7~8人乗りのおすすめ車6選!大人数でも快適にドライブできる3列シートのSUV&ミニバンをご紹介

ネクステージ新座店 CARPRIME

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年末年始、家族や友人を乗せての移動やドライブなどをする場面のあった方も多いのではないだろうか。

そのような場面に便利なのが「3列シート」のクルマ。

大人数でも快適にドライブすることができ、日常の使い勝手にも優れ、さらには自動車好きの趣味ゴコロまで満たしてくれる……そんな欲張りなクルマはないものか?

ということで7人乗り・8人乗りのSUVとミニバンを6台ご紹介しよう。

文/河西啓介

河西啓介|かわにし けいすけ

「NAVI CARS」「MOTO NAVI」「BICYCLE NAVI」などの編集長をつとめ、その後フリーランスの編集者、モータージャーナリストとして活動。自動車のハードウェア面だけでなく、衣・食・住を含めたライフスタイル商品として捉えるという視点を重視する。同時にアーティスト、タレントとしての活動も行っており、テレビ、ラジオ、イベントなどへの出演も多い。

河西啓介
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おすすめの 3列シート SUV & ミニバン 6台を動画で解説!
【トヨタ アルファード】日常的に3列目に大人を乗せるならこれ
【日産 セレナe-Power】3列目シートがスライド可!燃費と安全性も先進的
【トヨタ ヴォクシー】硬派で力強いエクステリアが魅力!
【トヨタ シエンタ】5ナンバーサイズながら7人乗りを実現!コンパクトさを求める方におすすめ
【トヨタ ランドクルーザー・プラド】持ち前のタフさとラグジュアリーな内装で様々な用途に使える
【マツダ CX-8 】スポーティな走りを3列シートSUVで実現!

おすすめの 3列シート SUV & ミニバン 6台を動画で解説!

今回ご紹介する車両はすべて「ネクステージ新座店」で取材、撮影させていただいたもの。

車両の詳細はYouTubeチャンネル「CARPRIME」「Koredeチャンネル」でも解説しているので、動画もぜひご覧いただきたい。

【トヨタ アルファード】日常的に3列目に大人を乗せるならこれ

3列目シートを備えるミニバンの“雄”といえばトヨタ・アルファードだろう。

かつてトヨタの最高級車といえばクラウンやセルシオだったが(センチュリーは別格として)、今や車格や価格も含めて実質的なトヨタ最高級車はこのアルファード

イコール、国産ミニバンの最高峰と言っても差し支えない存在だ。
アルファードの特等席は、何といってもS"Cパッケージ"の、飛行機のビジネスクラスを思わせるような2列目シート

だが3列目も大人が十分にくつろげるスペースが確保されている。

空間的には5ナンバーサイズミニバンやSUVとは圧倒的な差があり、日常的に3列目に大人を乗せる機会があるのならアルファードを選ぶのが賢明だろう。
いっぽう2列目、3列目乗員のための空間を広くとっているため、フル乗車の状態では荷室スペースはあまり広くない。

しかし荷室のフロア下には二重底になったスペースがあり、ここに小さなキャリケースぐらいなら収まってしまう

全長×全幅×全高=4,950×1,850×1,950mmのボディサイズは伊達ではなく、居住性、乗り心地、ユーティリティ、どの点においても不足はないのだ。

【日産 セレナe-Power】3列目シートがスライド可!燃費と安全性も先進的

2018年、2019年のミニバン売り上げNo.1に輝いたセレナ

四角くて見切りのよい車体に、乗員すべてがゆったり座れる3列シートを備え、7人乗りと8人乗りの2種類が用意されている。

※e-POWERモデルは7人乗りしかラインナップされていない為、8人乗りを検討している場合は注意が必要。
2列目だけでなく3列目にもシート背面テーブル、USBソケット、スライドドア開閉ボタンなどが備わり、すべての乗員が“おもてなし感”を感じられる。

3列目シートを前後スライドさせられるので、荷物の量に応じてさまざまな使い方ができるのも利点。
さらなる「売り」は、日産得意のハイブリッドシステム「e-POWER」を組み合わせていることだ。

e-POWERはガソリンエンジンを使って発電し、その電気でモーターを駆動しクルマを走らせるという仕組み。ガソリン価格が高騰する昨今、その燃費のよさ(カタログ燃費はリッターあたり26.2km/JC08モード)は魅力的だ。

また、先進の運転操作支援システム「プロパイロット」を備えるため、ドライブでの安心感も高い。全方位に気を配った死角なしのミニバンなのだ。

【トヨタ ヴォクシー】硬派で力強いエクステリアが魅力!

