新型ジムニーの内装・インパネを徹底解説!ライトクロカン4WDの最先端メカニカルデザインとは!?【JB64型】
更新日:2020.03.09
3代目JB23型が乗用車ライクでSUV的なデザインアプローチをしていたのに対して、新型ジムニーのJB64型は2代目ジムニーに先祖返りしたようなインパネ(内装)の意匠を採用しています。
文/写真・山崎 友貴
先代よりも“ジムニーらしさ”が増えた内装
前述の通り、先代のJB23ジムニーが登場した1998年というのは、ライトクロカンやSUVの黎明期であり、本格クロカン4WDは時代遅れという感覚がユーザーに芽生え始めた頃でした。
そのためJA12/22の頃になるとジムニーもオフロード色の払拭を徐々に始め、JB23になる時には、外観もさることながらメーター類の意匠も乗用車のようなものになりました。3代目ジムニーは、モデルサイクルの中で1型から10型まであります。
その内、5型と10型でインパネのデザイン変更を行っているため、全部で3種類のデザインのインパネが存在しています。
基本的なダッシュボードの形状などは変わっていませんが、メーターやスイッチ類などを細かく変えていきました。しかし、現代的なSUVに近づけようとしすぎたのか、10型ではもはやジムニー色が皆無となり、その迷走ぶりが浮き彫りとなりました。
しかし、現行モデルは原点回帰というコンセプトに則ったデザインがなされたため、往年のクロカン4WDファンが見れば、どこを取っても“それらしさ”を感じ取れるものに生まれ変わっています。
昨今ではジープ ラングラーやメルセデスベンツ Gクラスがモデルチェンジやマイナーチェンジを果たしています。
そうしたクロカン4WDが液晶パネルメーターを採用しているのに対して、ジムニーはメカニカル感の溢れるアナログメーターにしたことは、多くのユーザーの好感度を上げたと言えるのではないでしょうか。