バブル期が生んだ、遊び心満載なパイクカー5選
更新日:2020.01.09

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パイクカーとは、バブル期に誕生、流行した、既存シャーシに特別個性の強いボディを架装した車両のことで、大量生産車にはない”遊び心”に満ちています。現在は下火になってはいるものの、復活を望む根強いファンも存在します。今回は、そんなパイクカーを5車ご紹介します。
①日産 Be-1
1987年に登場した日産 Be-1は、日本パイクカーの先駆車。この車の登場と成功がなければ、日本にパイクカーブームは訪れなかったと言っても、過言ではありません。
初代マーチをベースに、レトロデザインのボディを架装したBe-1は、円形のヘッドライトにインパネ、ターンライトやリアコンビランプは楕円形で処理し、バンパーの角や車体側面にも丸みをもたせるなど、円がモチーフになっています。
初代マーチが室内効率の良いボクシーな車体で、実用車としてのデザインであったため、そのギャップに心を奪われたファンが続出。黄色いBe-1は、現在でも日産本社ギャラリーなどで見ることができます。
このBe-1の成功により、同じマーチのシャーシをベースにしたパオ、フィガロが登場します。そしてこのパイクカーブームは、商用車にまでおよぶことになりました。
初代マーチをベースに、レトロデザインのボディを架装したBe-1は、円形のヘッドライトにインパネ、ターンライトやリアコンビランプは楕円形で処理し、バンパーの角や車体側面にも丸みをもたせるなど、円がモチーフになっています。
初代マーチが室内効率の良いボクシーな車体で、実用車としてのデザインであったため、そのギャップに心を奪われたファンが続出。黄色いBe-1は、現在でも日産本社ギャラリーなどで見ることができます。
このBe-1の成功により、同じマーチのシャーシをベースにしたパオ、フィガロが登場します。そしてこのパイクカーブームは、商用車にまでおよぶことになりました。
②日産 エスカルゴ
1989年に登場した日産 エスカルゴは、当時の商用車(パルサーバン)のシャーシを使用した小型ボンネットバンです。国産商用車のパイクカーは、後にも先にもエスカルゴ以外存在しません。
エスカルゴの車名の由来は、フランス語でカタツムリを意味するエスカルゴから。これに貨物車のカーゴに意味も持たせ、"S-Cargo"としました。外観はひと目見てカタツムリとわかるくらいにカタツムリ然としています。
エスカルゴは1989年当時の商用車としては珍しく、変速機はATのみ(しかもインパネAT)。これにより前左右席足元がスッキリ。運転席側ドアが開かなくても、助手席側ドアへの移動がスムーズでした。
荷室部分のボディサイドには円形の窓が設置されますが、オプションにより未設置も選択できました。また、屋根は鋼板だけでなくキャンバストップも選択可能。この点で単なる商用ではなく、若者の遊び道具としての狙いもあったようです。
エスカルゴの車名の由来は、フランス語でカタツムリを意味するエスカルゴから。これに貨物車のカーゴに意味も持たせ、"S-Cargo"としました。外観はひと目見てカタツムリとわかるくらいにカタツムリ然としています。
エスカルゴは1989年当時の商用車としては珍しく、変速機はATのみ(しかもインパネAT)。これにより前左右席足元がスッキリ。運転席側ドアが開かなくても、助手席側ドアへの移動がスムーズでした。
荷室部分のボディサイドには円形の窓が設置されますが、オプションにより未設置も選択できました。また、屋根は鋼板だけでなくキャンバストップも選択可能。この点で単なる商用ではなく、若者の遊び道具としての狙いもあったようです。
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