で約70万円のアップです。

オープンカーの燃費・維持費

最近のオープンモデルは、ほとんどがベースモデルがあって、それにボディ補強を加えているため、車重はベースモデルよりも重くなっています。さらに、ベースモデルとルーフラインやリアの形状が違っている場合は、それにより変わってしまった空力が燃費に影響します。

たとえば、ミニの場合、3ドアCOOPERで18.3km/Lの燃費が、コンバーチブルCOOPERでは16.7km/Lに低下しています。

ただし、屋根の有無による違いのみで、中身はベースモデルと同じですから、一部のスーパーカーを除けば、維持費も通常の車と大差ありません。

ただし、幌やキャンバスなどのソフトトップを備えたオープンカーは、トップの開閉、さらに直射日光にさらされることで、定期的な交換が必要になります。費用は、それぞれの車両によりますが、国産車用の最低クラスでもパーツ代だけで10万円ほど掛かりますので、輸入車、さらに純正品ともなれば推して知るべしの価格になりそうです。

メタルトップの場合は、トップ自体の交換は必要なく、ウェザーストリップ等の交換になるので、費用は安くなります。

オープンカーのいろいろな呼び方

オープンカーの呼び方は、さまざまです。まずコンバーチブル(convertible)は英語で、屋根を取り外すことができる車両のこと。アメリカやイギリスで好んで使われています。

カブリオレ(cabriolet )はフランス語で、意味する車両はコンバーチブルと同じです。

また、イギリスではドロップヘッド、ロードスターといった呼び方もします。ロードスターは、オープン専用設計の2シーター車両に使用されます。イタリアでは、スパイダー(spider)、またはバルケッタが一般的ですね。

ちなみにランボルギーニでは、フラッグシップのアヴェンタドールにはロードスター、V10搭載のウラカンにはスパイダーと名付けています。

実際のところ、それぞれの呼び方は厳密に区分されるものではなく、メーカーによって自由に使用されています。

中古オープンカー人気おすすめモデル12選!

ポルシェ ボクスター

1993年、デトロイトモータショーに出品されたコンセプトモデル(ボクスター)は、オープン+ミドシップというパッケージが、1950年台のレーシングカー、550スパイダーを彷彿とさせたことで、発売前から注目を集めたモデルです。

その後、FRレイアウトの968の後継として1996年にデビュー。911ほどのパワーはないものの、水平対向6気筒エンジンを積んでいたこと、さらに廉価版であったことで大人気となり、当時、経営難にあったポルシェの救世主になったのでした。

そして、これから続くホンダ S2000(1998年)、トヨタ MR-S(1999年)や、日産の名車 フェアレディZ(Z33/2002年)といった国産オープンカーは、ボクスターを目標に製造されたという噂もあります。

ボクスターが世界中に与えた影響の大きさが伝わってくるエピソードですね。

平均中古車価格;274.0万円
※2017年3月時点

ホンダ S2000

本田技研工業創立50周年記念モデルとして、1999年に市場に投入されたオープンモデルが、S2000です。

ホンダとしてはS800以来のFRオープンスポーツカーで、国内で大ヒットになりました。

フロントに縦置きされた2.0L(後に2.2Lに拡大)直4のVTECエンジンは、自然吸気ながら最高出力250ps。その発生回転数は8300rpmと、市販乗用車としては超高回転型で、ピストンスピードは、F1並みだったといいます。トランスミッションは、6MTのみです。

シャシーは、メインフレームとして活用される閉断面の大型フロアトンネルと前後のサイドメンバーをつないだハイXボーンフレーム構造。オープンモデルながらも高いボディ剛性を確保し、ジムカーナ競技でも常勝マシンのひとつでした。

平均中古車価格;187.5万円
※2017年3月時点

ダイハツ コペン

軽自動車でありながらハードトップオープンのコペン。やはり軽自動車という点で、維持費がぐっと抑えられるのが◎です。

2代目となる現行モデルは、25.2km/L(JC08モード)をというエコカー並みのカタログ燃費を実現。一方、先代モデルは直列4気筒ツインスクロールターボを搭載しており、燃費はやや犠牲になりますが、軽快かつパワフルな走りが楽しめます。

平均中古車価格;99.8万円
※2017年3月時点

ホンダ S660

ホンダのS660は、軽規格にも関わらず、ミッドシップレイアウトを採用する本格スポーツカーといえます。

価格は1,980,000円〜と走りに徹しているぶんやや高めですが、やはり維持費の安さが魅力です。

カタログ燃費は、20km/L(JC08モード)を超えているのでランニングコストも抑えられそうです。荷物の置き場所もないくらいタイトな車内ですが、オープンスポーツの楽しさは軽自動車でも健在です。

平均中古車価格;199.0万円
※2017年3月時点

マツダ ロードスター

ライトウェイトスポーツカーの面白さを、世界に再認識させたオープンカーが、マツダ ロードスターです。

普通車になりますが、排気量は1.5リッターなので、他のスポーツカーに比べれば税金は安く、カタログ燃費もリッター17.2kmとまずまず。車体価格は200万円台~と、この価格帯でオープンカーとスポーツカーの魅力を堪能できると思えば安い方ではないでしょうか?

