三菱 アウトランダーPHEVのメリットはSUVで唯一のプラグインハイブリッドだけじゃない!?

アウトランダーPHEV燃費

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三菱自動車のアウトランダーPHEVは、プラグインハイブリッド車のSUVとして日本だけでなく、ヨーロッパやアメリカ、アジアを含む様々な国で人気があります。販売開始からこれまでに何度かマイナーチェンジが行われ、その度に性能や装備が改善されてきました。

アウトランダーPHEVの人気の高さはどんなところにあるのでしょうか。EV走行もできる燃費性能?豪華な安全装備?それとも見た目でしょうか。ここでは、アウトランダーPHEVの長所・メリットをピックアップしてご紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
プラグインハイブリッドで唯一のSUVタイプ
家庭用のコンセントから充電できる
燃費がガソリン車に比べ良いは本当?
環境に優しい
徹底した安全性能
抜かりのない運転サポート

プラグインハイブリッドで唯一のSUVタイプ

三菱自動車の他に、プラグインハイブリッド車を販売しているトヨタのプリウスPHVやホンダのクラリティPHEVは、アウトランダーPHEVにとってライバルとなるクルマ達です。

しかし、両車はいずれもセダンタイプでSUVであるアウトランダーとはタイプが異なっています。プラグインハイブリッド車でSUVタイプが欲しい方にとってアウトランダーPHEVは、選択できるただ1つのSUVモデルということだけでも充分長所になっています。

また、その大きさに関わらず車両価格や性能、使い勝手なども他車と変わらない、または優れている点などもあり、その存在感はプラグインハイブリッド車の中でも大きいものになっています。

アウトランダーPHEVのボディサイズ
全長4,695mm×全幅1,800mm×全高1.710mm
室内長1,900mm×室内幅1,495mm×室内高1,235mm [1,170mm]*

余裕のあるSUVサイズが使い勝手を向上させています。
※ S Editionとメーカーオプションの電動ガラスサンルーフ装着車は車内高が1,170mmです。

家庭用のコンセントから充電できる

プラグインハイブリッド車の良いところといえば、家庭用のコンセントからバッテリーに充電が可能なことです。充電時間もアウトランダーPHEVの発売が開始された頃に比べ短くなり、煩わしさが大幅に解消されました。

充電方法は充電ケーブルを使った普通充電や急速充電の他に、走行中・停止中でも充電が可能になっています。充電できる場所も、普通充電は自宅やショッピングセンター、宿泊施設などで可能です。急速充電は、三菱自動車販売店・コンビニエンスストア・道の駅・高速道路のサービスエリアで可能です。

充電時間の目安(駆動用バッテリー残量表示の目盛りが最低の状態からの時間)
普通充電:約4.5時間(満充電)
急速充電:約25分(80%充電)

充電する設備が自宅に揃っていたり、事前に充電できる場所がわかっていると非常に便利なことがわかります。また、自宅が停電などで電気が使えない場合、アウトランダーPHEVへ家庭用コンセントを差し込めば家電製品が使えることも大きな利点です。

燃費がガソリン車に比べ良いは本当?

アウトランダーPHEVに限らず、全てのプラグインハイブリッド車に共通して言えることは、燃費の良さがよく挙げられます。ハイブリッド燃料だけでなく、EV走行も可能なため総合的に見てもガソリン車よりも長い距離が走行できます。

アウトランダー燃費比較(JC08モード)
ガソリン車
4WD:14.6km/L
2WD:16.0km/L

ハイブリッド車
ハイブリッド燃料:18.6km/L
EV走行:65.0km/L

ガソリン車と走行距離などを比べると、燃費の良さや燃料補給が少なく済むことがわかります。

環境に優しい

プラグインハイブリッド車はガソリン車よりもクリーンで静かと言われています。ガソリンを全く使わないわけではありませんが、EV走行ができることもあり、通常のガソリン車やハイブリッド車などに比べ排気ガスの排出量が少ないことが、環境に優しいこととして挙げられます。

クルマの排気ガスは主に、PM(粒子状物質)と呼ばれる極小の物質、大気汚染や酸性雨の原因となるNOx(炭素化合物)や光化学スモッグの原因であるHC(炭化水素)、一酸化炭素や二酸化炭素なども排出します。排気ガスの排出を減らすことで環境保護にも役立つことができます。

徹底した安全性能

e-Assist
アウトランダーに搭載されているe-Assistは、安全性を高め、万一の際のリスクを最小限に抑えることで安心して運転できるようにサポートするテクノロジーです。

