マツダCX-8のエクステリア(外装)やデザインを前後左右から徹底解説！【プロ解説】

更新日：2024.09.09

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現在、日本で発売されるマツダ車の中で最も大きく、いわゆるフラッグシップ的な存在感を放つのがCX-8です。CX-8の開発は、「多人数乗車(MPV)」と「デザイン」「走り」をマツダの最上位SUVとしてふさわしい高いレベルでバランスさせることが目標となっていました。つまり、デザイン面でも、マツダの最上位モデルにふさわしい高レベルなモノを目指したというわけです。そんな高レベルなCX-8のデザインに迫っていきます。

文・鈴木ケンイチ

※2020年12月現在

鈴木ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3～4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会（AJAJ）会員　自動車技術会会員　環境社会検定試験（ECO検定）

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Chapter: マツダ CX-8独自のデザインコンセプト「TIMELESS EDGY」; マツダ CX-8のエクステリア(外装)を前後左右からチェック; マツダ CX-8のボディカラーは7色; マツダ CX-8を土屋圭市が30分徹底チェック！

CX-8の中古車一覧

マツダ CX-8 2.5 25S プロアクティブ

本体価格

274万円
支払総額

293万円

年式：2020年
走行距離：3.7万km
車検：車検整備付
なし

マツダ CX-8 2.5 25S Lパッケージ

本体価格

269.8万円
支払総額

293.6万円

年式：2020年
走行距離：4.7万km
車検：検なし
なし

マツダ CX-8 2.5 25S エクスクルーシブモード

本体価格

421.3万円
支払総額

429.3万円

年式：2022年
走行距離：1.5万km
車検：R.7年04月
なし

マツダ CX-8 2.2 XD Lパッケージ

本体価格

344.9万円
支払総額

362.0万円

年式：2019年
走行距離：5.5万km
車検：車検整備付
なし

マツダ CX-8 2.2 XD Lパッケージ

本体価格

324.9万円
支払総額

336.2万円

年式：2019年
走行距離：3.2万km
車検：車検整備付
なし

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マツダ CX-8独自のデザインコンセプト「TIMELESS EDGY」

マツダ CX-8のデザインの根底には、他のマツダ車と共通の「魂動デザイン」を置きつつ、CX-8独自のコンセプトとしては「TIMELESS EDGY」が設定されました。

普遍的な美しさと上質なデザインから、心地よい刺激を感じてほしいというのがデザインの狙い。特にこだわったのが、本杢パネルやナッパレザーなどの本物の素材を使った質感表現。単純な「広い、大きい、ゴージャス」ではなく、適度なタイト感の中にある「上質さ」「豊かさ」がCX-8のデザインには込められています。

マツダ CX-8のエクステリア(外装)を前後左右からチェック

フロントフェイスで特徴的なのがフロントグリルの下から左右のヘッドライト下に伸びるメッキの加飾。他のマツダ車にも備わっている共通のデザインで、これをシグネチャーウイングと呼びます。上下に薄いヘッドライトに、水平に伸びるバータイプのフロントグリルとあいまって、ワイド感が強調されています。

ちなみにCX-8の車幅は、1840㎜であって、ひとつ下のCX-5と変わりません。つまり、意外と幅が狭いのです。これは使い勝手を考慮した結果でしょう。しかし、それをそのまま感じさせては格好悪くなるもの。そこでCX-8は、デザインでワイド感を生み出し、ナローさに気づかないようになっているのです。

サイドビューの特徴ははっきりとしたプレスラインではなく、面の変化で抑揚を生み出していること。CX-8の後にデビューした、マツダ３でも採用された手法で、非常に洗練された雰囲気を生み出します。

また、注目してほしいのがキャビンのサイズ感です。実際のところは必要なサイズが確保されているのですが、クルマの後端に向かって下がっていく窓の上端などにより、コンパクトに見えるはず。土台となるボディが逆に大きく力強く見えることで、スタイリッシュで美しいプロポーションとなっています。

また、ルーフレールの造形もユニークなモノ。金属の塊から削り出したようなデザインは、CX-8の美しさをさらにひきたてるものと言えるでしょう。

リアビューもフロント同様に、デザインは水平基調となっています。左右に伸びるシグネチャーウイングは細めで、リアストップランプに食い込むようなデザイン。この凝った造形が精緻な印象を生み出します。

マツダ CX-8のボディカラーは7色

ボディカラーは7色。
「ソウルレッドクリスタルメタリック」
「マシーングレープレミアムメタリック」
「ソニックシルバーメタリック」
「ディープクリスタルブルーマイカ」
「スノーフレイクホワイパールマイカ」
「チタニウムフラッシュマイカ」
「ジェットブラックマイカ」
CX-8ならではのカラーとして広告などによく利用されているのが「マシーングレープレミアムメタリック」です。塗装面の底に高輝度アルミを配合した漆黒顔料を配置することで、まるで金属のインゴットから削り出したような力強い色味を実現しています。

堂々とした力強さと品格、スタイリッシュさが調和するのがCX-8のエクステリアデザインです。また、根底にある魂動デザインのコンセプトも表現されており、走りの良さをも感じとることができます。「家族のために我慢してMPVに乗っている」というのではなく、「格好良く、よく走りそうなMPVだから」と選ばれるのがCX-8ではないでしょうか。それをデザイン面からも感じ取ることができます。

マツダ CX-8 なぜ格好よく見える？マツダ地獄から天国へ？ 3列シートSUVの魅力は？鈴木ケンイチ氏と河西啓介が約45分間徹底解説！本音で語ります！