2001年登場の初代以来、5ナンバーサイズを基本とした3列シートミニバンのスタンダードと言うべき存在なのがヴォクシー

兄弟車であるノアがファミリーカー然としたコンサバなキャラクターなのに対して、ヴォクシーは力強くシャープなデザインで“硬派さ”を押し出している

上級モデルのアルファードをイメージさせるルックスで、若いファミリーから人気というのも頷けるところだ。
迫力のある外観に対して中身は3列シートミニバンの基本をきっちりと抑えている。

とにかく扱いやすく、使い勝手に優れているのがヴォクシーの魅力だ。
▲8人乗り仕様の2列目を折り畳んだ状態。

3列目シートは特別なギミックを持たない左右跳ね上げ式となるが、床を低くすることができるため、乗員の乗降がしやすい。

また2列目シートは810mmの前後スライドが可能なので3列目をたためば広大な荷室スペースを確保することができる。

なおヴォクシー・ノアは2022年1月に新型のデビューが決まっている。新型の登場を待つか、現行をリーズナブルに手に入れるか、迷うところだ。

【トヨタ シエンタ】5ナンバーサイズながら7人乗りを実現!コンパクトさを求める方におすすめ

全長4,300mm以下の5ナンバーサイズに7人乗り3列シートを詰め込んだコンパクトミニバン

今回挙げたクルマの中では最もコンパクトなのがシエンタだ。
それだけに7人がゆったり乗るほどのスペースはないが、普段は4、5人乗りとして使い、いざというときに3列目に乗せる、というユーザーにはお勧めだ。

実際シエンタは小さな子どものいる夫婦などからの人気が高いという。
シエンタいちばんの特徴はシートアレンジ。

2列目にはシート全体をワンタッチで前に倒すことができるタンブル機構が備わり、3列目への乗降を容易にする。
さらに3列目にはシートを床下に潜り込ませるダイブイン機構があり、収納状態では完全な2列シートの5人乗りとして使うことができる

コンパクトな車体はミニバンというよりハッチバック車感覚で運転できるので、3列シートは欲しいけれど、大きなミニバンは持て余しそう……という人はぜひ選択肢に加えてみては。

【トヨタ ランドクルーザー・プラド】持ち前のタフさとラグジュアリーな内装で様々な用途に使える

3列シートの7人乗り・8人乗りといえばミニバンというイメージが強いが、SUVの中にも3列シートを備えているモデルがある。

その1台がトヨタ ランドクルーザー・プラドだ。

デビュー当時はランドクルーザーの弟分的な位置づけだったが、モデルチェンジを重ねるごとに高級化し、現行モデルでは乗用車と遜色のない快適性を備えたSUVとなっている。
とくにTX“Lパッケージ”は本革内装を標準装備し、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出している。

室内空間は十分に広いが、最低地上高が高いため乗降性がよいとは言い難い
とくに3列目へのアクセスは、2列目シートを倒してもかなり狭い間口から乗り込まなくてはならないため、高齢者の乗り降りは厳しいだろう。

だがいざ乗り込んでしまえば空間は思いのほか広く、独立したドリンクホルダーを備えるなど快適に移動できる。
3列目シートは電動で格納でき、ゴルフバッグ4つを積めるフラットな荷室をつくり出すことができる。

3列シート車としては多少の割り切りは必要だが、アウトドアアクティビティから多人数乗車まで、シーンに応じて使いこなせるSUVとして貴重な存在だ。

【マツダ CX-8 】スポーティな走りを3列シートSUVで実現!

これまで紹介してきた5台とはまた違うコンセプトを持つのがこのマツダ CX-8だ。

ミニバンとSUVの“中間”というというべきモデルで、このCX-8が切り開いた新ジャンルと言える。

余裕をもった多人数乗車が可能なユーティリティを確保しつつ、運転の楽しさやスポーティさを犠牲にしていないという点では、クルマ好きのための3列シート車とも言えるだろう。
インテリアのしつらえは上質で、ミニバンほど広くはないものの、3列目でも快適なスペースは確保されている。

独立したドリンクホルダーや充電用USB端子が備わるのも嬉しいポイントだ。
3列目へのアクセスは、2列目シートのスライドがスイッチひとつで行える「ワンタッチウォークイン機構」が備わる。

3列目シートを使用した状態では荷室容量は少ないが、床下のサブトランクを使えば機内持ち込み用のスーツケースが4個タテに収まるほか、ベビーカーなども積み込むことができる。

スポーティなデザインの中にさまざまな工夫を重ねて、3列シートならではのユーティリティを実現したモデルだ。
以上、サイズ、タイプ、価格帯ともさまざまな3列シートを備える7人乗り・8人乗りのモデル6台をご紹介した。

いずれも大人数での乗車が可能だが、とはいえ広さや使い勝手はかなり異なる。

3列目に乗る人の体格、頻度、距離などでどのタイプを選ぶべきかは変わるだろう。選択にあたってはじっさいに3列目に乗り降りして、試してみることをオススメする。
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