ライバルはランドクルーザー!?マツダ CX-8をランクルと比較してみた【プロ徹底解説】
更新日:2024.09.09
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2017年にデビューした、マツダの国内最大のSUVモデルとなるのがCX-8です。
ただ、大きなクルマというだけでなく、3列シートとすることで多人数乗車(MPV)としての側面も併せもっています。
デビュー直後の2018年と、翌2019年と2年連続で「国内3列シートSUV」の販売ナンバー1を獲得。
非常に高い人気を誇っています。
文・鈴木 ケンイチ/写真・山田 真人
ただ、大きなクルマというだけでなく、3列シートとすることで多人数乗車(MPV)としての側面も併せもっています。
デビュー直後の2018年と、翌2019年と2年連続で「国内3列シートSUV」の販売ナンバー1を獲得。
非常に高い人気を誇っています。
文・鈴木 ケンイチ/写真・山田 真人
実はマツダ CX-8のライバルは少ない?
CX-8のライバルは何か? というと、実は、あまり多くのライバルが存在しません。3列シートを持つSUVは、三菱アウトランダーのガソリン・エンジン車、日産エクストレイルの一部グレード、そしてトヨタ・ランドクルーザーです。ちなみに、欧州車であればメルセデス・ベンツのGLBとGLE、ランドローバー・ディスカバリーなどが存在します。
ただし、アウトランダーとエクストレイル、GLBは、CX-8よりも小さく、ランドクルーザーとGLE、ディスカバリーはCX-8よりも幅がありすぎとなります。ライバルが少ないということも、2年連続での「3列シートSUVナンバー1の販売台数」の理由の一つと言えるでしょう。
ただし、アウトランダーとエクストレイル、GLBは、CX-8よりも小さく、ランドクルーザーとGLE、ディスカバリーはCX-8よりも幅がありすぎとなります。ライバルが少ないということも、2年連続での「3列シートSUVナンバー1の販売台数」の理由の一つと言えるでしょう。
マツダ CX-8のライバルはトヨタ ランドクルーザー?
そうしたライバルの中で、あえて1台を選ぶとすれば、国産車で3列シートの人気モデルであるトヨタ・ランドクルーザーではないでしょうか。CX-8がマツダの最上位SUVであれば、ランドクルーザーもトヨタの最上位SUVです。
実際にランドクルーザーの販売は、堅調で、ランドクルーザーとプラドを合わせれば、常に年間で2万台近くも売れているとか。ただし、ランドクルーザーは3列シートだけでなく2列シートもあるため、「3列シート」に限ると、CX-8の方が売れているというわけです。
マツダ CX-8が優っているポイント
では、CX-8とランドクルーザーを比較して、CX-8が勝る点は何でしょうか?
まず、言えるのは日常の取り回しの良さでしょう。CX-8は全長4900mm×全幅1840mm×全高1730mm。それに対してランドクルーザーは全長4950mm×全幅1980mm×全高1880mm。大きな差は、14cmも違う全幅です。ランドクルーザーは世界市場の向けた本格派のオフローダーです。そのため狭い日本での取り回しは、やはり日本向けに仕立てられたCX-8が勝ります。
また、燃費性能もCX-8が上。CX-8のディーゼル車であればWLTCモード燃費が4WDでも15.4km/L。ガソリンの2.5Lターボ車でも4WDが11.6㎞/L。一方、ランドクルーザーは4.6L V8ガソリンエンジンで最高6.9km/L。相当な差となります。また、CX-8は国内SUVの最上位とはいえ、価格は300万円弱から460万円といったところ。ランドクルーザーは480万円スタートで上は700万円弱、500万円台が中心ですから、価格面ではずいぶんとCX-8が身近になります。
まず、言えるのは日常の取り回しの良さでしょう。CX-8は全長4900mm×全幅1840mm×全高1730mm。それに対してランドクルーザーは全長4950mm×全幅1980mm×全高1880mm。大きな差は、14cmも違う全幅です。ランドクルーザーは世界市場の向けた本格派のオフローダーです。そのため狭い日本での取り回しは、やはり日本向けに仕立てられたCX-8が勝ります。
また、燃費性能もCX-8が上。CX-8のディーゼル車であればWLTCモード燃費が4WDでも15.4km/L。ガソリンの2.5Lターボ車でも4WDが11.6㎞/L。一方、ランドクルーザーは4.6L V8ガソリンエンジンで最高6.9km/L。相当な差となります。また、CX-8は国内SUVの最上位とはいえ、価格は300万円弱から460万円といったところ。ランドクルーザーは480万円スタートで上は700万円弱、500万円台が中心ですから、価格面ではずいぶんとCX-8が身近になります。
トヨタ ランドクルーザーが優っているポイント
一方、ランドクルーザーが圧倒するのは、そのサイズ感が生み出す、室内空間の広々さ。そして、オフロードでの走破性能です。特に過酷な環境においてのランドクルーザーの走破性能と信頼性の高さは、乗用車ベースのCX-8とは比べものにならないほど高いと言っていいでしょう。
また、搭載するエンジンのパワフルさもランドクルーザーが上。最高出力234kW(318PS)/5600rpm、最大トルク460Nmを誇ります。
また、搭載するエンジンのパワフルさもランドクルーザーが上。最高出力234kW(318PS)/5600rpm、最大トルク460Nmを誇ります。
両車が互角なポイントは?
そして、互角だと言えるのが安全装備類です。現行型ランドクルーザーのデビューは2007年と古いのですが、たゆまぬ改良により、衝突被害軽減自動ブレーキをはじめACC、ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックアラートなどの先進運転支援システムは、最新モデルと遜色ない内容となっています。
最期にデザインと上質感に関しても同等と言えます。もちろんデザインの方向性は大きく異なります。CX-8はモダンで艶のあるデザインが魅力。そしてランドクルーザーは、やはりトヨタの最上位SUVとしてのゴージャスさが備わっています。どちらが優れるというよりも、好み、指向性の違いと言えるでしょう。
最期にデザインと上質感に関しても同等と言えます。もちろんデザインの方向性は大きく異なります。CX-8はモダンで艶のあるデザインが魅力。そしてランドクルーザーは、やはりトヨタの最上位SUVとしてのゴージャスさが備わっています。どちらが優れるというよりも、好み、指向性の違いと言えるでしょう。
CX-8とランドクルーザーを比べてみると、どちらもマツダとトヨタの最上位SUVとして恥じない充実の内容です。
ただし、車格がランドクルーザーの方がひとつ上ということで、価格も大きな差となってしまいました。
とはいえ、3列シートの人気SUVとしては、意外と販売数も近いものがあるはずです。
ただし、車格がランドクルーザーの方がひとつ上ということで、価格も大きな差となってしまいました。
とはいえ、3列シートの人気SUVとしては、意外と販売数も近いものがあるはずです。