トヨタ 新型ノア&ヴォクシーの初回車検までの維持費はいくら!?【プロ徹底解説】
更新日:2024.09.09
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ファミリー層に人気の高いミニバンの代表格であるノア&ヴォクシー。
2022年1月に4代目へとフルモデルチェンジを果たしましたが、そんな人気のミニバンを購入し、初回車検を受けるまでにはどのくらいの維持費が必要になるのでしょうか?
なお、購入時の税金などについては車両の総支払額に組み込まれることがほとんどのため、乗り出したあとにかかる費用についてのみピックアップしています。
文・写真/小鮒 康一
2022年1月に4代目へとフルモデルチェンジを果たしましたが、そんな人気のミニバンを購入し、初回車検を受けるまでにはどのくらいの維持費が必要になるのでしょうか?
なお、購入時の税金などについては車両の総支払額に組み込まれることがほとんどのため、乗り出したあとにかかる費用についてのみピックアップしています。
文・写真/小鮒 康一
新型ノア&ヴォクシーの自動車税
毎年5月ごろに納付書が届く自動車税。
新型ノア&ヴォクシーはハイブリッド車が1.8L、ガソリン車が2Lのエンジンを搭載しているため、どちらを選んでも自動車税の額は36,000円となります。
ただハイブリッド車ではグリーン化特例の対象車となっているため、購入翌年度の自動車税のみ概ね75%減税となる点に注目です。
新型ノア&ヴォクシーはハイブリッド車が1.8L、ガソリン車が2Lのエンジンを搭載しているため、どちらを選んでも自動車税の額は36,000円となります。
ただハイブリッド車ではグリーン化特例の対象車となっているため、購入翌年度の自動車税のみ概ね75%減税となる点に注目です。
新型ノア&ヴォクシーの自動車重量税
車検時に支払いが必要となる自動車重量税は、車両重量によって金額が変わってきます。
新型ノア&ヴォクシーの車両重量はグレードによって1600kg~1710kgとバラつきがありますが、すべてのグレードが1500kg以上2000kg未満の範疇となるため、32,800円となります。
ただしここでもハイブリッド車ではエコカー減税の対象車となるため、初回車検時の自動車重量税が100%減税となり、0円となるのが大きな違いとなります。
新型ノア&ヴォクシーの車両重量はグレードによって1600kg~1710kgとバラつきがありますが、すべてのグレードが1500kg以上2000kg未満の範疇となるため、32,800円となります。
ただしここでもハイブリッド車ではエコカー減税の対象車となるため、初回車検時の自動車重量税が100%減税となり、0円となるのが大きな違いとなります。
新型ノア&ヴォクシーの自賠責保険
1回目の車検を受ける際、更新が必要となる強制保険である自賠責保険。
これは自家用乗用車であれば車種や排気量、ボディサイズなどを問わずに一律の金額となっており、執筆時点での金額は21,550円となっています。
これは自家用乗用車であれば車種や排気量、ボディサイズなどを問わずに一律の金額となっており、執筆時点での金額は21,550円となっています。
新型ノア&ヴォクシーの任意保険
クルマを運用するのであればマストで加入しておきたい任意保険。
今回は新規に加入する形で、車両はヴォクシーのハイブリッド2WD車、加入者の年齢が40歳、免許証の色はゴールド、使用目的は日常・レジャー、運転者年齢条件を35歳以上、運転者の範囲は本人・配偶者限定とし、対人・対物は無制限、車両保険を付けたパターンで試算したところ、もっともエコノミーなプランで年間保険料が46,950円となりました。
また、同じ条件で車両をヴォクシーのガソリン2WD車とした場合の年間保険料は46,500円となり、パワートレインによっての保険料の違いはほとんどない結果となっています。
今回は新規に加入する形で、車両はヴォクシーのハイブリッド2WD車、加入者の年齢が40歳、免許証の色はゴールド、使用目的は日常・レジャー、運転者年齢条件を35歳以上、運転者の範囲は本人・配偶者限定とし、対人・対物は無制限、車両保険を付けたパターンで試算したところ、もっともエコノミーなプランで年間保険料が46,950円となりました。
また、同じ条件で車両をヴォクシーのガソリン2WD車とした場合の年間保険料は46,500円となり、パワートレインによっての保険料の違いはほとんどない結果となっています。
新型ノア&ヴォクシーの燃料代
クルマを走らせるために必要不可欠となる燃料。今回はミニバンということもあって、年間の走行距離を10,000kmと仮定して計算してみることにしました。
人気グレードであるS-ZやS-GグレードではカタログのWLTCモード燃費がハイブリッド車で23.0km/L、ガソリン車で15.0km/Lとなっており、それぞれ実燃費が8割ほどと仮定するとハイブリッド車が18.4km/L、ガソリン車が12.0km/Lとなるので、この数値で計算しています。
