セルシオ、4500GT、ユーノスコスモ…バブル期のモーターショーの出展車!現代とどう違う?

レクサス LS 初代

バブル真っ只中の1989年。

年号も平成にかわり、場所も東京・晴海から千葉・幕張に移って、始めての開催となった第28回東京モーターショーは、伝説と言われるほどの盛り上がりを見せました。

はたしてどんな車が出展されていたのでしょうか?

Chapter
バブル時代1989年第28回東京モーターショー
東京モーターショー1989 出展車 市販モデル
東京モーターショー1989 出展車 コンセプトカー
現代の出展車とどう違う?

バブル時代1989年第28回東京モーターショー

1989年、日本がバブル景気の中にあり、3ナンバー車購入時の税金が物品税から消費税(暫定税率6%)に切り替わった時期に開催された第28回東京モーターショーのテーマは「自由走。ハートが地球を刺激する」。

それまでの欧米メーカーに加え、韓国の自動車メーカーや、スペインやフィンランドなどの部品メーカーからも出展があるなど、なんと15か国333社2政府3団体から出展。来場者数、報道関係者数も過去最高の数字となりました。

展示車両は818台。トヨタ 4500GTやホンダ NSXなど、高速・高性能なモデルたちが話題を呼びました。

それでは、1989年の東京モーターショーに出展された車を紹介しましょう!まずは、市販モデルからです。

東京モーターショー1989 出展車 市販モデル

トヨタ セルシオ

※写真はレクサスLS

トヨタ セルシオは、1989年のモーターショー直前の10月9日に国内発売開始。すでにアメリカでは高級車ブランドのレクサスLSとして発売され、大変な人気になっていたモデルです。

それより2年前、日産はシーマを世に送り出し、大ヒットを記録します。当時、トヨタの高級車といえばクラウン、その上がセンチュリーという布陣で、シーマのライバルになるモデルがありませんでした。そんな市場からの要望に答えるかたちで、セルシオはクラウンの上位に位置する超高級セダンとして販売されました。

バブル景気真っ只中で国産のシーマや、メルセデス・ベンツ、BWMなどの高級車が飛ぶように売れていた時代。セルシオも発売されると同時にヒットとなりました。

ホンダ NSX

第2期F1参戦を機に「世界に通用するHondaの顔を持ちたい」との願いから開発された車です。

バブル景気絶頂期の1989年に発表され、翌1990年9月14日に販売開始となりました。東京モーターショーでも1、2を争う人気車種となり、NSXのブースには数多くの来場者が詰めかけました。

ユーノス(マツダ )コスモ

これぞバブルカー!と言いたくなるような豪華装備満載のユーノスコスモです。モーターショーに出展されたあと、1990年4月に市販が開始されました。

フロントに搭載される20Bエンジンは、量産車初の3ロータリー。世界で初めての「CCS」と呼ばれるGPSカーナビ(三菱電機と共同開発)を標準搭載したことでも注目を集めました。

高級クーペらしく内装にもこだわりがあり、インパネにはイタリアで誂えたウッドパネルを装着していました。

東京モーターショー1989 出展車 コンセプトカー

トヨタ 4500GT

エンジン性能やサスペンション性能を突き詰めた、次世代高性能スポーツカー「トヨタ 4500GT」には、その後、LFAにつながるコンセプトも多数採用されていました。

トヨタ RAV-FOUR

当時のSUVといえば、トラックベースのものが多かったのですが、こちらのRAV-FOURは小粋で都会的なスタイルでたちまち話題が集中し「いつ発売されるのか?」といった問い合わせも多かったそうです。

4年後の1993年開催の第30回東京モーターショーでは、ほぼ初代市販車に近いプロトタイプが出展。翌年1994年に市販車として発売が実現しました。

日産 フィガロ

Be-1、PAOに続き、日産パイクカー第3弾として販売されました。レトロ調にデザインされた小型オープンカーで手動開閉の屋根や本革シートを備えていました。初代マーチ(K10型)をベースとしたパイクカーシリーズの中では、唯一、ターボエンジンを搭載していました。

1991年2月14日、限定2万台で発売されましたが、限定台数を大幅に上回る申し込みがあり、同年8月末までに3回に分けて抽選するという販売方式がとられました。

現代の出展車とどう違う?

1989年当時の東京モーターショーにおいては、環境への配慮はあまりなかったと言えるでしょう。これがもっとも大きな違いです。燃料電池もハイブリッドもEVもまだ、まったく現実的ではありませんでしたし、世はバブル経済で浮かれている時代でした。

市販車は、セルシオ、NSX、ユーノスコスモなど開発費もたっぷりと掛けられたゴージャスなクルマが多く登場。コンセプトカーは、荒唐無稽な張りぼてのモデルも多少はありましたが、紹介したようにその後市販されたモデルも多くありました。

バブル時代の出展車いかがでしたか?皆さんのなかには、この時代のモーターショーに出かけられた方もいらっしゃるかもしれません。重さ3キロの携帯電話を肩から下げたバブリーなギョーカイ人も、いまや過去のものですね。

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