ハイブリッド車の駆動用バッテリーの寿命と交換費用

トヨタ プリウス

「20世紀に間に合いました」をキャッチコピーとした初代プリウスの誕生から、2021年で24年になります。

この間に、ハイブリッド車は超特別なクルマから、普通のクルマと言えるまで普及しました。

そこで気になるのは、ハイブリッド車の駆動用バッテリーの寿命と保証期間ではないでしょうか?

※2021年11月時点

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トヨタ ハイブリッド車、発売20年で世界累計販売1,000万台に!
駆動用バッテリーに対する各自動車メーカーの対応
実はガソリン車でも十分?

トヨタ ハイブリッド車、発売20年で世界累計販売1,000万台に!

2017年2月、トヨタ自動車はハイブリッド車の世界累計販売が1,000万台を突破したと発表しました。

初代プリウスの発売から、ちょうど20年が経った頃です。この20年で、他メーカーからもハイブリッド車が続々と発表され、ハイブリッド車は特別なものではなくなりました。

そこで今回は、各メーカーのハイブリッド車の心臓部である、リチウムイオンバッテリーの保証期間について調査しました。

駆動用バッテリーに対する各自動車メーカーの対応

トヨタ ノアの場合

トヨタ 新型ノアに搭載されるハイブリッドシステムは、EV走行も可能なシリーズ パラレル式のTHS IIです。

初代プリウス以来、熟成を重ねてきたハイブリッドシステムで、フロントシート床下に搭載されたニッケル水素電池の寿命は10年以上とされ、故障なしで廃車まで乗るユーザーも多いとのこと。

メインバッテリーをはじめとるするハイブリッド機構は「特別保証」の対象となり、保証期間は新車登録時から5年間または10万km走行時点のいずれかの早い方までとなります。

保証期間内で保証の条件に当てはまる場合には、無料で保証修理を受けられるため安心です。

日産 ノートe-POWERの場合

海外ではレンジエクステンダーという名称で知られる日産e-POWERシステム。

大別すると100%EV走行のシリーズ式ハイブリッドで、エンジンは発電用だけに使用しています。駆動用のリチウムイオンバッテリーは、フロントシートの下に配置されています。

いわば自家発電機を備えたEV車で、発電機(エンジン)を駆動するためにガソリンを使います。燃料補給に関しては、従来のインフラ(GS)を使えるので、実用性は高いといえるでしょう。

日産は、e-POWERシステムに、メーカー特別保証として5年間または10万km走行のいずれか早い方までの保証を用意しています。

ホンダ フリードの場合

ホンダ フリードのハイブリッドシステムは、他社とはひと味違うSPORT HYBRID i-DCDです。

1モーターを7速デュアルクラッチトランスミッションに内蔵し、低燃費とホンダらしいスポーティな走りの両立を狙ったシリーズ パラレル式ハイブリッドです。

駆動用バッテリーはリチウムイオン充電池で、リアラケッジルームの床下に配置されます。保証期間は新車登録から5年間、但しその期間内でも走行距離が10万kmまでとなっています。

三菱 アウトランダーPHEVの場合

世界最高のPHEVと欧州で褒めたたえられた三菱 アウトランダーPHEVは、プラグインハイブリッド車とEV車の特性を備える車です。

走行状況に応じてバッテリーとモーターのみで走行する「EV走行モード」、エンジンで発電した電気でモーターを駆動させる「シリーズ走行モード」、エンジンメインでモーターがアシストする「パラレル走行モード」を、車が切り替えてくれます。

リチウムイオンバッテリーの搭載位置は、キャビン床下に配置されます。

ユーザーの声によると、ほぼエンジンを使用せずに走行可能とのこと。リチウムバッテリーの負担は大きそうですが、保証は手厚い内容となっています。

特別保証としては、初度登録後8年以内かつ16万kmまでの走行容量保証としては、初度登録後8年以内かつ走行16万km以内の場合バッテリー容量が70%を下回った場合に、無償で修理・交換を実施できます。

スズキ ソリオ ハイブリッドの場合

シリーズ パラレル式ハイブリッド搭載車のスズキ ソリオ ハイブリッド。

駆動用バッテリーにマイルドハイブリッドより大容量のリチウムイオン充電池を使用し、EV走行とモーターアシスト領域を拡大しています。

メーカーサイトでは、保証期間に関する表記は見られませんでした。

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