そうすると10,000km走行するのに必要な燃料がハイブリッド車でおよそ543.5L、ガソリン車でおよそ833.3Lとなり、現在のレギュラーガソリンの平均価格165円/Lで計算すると、ハイブリッド車が89,678円、ガソリン車が137,495円ということになります。
つまり、年間で燃料代だけで5万円弱もの差が出てきてしまうということになるので、意外とバカにできない差と言えるのではないでしょうか。
人気グレードであるS-ZやS-GグレードではカタログのWLTCモード燃費がハイブリッド車で23.0km/L、ガソリン車で15.0km/Lとなっており、それぞれ実燃費が8割ほどと仮定するとハイブリッド車が18.4km/L、ガソリン車が12.0km/Lとなるので、この数値で計算しています。
そうすると10,000km走行するのに必要な燃料がハイブリッド車でおよそ543.5L、ガソリン車でおよそ833.3Lとなり、現在のレギュラーガソリンの平均価格165円/Lで計算すると、ハイブリッド車が89,678円、ガソリン車が137,495円ということになります。
つまり、年間で燃料代だけで5万円弱もの差が出てきてしまうということになるので、意外とバカにできない差と言えるのではないでしょうか。
新型ノア&ヴォクシーのメンテナンス費用
クルマというのは購入後もメンテナンスが必要となるもの。最近の新車では信頼性も高くなってきたとはいえ、やはり定期的な点検・メンテナンスは車両の好調を維持するためにも必須と言えるでしょう。
また、法定点検などを実施していない車両は売却時の査定で不利になることも多く、トータル的なことを考えてもメンテナンスをおろそかにするデメリットは計り知れないということになります。
そんなメンテナンス費用ではありますが、最近ではディーラーで「メンテナンスパック」と呼ばれるサービスが主流となっており、都度支払うよりもトータルでは安く費用を抑えられるほか、新車購入時には車両と一緒にローンに組み込むこともできるため、先々の出費もある程度予測できる点が支持されています。
メンテナンスパックは実施するディーラーによって金額に若干の差が存在しますが、今回は首都圏にディーラーを展開する販売店が提供するパックでチェックしてみると、半年ごとの点検費用&オイル交換などに加え、初回車検の基本点検や検査測定&検査手続代行費用までカバーするタイプでノア&ヴォクシークラスで99,700円となっており、都度支払うよりもおよそ38,000円オトクとなるものが用意されていました。
このパックは車格によって金額が設定されているため、ハイブリッドモデルでもガソリンモデルでも金額は同一となっており、メカニズム的に複雑なハイブリッド車だから高い、ということもない点は安心ですね。
また、法定点検などを実施していない車両は売却時の査定で不利になることも多く、トータル的なことを考えてもメンテナンスをおろそかにするデメリットは計り知れないということになります。
そんなメンテナンス費用ではありますが、最近ではディーラーで「メンテナンスパック」と呼ばれるサービスが主流となっており、都度支払うよりもトータルでは安く費用を抑えられるほか、新車購入時には車両と一緒にローンに組み込むこともできるため、先々の出費もある程度予測できる点が支持されています。
メンテナンスパックは実施するディーラーによって金額に若干の差が存在しますが、今回は首都圏にディーラーを展開する販売店が提供するパックでチェックしてみると、半年ごとの点検費用&オイル交換などに加え、初回車検の基本点検や検査測定&検査手続代行費用までカバーするタイプでノア&ヴォクシークラスで99,700円となっており、都度支払うよりもおよそ38,000円オトクとなるものが用意されていました。
このパックは車格によって金額が設定されているため、ハイブリッドモデルでもガソリンモデルでも金額は同一となっており、メカニズム的に複雑なハイブリッド車だから高い、ということもない点は安心ですね。
このように車両を維持していく上ではそれなりに出費が必要となってしまいますが、ノア&ヴォクシーに限って言えば、減税や燃料代のコストを抑えられるハイブリッドモデルの方が、3年間で20万円ほどランニングコストを抑えられるという結果となりました。
ハイブリッドモデルとガソリンモデルの車両本体価格差はおよそ30万円程度ですから、使い方や保有年数を考慮すると、トータルの出費はハイブリッドモデルの方が低かったというケースも考えられるため、グレード選びは熟考したほうがいいかもしれませんね。
ハイブリッドモデルとガソリンモデルの車両本体価格差はおよそ30万円程度ですから、使い方や保有年数を考慮すると、トータルの出費はハイブリッドモデルの方が低かったというケースも考えられるため、グレード選びは熟考したほうがいいかもしれませんね。