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レイズ「グラムライツ」の完全新作「57TR」は舗装路ラリーを想定した18インチホイール!「エターナルブルーパール」を纏って登場

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鋳造製法の限界に挑み続けるレイズのスポーツブランド「グラムライツ」の新作「57TR」は、舗装路ラリー(ターマックラリー)を想定した10スポークホイールです。

「57TR」は新構造である「デルタセクションスポーク」を採用することで、高負荷環境下で高い操縦安定性が求められるターマックラリーに相応しい性能と、ストリートホイールとしてのデザイン性を突き詰めました。

今回は、2025年11月にリリースされた「グラムライツRシリーズ」の鋳造1ピースホイール「57TR」について詳しく解説します。
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ターマックラリーのスポーティ&タフを備えた「グラムライツ 57TR」
「高剛性」と「しなやかさ」を融合させる三角断面スポーク
GRヤリスをはじめ国内外の車種に適合する18インチサイズ7.5J〜9Jをラインナップ

ターマックラリーのスポーティ&タフを備えた「グラムライツ 57TR」

近年のターマックラリー向けホイールは剛性と軽量性の確保、そしてブレーキの冷却性向上を図る目的からマルチスポークホイールが好んで採用される傾向にあります。

「グラムライツ」のラインナップには、すでに10本マルチスポークの「57NR」が存在しますが、これはサーキット走行の高荷重に抗するための高剛性モデルです。対する「57TR」は剛性としなやかさを融合させ、起伏の激しいターマック路を制する10スポークホイールとして設計しています。

「57TR」の最大の特徴となるのが、三角断面を採用した新構造「デルタセクションスポーク」です。

走行検証から得られた膨大なデータを基に構築した独自の三角断面スポークは、高負荷走行に耐えうる「剛性」と、外乱を受け流す「しなやかさ」、素早いステアリング操作に瞬時に反応する「応答性と俊敏性」を並立させるために最適化した構造です。
また、この「デルタセクションスポーク」はデザインにも大きく影響します。スポークの天面を細く見せることでシャープ感を強調し、なかほどから折れ曲がり末広がりとなるリブ部は力強さを付与するとともに立体感を演出します。

ラリーホイール特有のスポーティ&タフのイメージを強調しながら、くの字に折れ曲がって見えるスポーク側面の陰影は、斜め方向から見たホイールの見栄えをより印象的なものへと変化させるでしょう。

ホイールカラーはラリーのイメージと、ストリートホイールとしての趣を考慮した「グラスブラック」と、これまで海外向けに設定されていたカラーを初めて国内向けに採用した「エターナルブルーパール」の2色を選定しました。

「高剛性」と「しなやかさ」を融合させる三角断面スポーク

路面が均一なクローズドサーキットとは異なり、公道を走行するターマックラリーでは路面の起伏によって、さまざまな方向からホイールに力が加わります。

「57TR」に用いられた三角断面構造の「デルタセクションスポーク」は、車両が起こす高荷重に耐える「剛性」を確保しながら、路面からの外乱応力にも耐える「しなやかさ」を追加しました。

「剛性」と「しなやかさ」の相反する要素を融合させたこの特性は、同じく公道で用いられるストリートホイールにも共通する要素と言えるでしょう。

とくに大きな荷重がかかるアウターリムは、圧延加工によって金属粒子を強固に結合させる「RCF(レイズ・キャスト・フローフォーミング)スピニング工法」を用いて母体強度を確保しました。
そのうえでスポークエンドはアンダーカットを含む広い面積でアウターリムと結合し、リムの最外端にまでしっかりと繋がる構造として剛性を高めています。また、スポークの裏側は肉抜きを施し、軽量化にも抜かりはありません。

これらの設計により、「57TR」はシャープでダイレクトなハンドリングをクルマにもたらし、日常走行からスポーツドライビングに至るまで一貫したドライビングプレジャーを提供します。

設定した2色のカラーのうち、「グラスブラック」はガラスフレークを散りばめた艶感ある黒が特徴となるスタンダードカラーです。
一方の「エターナルブルーパール」は、「57TR」の立体造形をさらに強調する色であり、影になった部分はブルーブラックのような深い色味を湛え、明るいブルーとのコントラストによりチューンドカーのような特別感を演出します。

レイズのホイールであることを証明する各種ロゴはアンダーカット部に刻み込み、ブラックカラーのホイールキャップは「RAYS」のロゴを中央ではなくオフセットさせたアシンメトリックなデザインとすることでスポーティな印象を高めました。

GRヤリスをはじめ国内外の車種に適合する18インチサイズ7.5J〜9Jをラインナップ

「57TR」のサイズラインナップは、リム径をスポーツホイールで主流となっている18インチのみとし、リム幅には7.5Jから9Jまでのバリエーションを用意しました。

適合ピッチサークル直径(P.C.D.)は、旧スバル車およびトヨタ 86/スバル BRZに適合する5穴 P.C.D.100mmのほか、国産車に適合するP.C.D.114.3mm、ドイツ車向けのP.C.D.112の3種類を設定。ラリー向け車両のみならず、幅広い車種へのフィッティングを可能としています。

「57TR」のターマックラリーホイールとして優れた性能は、他の「グラムライツRシリーズ」と同様に、ストリートホイールとしてはもちろんサーキットホイールとしても十分に高い性能を発揮します。
「グラムライツ 57CR」にはじまり、「57XR」「57DR」「57NR」とバリエーションを増やしてきた「グラムライツ Rシリーズ」の最新作となる「57TR」は鋳造1ピーススポーツホイールとしての系譜を受け継ぎながら、多くの新たな試みを盛り込みました。
 
いずれもスポーツホイールとして高い性能を持ちながら、デザインを含む応力設計の緻密な違いにより得意とするステージは異なります。

「グラムライツ」が歩んできたレースフィールドを原点とし、新しくターマックラリーに焦点を当てた鋳造1ピースホイールが「グラムライツ 57TR」です。

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レイズではあらゆるカテゴリーのホイールを企画から開発、製造、そして検品にいたるまで自社一貫体制によって送り出しています。

過酷な条件で戦うレースホイールも、パフォーマンスを究めた鍛造ホイールも、ストリートで華やかに輝く鋳造ホイールも、すべてに最新のテクノロジーとメイドbyレイズの誇りが注がれているのです。

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