絶対的なパワーはありませんが、車はスペックではないということを気づかせてくれる1台です。

平均中古車価格;万円
※2017年3月時点

BMW Z4シリーズ

Z4のフロントフェイスを見るだけで、Z4が普通のスポーツカー/オープンカーでは無いことが誰の目にもはっきりとわかります。まるで獲物を狙う海の帝王、鮫のような躍動的な表情に、エレガントさを兼ね備えた流線型。すべてが完璧に融合した形態は見るものの目を一気に魅了します。

風を感じたいときにはオープンとして存分に風を受け、クローズにすることによりクーペとしての走行も楽しめる。Z4は両方の楽しみ方が可能なカブリオレとして、クラスを先導するハイエンドのスポーツカーです。

またZ4は、ブレーキ・エネルギー回生システムによって、排出ガスの量が抑えられている環境に優しい車でもあります。速さや 反応性の良さはもちろんのこと、随所にちりばめられた上質さを伺わせるデザイン、環境性能の高さなどが所有欲を満たすオープンカーです。

平均中古車価格;147.5万円
※2017年3月時点

トヨタ MR-S

トヨタ MR2の後継として、1999年に登場したモデルがMR-Sです。名前の通り、1.8Lの4気筒エンジンをボディの中心に載せたオープンスポーツカーです。

デザインは先代MR2のような角のあるデザインではなくラインに曲線が多く使われていて、近代的なモデルになっています。168万円という安価で販売されたMR-Sの注目すべきポイントは、車重が1tを切っていること。現在では「トヨタ ボクスター」なんて呼んでいる人もいるようです。

近年は実用的で保守的な車種が多いトヨタですが、以前はこんな攻めたデザインの車もラインナップされていたんですね。

非日常を味わうには十分な走行スペックと、独特のルックスを持ち合わせたMR-Sは、中古市場では50万円を切る個体が多くあります。

平均中古車価格;65.0万円
※2017年3月時点

フィアット 500C

フィアット500のオープンモデルです。他のオープンカーとは違って、ルーフレール部分を残して、ボディ剛性を確保したデザインが特徴です。

エンジンは、1.2L 直列4気筒もしくは、0.9L 直列2気筒を選ぶことができます。

車体が非常にコンパクトなので、後部座席に座る人はそれなりに窮屈ですが、2名乗車がおもな人であればメインの車としても候補に入るのではないでしょうか?

平均中古車価格;168.0万円
※2017年3月時点

ミニ コンバーチブル

2016年5月に日本国内で発売になった現行ミニ コンバーチブルは、車両価格が342万円〜とやや割高ですが、廉価版のCOOPERに搭載される1.5リッター3気筒ターボは、低燃費かつパワフルで、税金も抑えられるので、輸入車の中でも比較的維持しやすいモデルといえます。

コンパクトでありながら大人4名乗車可能。電動ソフト•トップを開ければ、陽の光や風を感じられる心地良いオープン・エア・ドライビングを、電動ソフト•トップを閉じても見劣りしないエクステリア・デザインとともに、ミニらしいスポーティな走りを堪能できます。

先代モデルは下位グレードでも排気量は1.6Lとなっており、多少走行スペックが劣っても、車体価格を抑えたいという人にはおすすめです。さらに、唯一無二のインテリアは乗り込んだ瞬間に乗員をワクワクさせてくれます!

平均中古車価格;158.0万円
※2017年3月時点

メルセデス・ベンツ SLクラス

メルセデス・ベンツのオープンモデルであり、世界中のオープンモデル市場をけん引してきたSLクラスです。

メルセデスなかでも最高峰に位置し、下位にはSLCクラスが存在します。SLは、ドイツ語でSport Leicht(シュポルト・ライヒト:軽量スポーツ)のこと。一説には、超軽量を意味するSuper Leightという説もありますが、現代の市販モデルにはあてはまりそうもありません。

コンパクトなボディに搭載されるエンジンは、3.0LのV型6気筒ツインターボチャージャー、または4.7LのV型8気筒ツインターボチャージャーで、ドイツのみならず世界中で人気を博すグローバルなモデルです。5代目から、ルーフが電動式のデタッチャブルハードトップに代わっています。

