三菱 アウトランダーPHEVはマイナーチェンジで何が変わった?

三菱自動車が2012年から販売しているアウトランダーPHEVは、ミドルサイズSUVとして日本のみならず、ヨーロッパやアメリカを含む世界中で販売台数を増やし続けている人気の高いプラグイン・ハイブリッド車の1つと言われています。

国内で販売しているプラグインハイブリッド車の中で唯一、SUVタイプであるアウトランダーPHEV。今回は、そんなアウトランダーPHEVのこれまでのマイナーチェンジによって変更されてきた点をご紹介します。

文・PBKK

Chapter
新たに追加されたアウトランダーPHEV
スムーズな加速とエンジン始動を実現
新旧アウトランダーのエンジンを比較
確かに力強くなったけど燃費に影響は!?
バッテリーの容量変更で性能アップ
時代の流れ?安全装備は重要です!
エクステリアの変更は成功したのか?
カラバリも増えに増えました

新たに追加されたアウトランダーPHEV

三菱 アウトランダーPHEVの写真

三菱のアウトランダーが発売されたのは、今から15年前の2005年でした。同社のエアトレックの後継車となるアウトランダーは、先ずは日本国内で発売を開始。その後、アメリカとヨーロッパでそれぞれ仕様を変更して発売されました。

順調に売上を伸ばしていたアウトランダーですが、時代はハイブリッドやEVなどの環境に沿ったクルマへと流れが次第に変わっていきます。

三菱 アウトランダーPHEV

三菱もそれまでガソリン車しかなかったアウトランダーをプラグインハイブリッド車として開発し、2012年12月、新たにラインアップに追加して発売を開始しました。現在も唯一のSUVタイプのプラグインハイブリッド車として、国内外で良い評価を受けて現在も販売を続けています。

スムーズな加速とエンジン始動を実現

三菱 アウトランダーPHEVのエンジン

2013年に三菱 アウトランダーPHEVが発売されてから、これまで様々なマイナーチェンジが行われてきました。その中でも2018年のマイナーチェンジによって大きく変わった点としては、これまで搭載されていたエンジンの換装による高効率化でした。

それまでのアウトランダーPHEVのエンジンは2.0Lの4気筒DOHCでしたが、2018年のマイナーチェンジ時に新しく可変バルブタイミングシステムを採用した2.4Lの4気筒DOHCエンジンに換装されました。

この新しい機能を搭載した2.4Lエンジンに変えたことによって、低回転域での効率の良い発電が実現可能になり、高性能のエンジン発電制御でスムーズな加速を実現しています。他にも、エンジン騒音の低減や排気放射音の抑制などにより高い静粛性を備えています。

新旧アウトランダーのエンジンを比較

三菱 アウトランダーPHEVの走り

さて、実際にどこがどう変わったのでしょうか。気になる点といえば、やはりクルマのパワーや燃費がまず思い当たるのではないでしょうか。新旧アウトランダーPHEVを比べてみました。

2018年モデル
・エンジン形式:2.4L 4B12 MIVEC *Mitsubishi Innovative Valve Timing Electronic Control System
・総排気量:2,359cc
・弁機構 / 気筒数:DOHC 16バルブ / 4気筒
・最高出力 / 回転数:94 kw [128 PS] / 4,500 rpm
・最大トルク / 回転数:199 Nm [20.3 kgf] / 4,500 rpm

2017年モデル
・エンジン形式:2.0L 4B11
・総排気量:1,998cc
・弁機構 / 気筒数:DOHC 16バルブ / 4気筒
・最高出力 / 回転数:87 kw [118 PS] / 4,500 rpm
・最大トルク / 回転数:186 Nm [19.0 kgf] / 4,500 rpm

2018年モデルは、最高出力と最大トルクが2017年モデルに比べ大きくなっています。

確かに力強くなったけど燃費に影響は!?

三菱 アウトランダーPHEV エコモード

以前のモデルから燃費は悪くなかったアウトランダーですが、パワーが上がったことで燃費に影響は出ているのでしょうか。気になる燃費性能も調べてみました。

燃費比較(JC08モード)
2018年モデル
・ハイブリッド燃料消費率:18.6km/L
・EV走行換算距離:65km

2017年モデル
・ハイブリッド燃料消費率:19.2km/L
・EV走行換算距離:60km

数字だけの比較ですとエンジン換装前の燃費の方が良いのでは?と感じますが、排気量や最高出力やトルクなどがアップしていることを考慮すれば、効率化がなされた燃費性能になっています。

次ページ
バッテリーの容量変更で性能アップ