ソアラVSレパード。因縁のライバル対決の結末は…
更新日:2024.09.09
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バブル時代の紳士の必須アイテムといえば、車!
当時人気が高かったのはZ20ソアラ。そんなソアラを凌ぐ勢いで追い上げた車は日産 レパードF31。
今回は因縁の2台の関係を振り返ってみます。
当時人気が高かったのはZ20ソアラ。そんなソアラを凌ぐ勢いで追い上げた車は日産 レパードF31。
今回は因縁の2台の関係を振り返ってみます。
初代対決の軍配はソアラに!
1981年2月、初代ソアラが発売され、1981〜1982年の第2回日本カーオブザイヤーを受賞!と順風満帆な走り出しのソアラ。1980年10月に登場したレパードはソアラに1歩先を越される展開になりました。
ソアラの人気の理由はデザインに。直線と面で構成された重量感のあるシンプルなデザインで、当時の車は大きく見せることが当たり前という中で、前後を絞り込みフロントエンドには全幅より3㎝ずつ絞ったということは異例の進化だったのです。
一方、初代レパードもデザインに特化していたのですが、発売当時のエンジンがL型エンジンであることや、4気筒・1800ccのZ18のグレード設定があったことから、ソアラには手も足も出ない状態でした。
ソアラの人気の理由はデザインに。直線と面で構成された重量感のあるシンプルなデザインで、当時の車は大きく見せることが当たり前という中で、前後を絞り込みフロントエンドには全幅より3㎝ずつ絞ったということは異例の進化だったのです。
一方、初代レパードもデザインに特化していたのですが、発売当時のエンジンがL型エンジンであることや、4気筒・1800ccのZ18のグレード設定があったことから、ソアラには手も足も出ない状態でした。
戦いは2回戦に突入!2代目対決へと…。
戦いは世代を超えて2代目対決へと移行します。
初代ではソアラに大きく遅れをとってしまったレパードは、初代ソアラを大いに意識した2代目レパードF31を発表します。2ドアクーペのみのラインナップとし、エンジンは全てV6を搭載し圧倒的な進化を見せつけました!
これはソアラに勝利したのか?と思ったのもつかの間、2代目ソアラの進化は目を見張るほどだったのです。直列6気筒のエンジンを搭載し、当時の日本メーカーの中では最高の230PS/33.0kgを発揮しました。
また、室内は西独メーカーが排発したスエード調の皮が貼られ、高級感をこれでもかというくらい全面に出した1台に!こうして2代目販売直後もソアラ優位の状態のままでした。
初代ではソアラに大きく遅れをとってしまったレパードは、初代ソアラを大いに意識した2代目レパードF31を発表します。2ドアクーペのみのラインナップとし、エンジンは全てV6を搭載し圧倒的な進化を見せつけました!
これはソアラに勝利したのか?と思ったのもつかの間、2代目ソアラの進化は目を見張るほどだったのです。直列6気筒のエンジンを搭載し、当時の日本メーカーの中では最高の230PS/33.0kgを発揮しました。
また、室内は西独メーカーが排発したスエード調の皮が貼られ、高級感をこれでもかというくらい全面に出した1台に!こうして2代目販売直後もソアラ優位の状態のままでした。
そんな中、レパードに追い風が!?
レパードはソアラには勝てないのか?と誰もが思っていた矢先、レパードに思いもしなかった追い風がふきます。ドラマ「あぶない刑事」に起用され、柴田恭平が金色のF31をド派手に乗りこなしたのです!
ソアラZ20と比較してしまうと、走行スペック面では遅れをとるものの、単体でみると決して悪い車ではないレパードF31。
こうしてレパードF31は追い風を受けて大躍進!Z20と互角の戦いを見せ始めたのです。
ソアラZ20と比較してしまうと、走行スペック面では遅れをとるものの、単体でみると決して悪い車ではないレパードF31。
こうしてレパードF31は追い風を受けて大躍進!Z20と互角の戦いを見せ始めたのです。
レパードは2代目から3代目に変わった1992年が大きな節目
レパードのデザインを見ると、やはり大きな節目は1992年、2代目から3代目へのモデルチェンジにあります。
2代目レパードがソアラを意識していたのに対し、3代目ではまるでソアラをリスペクトするかのようなデザインへと変更。そのためか、カーマニアからの評価は3代目よりも2代目モデルの方がとても高いです。どちらが速いのかとか、室内の居住性は?といったことよりも「レパードとしてのアイデンティティ」が問われていたのでしょう。
ちなみに燃費は、9.3km/L~11.2km/L。走る楽しさがあったモデルでした。
2代目レパードがソアラを意識していたのに対し、3代目ではまるでソアラをリスペクトするかのようなデザインへと変更。そのためか、カーマニアからの評価は3代目よりも2代目モデルの方がとても高いです。どちらが速いのかとか、室内の居住性は?といったことよりも「レパードとしてのアイデンティティ」が問われていたのでしょう。
ちなみに燃費は、9.3km/L~11.2km/L。走る楽しさがあったモデルでした。
一方のソアラはというと、1991年にフルモデルチェンジされたのですが、ここでそれまでの直線基調のデザインから、丸みを帯びた流麗なデザインに変更されました。
この背景にあったのはレパードという存在よりもトヨタの方針でした。この年、ソアラはレクサスSCとして海外に輸出される事になったのです。つまり、レパード云々ではなく、国外市場を見据えたモデルチェンジだったのです。2代目モデルの熾烈な争いはどこ吹く風、ソアラは世界へと飛び立つことになったのです。
ちなみに燃費は6.0km/L~8.4km/L。維持費はかかりますが、それでもやはり「ソアラならではの走り」を楽しめるということもあって、評価は決して低いものではありませんでした。
この背景にあったのはレパードという存在よりもトヨタの方針でした。この年、ソアラはレクサスSCとして海外に輸出される事になったのです。つまり、レパード云々ではなく、国外市場を見据えたモデルチェンジだったのです。2代目モデルの熾烈な争いはどこ吹く風、ソアラは世界へと飛び立つことになったのです。
ちなみに燃費は6.0km/L~8.4km/L。維持費はかかりますが、それでもやはり「ソアラならではの走り」を楽しめるということもあって、評価は決して低いものではありませんでした。
レパードとソアラの中古市場
お互い意識し合っていたトヨタ ソアラと日産 レパードですが、中古車市場をネットで調べてみると、2016年6月現在で、レパードが約50台、ソアラは約250台も在庫がありました。
価格は、レパードはほとんどが100万円前後。在庫数の多いソアラは、30万円を切るものから100万円以上まで、まんべんなく分布している印象です。
レパードに関しては、2代目のアルティマにプレミア価格が付いています。
若干中古相場が高いかなといったトヨタ ソアラと、マニアの世界のため相場がつかみづらい日産 レパードといったところでしょうか。値引きを期待するなら、ソアラを選んだほうが良さそうです。
2005年絶版となった名車!トヨタ ソアラの歩み!
100万円台でソアラが買える!?中古のソアラがかなりお買い得!
価格は、レパードはほとんどが100万円前後。在庫数の多いソアラは、30万円を切るものから100万円以上まで、まんべんなく分布している印象です。
レパードに関しては、2代目のアルティマにプレミア価格が付いています。
若干中古相場が高いかなといったトヨタ ソアラと、マニアの世界のため相場がつかみづらい日産 レパードといったところでしょうか。値引きを期待するなら、ソアラを選んだほうが良さそうです。
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