・AHB Automatic High Beam(オートマチックハイビーム)
状況に合わせて、自動的にライトのハイビームとロービームに切り替え、遠方の視認性を向上します。

・ACC Adaptive Cruise Control(レーダークルーズコントロールシステム)
先を走る車の加速、減速、停止に追従して走行します。また、設定した車間距離を保って走行します。

・FCM Forward Collision Mitigation System(衝突被害軽減ブレーキシステム)
衝突の危険性がある場合に作動します。衝突が避けられないと判断した場合は、衝突による被害を軽減します。

・LDW Lane Departure Warning(車線逸脱警報システム)
前方の車線位置を監視し、クルマが車線を外れそうになった際に警報で運転者に知らせます。

・BSA(Blind Spot Warning)

・LCW(Lane Change Assist)

・後側方車両検知システム(レーンチェンジアシスト機能付き)
斜め後方や隣レーン後方からの接近車両を検知し、ドアミラーインジケーターが点灯することで存在を知らせます。

誤発進抑制機能(前進&後退時)
フロントとリヤバンパーに搭載されている超音波センサーが進行方向に障害物を検知している状態で、踏み間違いなどの操作ミスでアクセルペダルを踏み込んだ場合、警報ブザーやインフォメーションディスプレイ画面表示で注意を知らせると同時にモーターの出力を抑えます。前進時と後退時のシフトやペダルの操作ミスによる急発進を抑えて、緩やかな発進にして衝突被害を軽減します。

・停車状態から10km/hで作動

・網目状のフェンスや鋭角的な形状のものは、超音波が反射しにくい場合があり作動しない場合があります。

・車両の停止状態を保持する機能はありません。周囲の状況に応じてブレーキ操作が必要です。

e-Assistの高い安全性能が装備されたことで、アウトランダーPHEVへの信頼も上がっています。

抜かりのない運転サポート

e-Assistの他にも、アウトランダーPHEVには様々な装備が搭載されています。

マルチアラウンドモニター
4つのカメラが車両の前後左右方向の映像を写し、スマートフォンの連携ナビゲーション、またはルームミラーのモニター画面に表示することで死角になりがちな周囲の安全確認をサポートします。また、真上から見下ろしているような映像で駐車や車庫入れもサポートできます。

衝突安全強化ボディRISE(ライズ )
衝突エネルギーを吸収する優れたエネルギー吸収構造と耐力キャビン構造を組み合わせた、三菱自動車独自の衝突安全強化ボディのRISEをアウトランダーに採用し、前面、側面、後面衝突やオフセット衝突など、全方向の高い衝突安全性を確保しています。

車両接近通報システム
エンジンの音がしない時速35km/h以下の低速でEV走行時に、歩行者等に車の接近を伝えるシステムです。

電動パーキングブレーキ
電動パーキングブレーキのスイッチを引き上げることで作動、押すことで解除ができます。ブレーキペダルを踏んでいる状態、シフトポジションが「P」にある時以外は行えないため、誤作動もなく安心です。

ブレーキオートホールド
このブレーキオートホールドスイッチをONにしておくと、ブレーキペダルから足を離しても停車状態を維持することができ、信号待ちや渋滞時ブレーキペダルを踏み続ける必要がありません。アクセルペダルを踏むことでブレーキを自動解除できます。

7つのSRS(Supplemental Restraint System)エアバッグ
運転席&助手席SRSエアバッグ、運転席SRSニーエアバッグ、SRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグなど合計7つのエアバッグを標準装備しています。

ヒルスタートアシスト
走行時に道の傾斜を感知し、坂道発進をする際に約2秒間クルマのずり下りを抑えます。ブレーキペダルからアクセルペダルへの踏み換えが安心して行えます。

自動防眩ルームミラー
後続を走る車のライトを感知した際に、ミラーの反射率を無段階でコントロールして眩しさを防ぎます。

ここまで安全性能にこだわったアウトランダーPHEVなら、安心してドライブができます。
プラグインハイブリッド車のアウトランダーPHEVは、燃費や安全性能など様々な面で長所を持っています。アウトランダーPHEVのユーザーだけでなく、周りの人々や環境にとっても優しく、優れている車であることがわかります。

また、自動車取得税などの税金が軽減や免除などされている点もメリットになっています。充電できる環境を整える必要や充電スポットを確認する必要などもありますが、これからのクルマとの付き合い方や考え方が変わる一台になるのではないでしょうか。
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