GT-Rをオープンカーにする企業が存在!! 気になる費用は?

日産 GT-R
メーカーのカタログには無いコンバーチブル(オープン)仕様の車両の多くは、コーチビルダーと呼ばれる工房で製作されます。そのなかには、メーカーから依頼を受けてカタログモデルを製作する会社から、ワンオフでオーナーの希望に応える会社まで。さまざまあるようです。そのなかに、日産GT-Rのオープン化をメニューとして展開しているショップがあるようです。
Chapter
GT-Rをオープンカーにしてくれる企業があった!
GT-R以外の車両でも可能??
愛車のオープンボディ化、気になる費用は?
日本で乗るには、車検が問題に??

GT-Rをオープンカーにしてくれる企業があった!

米国で車両のオープンボディ化を行っているNewport Convertible Engineering。
中東のオーナーから「スケッチではなく実物を作ってくれ!」と依頼され、3タイプの日産GT-Rコンバーチブル」を製作したそうです。その3台は、それぞれ形状が異なります。

・開放感を重視したフルオープンボディで、唯一リアシートが残されたデザイン。
・スーパーカー等で多く見られるタルガトップ風。Bピラーをロールオーバーバーとして機能させるもので、リアシート部分はボディカバーになります。
・往年のオープンスポーツカーや「ポルシェ・カレラGT」のようにヘッドレスト裏にカウルを備えたデザイン。

依頼者が最も気に入ったのは、3つ目のデザインでした。その後は、世界中のGT-Rオーナーからコンバーチブル化を受け付けているようです。

GT-R以外の車両でも可能??

Newport Convertible Engineeringは、GT-R以外にもメルセデス・ベンツSクラスやクライスラー等、さまざまなオープンモデルを製作しています。米国にはその他にも、ワンオフでオープンボディ化を製作してくれるショップが複数存在するようです。

日本車では、RX-7(FD3S)のオープンモデルが作成されたという例があります。時代によっても異なりますが、富裕層から一定の需要があり、日本でもバブル期に「純正には存在しない筈のコンバーチモデル」が複数台目撃されたようです。

製作に関しては、モノコックボディのカット、溶接補強処理、幌の格納、空力的問題など、いくつもの難関が立ちふさがります。特に、フルサイズセダンなど4人乗り以上の場合は、ボディ開口部が大きくなり、剛性が不足してしまうと同時に幌のサイズも大きくなるので難易度が上がります。そういった場合には、B、Cピラーを残したままコンバーチブル化されることもあるようです。


<次のページに続く>
次ページ
愛車のオープンボディ化、気になる費用は?
商品詳細