SLクラスは、各世代dそれぞれロングライフであることも特徴です。

平均中古車価格;291.6万円
※2017年3月時点

メルセデス・ベンツ SLKクラス

メルセデス・ベンツ SLクラスの次は、SLKクラスです。

SLKクラスは、1996年に市販が開始されたライトウェイトオープンモデルで、折りたたみ式のハードトップ、電動開閉式のバリオルーフを備えていたことでも話題となりました。

当時のCクラスをベースに開発され、高価過ぎて手に入らなかったSLクラスが、少し頑張れば手の届く価格(新車価格500万円~)になって登場したことで、日本でも爆発的なヒットを生み出しました。

日本での販売は1997年に開始され、最初に来日したのはSLK230コンプレッサーとAMGの2タイプ。日本での売れ行きも予約の段階で完売になるほど好調でした。2000年にはマイナーチェンジが行われ、3.2L V6エンジンを積んだSLK320とAMGモデルのSLK32 AMGが開発されました。

ちなみにSLK230 コンプレッサーは右ハンドルのみでしたが、SLK320は左右ハンドルを選択することが可能になりました。SLK32 AMGは左ハンドルのみの展開。

現在は、SLKの後継としてSLCクラスが販売されています。

平均中古車価格;176.5万円
※2017年3月時点

VW ザ・ビートルカブリオレ

タイプ1を彷彿とさせる丸みを帯びたフォルムで人気のVWビートルのオープンモデルです。

女性にも人気のスタイリングは、気持ちが急かされることなくマイペースで走っても画になります。

形状の割には後部座席も十分なスペースがあり、大人4人でのドライブも難なくこなしてくれるでしょう。1,2リッターのターボエンジンは余裕のあるパワーと燃費を両立しています。

平均中古車価格;268.0万円
※2017年3月時点

オープンカー購入までの懸念点

いくら維持費が安いといっても、オープンカーそのものを手にいれるまでにそれなりの価格はかかるものです。いまの生活で本当に買う必要があるのかな?と頭を悩ませる時期もおそらくあるのではないでしょうか。

その悩みの要因を列挙してみると、
・日本ではオープンカーを楽しめる季節が限られる
紫外線対策や、地域によっては黄砂対策が必須
・2シーターのため、実用性に乏しい
・雨音が気になりそう
・車内で大音量の音楽をかけると音が外まで漏れる
・車が目立ってしまい世間体が気になる。
・リセールバリューが心配

などなど。いろいろあるかと思います。

さらに、オープンにしていると外から車内が丸見え。身だしなみ、動作、車内での行動に気を遣いますし、オープン状態で駐車していると、盗難にも遭いやすいでしょう。

クローズド状態でもソフトトップの場合は、油断は禁物です。駐車している車両のルーフをカッターで切り付ける輩もいます。高速走行時には風圧により、屋根からバタバタと音することもあります。

そういった心配を解消するにはメタルトップ車を購入するのが良いかもしれませんね。

オープンカーへの誤解と醍醐味

もしもこれを読んでいるあなたが、オープンエアドライブを経験されたことがないのであれば、ぜひ一度体験してみてください。

車両価格の割には、オープンであるがゆえに高級感やステータス性を感じやすいのも事実で、中古車でもセダンやSUVなどより、ずっと高そうな車として見られやすいでしょう。

新しい高級車なら、シートヒーターやシートにファンが内蔵(ベンチレーター)されていたりで、夏や冬でもかなり快適なドライブを楽しめます。さらに、ルーフを閉じた状態なら、現代のトップは性能も高く耐候性にも優れていますし、メタルトップであればクーペと変わらない快適さです。

とはいえ、オープンカー最大のメリットは、風を受けて走る"爽快感"を楽しめることです。オートバイと違い、ヘルメット着用の義務はないので直接風を感じることができます。最近ではキャビン内への風の巻き込みも少なくなるよう工夫されているので、長髪の女性の方でも髪の乱れを気にすることなく、オープンエアドライビングを楽しむことができます。

じつは、オープンカーは秋から冬がベストシーズン。春は花粉や黄砂がありますからね。

筆者もSLKクラスに乗る前は、冬にオープンで走っている車を見て、寒そうだな、とよく思っていましたが、所有してみると、オープンカーのヒーターはおしなべて協力で、寒さはそれほど感じないのです。

求めていたオープンカーの年式が古くなり、段々と値段がこなれてくると、セカンドカーや遊びの車として買われる方が増えてきています。あなたも好みのオープンカーを1度検討してみてはいかがでしょうか。
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