富裕層の象徴!自動車電話が搭載されていたクルマ3選

自動車電話

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お笑い芸人、平野ノラさんのネタに欠かせないショルダーホン。バブル時代、ナウなリッチマンのステータスだったショルダーホンは、自動車電話を外して車外でも使えるようにしたもの。当時は、自動車電話がなくてもアンテナだけ装着するドレスアップも流行するほど、あこがれのアイテムでした。そんな自動車電話が、公式にオプションで用意されていたモデルを紹介します。

Chapter
①日産 シーマ
②トヨタ ソアラ
③ユーノスコスモ
バブル期についての記事

①日産 シーマ

バブル景気真っ只中の1988年、クラウンV8に対抗すべく日本初の3ナンバー専用ボディを纏って登場したセドリック/グロリアの上級バージョンが初代シーマです。初代モデルでは、セドリック シーマ/グロリア シーマとサブネーム扱いでしたが、2代目にモデルチェンジする際、名称をシーマに統一しました。

初代シーマ登場以前の3ナンバー車はセンチュリーやプレジデント、デボネアを除けば、5ナンバー車ボディに厚いサイドプロテクションモールを装着して、全幅1,700mmを超えるものが主流でした。

しかしシーマは3ナンバー専用車ということもあり、全幅1,770mmのボディを採用。高級車らしい伸びやかなスタイリングもあり、クラウンV8を販売面で圧倒しました。日産の高級車でクラウン以上に販売された車種は、2018年現在でも初代シーマだけです。

初代シーマに搭載された自動車電話はハンズフリーフォンで、リアシートのセンターコンソールに受話器が設置される備え付けタイプがディーラーオプションで用意されていました。(タイプII-Sを除く)

②トヨタ ソアラ

かつてのクラウン2ドアハードトップの代わりに高級パーソナルクーペ専用車として誕生した初代ソアラは、開発時のベンチマークをBMW 6シリーズクーペとしていました。走行性能やエレガンスさ、ラグジュアリーさだけでなく、マーケティングや販売価格も参考とし、同クラスセダンのクラウンよりパワフルなエンジンと豪華装備、エレガントなデザインと高価な販売価格で登場しました。

初代ソアラは2.8L直6DOHC(6M-GEU型)の大パワー、ロングノーズの美しいプロポーションとエレガントさでたちまち大人気となりました。A・B・Cピラーは、そのまま上方に延長すると1点で交差するというデザイン。この各ピラーの配置具合をソアラのデザインアイデンティティとするソアラファンも多くいました。

ソアラに自動車電話が搭載されたのは、1986年にモデルチェンジした2代目からです。2代目モデルは初代モデルを踏襲し、デザインはフラッシュサーフェイス化を徹底。エンジンは、3.0L 直6DOHCターボ(7M-GTEU型)に変更。 当時国産エンジン最強のグロス230psを発揮しました。

2代目ソアラに搭載される自動車電話はハンドセット電話と呼ばれ、前席間のセンターコンソール上に受話器が設置された据え置き型でした。全グレードにディーラーオプションで、使用上の注意として助手席や後席乗員が使用するようカタログに記載されていました。

③ユーノスコスモ

バブルを象徴するような贅沢三昧な車が、ユーノスディーラーのフラッグシップクーペ、コスモでした。RX-7同様ロータリーエンジン専用車で、2ローターターボと13B-REWと世界初3ローターターボの20B-REWが用意されました。

内装は上級グレードにオーストラリア産本革シートを使用。前席優先の2+2レイアウトで、後席両端は内装トリムと連続してラウンドする造り込みようで、まるで高級ホテルのラウンジのような雰囲気でした。

ユーノスコスモが発売された1991年当時、ナビゲーション搭載車は珍しかったものの、20B搭載の上級グレードType-Eでは標準装備となっています。モニターはインダッシュタイプで、アスペクト比がブラウン管のそれに近い液晶パネルを採用していました。

自動車電話はハンズフリーフォンシステムとして、Type-Eにオプション設定されました。贅を尽くしたユーノスコスモでもオプションとは、自動車電話は贅沢の極みのような装備でした。

1997年頃から携帯電話が普及しだし、据え置き型自動車電話は出番を失い、同時にハンズフリーフォンのサービス終了などの事情も、徐々に姿を消しました。

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