【プロが徹底解説】トヨタ 新型ハリアー(4代目)の内装・外装、荷室、装備、オプション、欠点を試乗レビュー

新型ハリアー

2020年6月、4代目となる新型ハリアーがトヨタ自動車から発売されました。ハリアーは様々な年齢層にウケていますが特に若い人にウケています。新型ハリアーでは、TNGA(GA-Kプラットフォーム)が採用され、走りも質感も進化しているとのこと。そんな新型ハリアーを今回は、ハリアーの内装・外装、荷室、装備、ボディカラー、オプション、欠点を徹底解説していきます。

文/写真・萩原文博

Chapter
トヨタ 新型ハリアーの外装(エクステリア)デザインを徹底解説!!
新型ハリアーの内装(インテリア)デザインを徹底解説!!
新型ハリアーのエンジンやミッション、パワートレーン等のスペックを徹底解説!
新型ハリアーの安全装備を徹底解説!!
新型ハリアーのグレードの違いとボディカラーを徹底解説!!
新型ハリアーの維持費は?自動車税、保険など徹底解説!
新型ハリアーのライバルはアウトランダー?新型ハリアーのライバルを比較&解説してみた!
初代ハリアー、2代目ハリアー、3代目(先代)ハリアーの歴史を徹底解説!
トヨタ 新型ハリアーの良いところ・悪いところを徹底試乗&解説!

トヨタ 新型ハリアーの外装(エクステリア)デザインを徹底解説!!

国産SUVの中で、スタイリッシュな外観デザインを採用しているハリアー。

新型ハリアーでは最近、欧州プレミアムブランドのSUVに採用されているクーペフォルムを採用し、スタイリッシュかつ逞しいシルエットとなりました。新型ハリアーのスタイリッシュな外観デザインについて紹介します。

新型ハリアーの全体デザインを解説!

新型ハリアーは「Dignified Elegance(大いなる逞しさ)」をコンセプトに開発されました。

そのコンセプトを支える外観デザインのキーポイントが、「Graceful life」を彩る華美でも無骨でもない、洗練さを持ったSUV・流麗なクーペキャビンとスポーツカー並の逞しいスタンスによる新型ハリアー独自の佇まいです。

そしてあらゆるシーンにマッチしつつ映える、シンプルで研ぎ澄まされた存在感の3点です。

まず、新型ハリアーのアーキテクチャとして、エレガンスさと大らかな逞しさの融合を目指したデザインを創出しています。

これをよりロングでワイドにたくましくなったタイヤハウス周りの強調や絞り込まれたキャビンと張り出したフェンダーの対比で表現しています。

続いてサーフェイス(表面)として、研ぎ澄まされた面に秘められた躍動感と豊潤さを表現しました。これは大らかなボディサイドの円弧断面から鋭利な折れ線へと大胆な変化がダイナミックな躍動感を生み、ヘッドライト周りやリアコンビネーションランプの艶やかな曲面とシャープ面が有無心地良いハーモニーによって表現されています。

そしてディテールでは遠くからでも新型ハリアーとひと目でわかるアイコニックなグラフィックとしています。これは涼しげに個性を主張するデイタイムランニングランプやシャープな一文字発光にこだわったテールランプやリアウィンドウ内に設置されたハイマウントストップランプで表現されています。

新型ハリアーの全体的なデザインのお話はここまで。続いて新型ハリアーのフロントマスク、リア周り、サイドビューについて詳しく解説していきます。

新型ハリアーのフロントマスクを解説!

新型ハリアーのフロントマスクは、フロントアッパーグリルからヘッドランプへと流れるような連続性により、精悍かつシャープな印象を際立たせたフロントビューが特長です。

二重のL字型に発光するデイタイムランニングランプは遠くからでも新型ハリアーとわかる個性と先進性を強調しています。

新型ハリアーのサイドビューを解説!

新型ハリアーのサイドビューはできるだけ無駄なラインを排除したシンプルな構成でありながらもダイナミックにボディ断面が変化していくサイドビューによって、豊かな表情を創出するとともに、強い動感を表現しています。

新型ハリアーのリアビューを解説!

新型ハリアーはリアのリアビューは絞り込まれたクーペキャビンとスポーツカーのように左右に張り出したホイールハウスとの組み合わせにより、逞しさを演出しています。

新型ハリアーは、細く、鋭く、横一文字に光るテールランプによってワイド感と低重心そして圧倒的な存在感を演出しています。

新型RAV4のヒットにより、新型ハリアーの外観デザインは大胆なクーペフォルムへと舵を切ることができました。

フロントは先代ハリアーのイメージを継承していますが、流麗なルーフライン、後方に行くに連れて絞り込まれたキャビンそして、アスリートの筋肉のように盛り上がったフェンダーによって演出されるエレガントさと逞しさは、まさにスポーツカーの法則に則ったデザインとなっています。

新型ハリアーの内装(インテリア)デザインを徹底解説!!

新型ハリアーの内装(インテリア)デザインを徹底解説!!

新型ハリアーのインテリアは外観同様に「Dignified Elegance(大らかな逞しさ)」がコンセプトとなっています。プレミアムSUVに相応しい上質で心地良い室内空間をめざして開発されました。

新型ハリアーに使用する素材だけでなく、触感や見た目の美しさにもこだわり、オーナーシップを感じられる感性に訴える空間に仕上げられています。

新型ハリアーのインパネ周りを解説!

新型ハリアーのインテリアは、ほどよい緊張感と安心感のバランスで、凛とした心地良い居住空間を表現しています。

また大らかな面質と内包する逞しい骨格によりエレガントさと逞しさが同居するSUVらしさを追求。そしてさりげない細部の表現や素材、仕立ての良さにまでこだわった上質さという3点がポイントとなっています。

新型ハリアー Z レザーパッケージ (内装ブラウン) <オプション装着車>

新型ハリアーではこのポイントを実現させるために、アーキテクチャとして包み込まれる抱擁感と骨太骨格による安心感を有無上質な空間に仕立てるために、柔らかなパッドをインパネからドアトリムに採用し、乗員を包み込む空間作りを行っています。

また、幅広く骨太なセンターコンソールによってSUVらしい逞しさを表現しました。

続いて、サーフェイス(表面)として、全体との調和に気を配り、上質な触り心地にも拘っています。

新型ハリアーのドアのインナーパネルは大らかに変化する面質が織りなす心地良い流れを表現し、インパネに採用する素材に関しては硬さ、艶、配色の調和と対比のバランスを追求しています。

続いて、ディテールとして、室内空間の演出の中に機能照明も兼ねたイルミネーションを採用しています。センターオープントレイやセンターコンソールのカップホルダーなどにブルーのイルミネーションを採用し、筆とは異なる表情で彩を与えてくれます。

そしてクラフトマンシップというポイントで最も表現されているのが、馬の鞍をイメージし、幅広く堂々としたセンターコンソールです。

厚川を曲げたような自然な張りや風合いにもこだわっており、そのセンターコンソールを包み込むインストルメントパネルとの組み合わせによりコンセプトである「大らかな逞しさ」を演出し新型ハリアーならではの個性を強調しています。

新型ハリアーの運転席周りを解説!

新型ハリアーでは、TNGAを採用した新プラットフォームを採用し、ヒップポジションは先代より低くなっていますが、ボンネットの形状や薄型のインストルメントパネルを採用するなど様々な工夫されており非常に良好な視界が確保されています。

メーターパネルの中央には液晶を採用したマルチインフォメーションディスプレイを採用。

また、センターパネルには12.3インチのTFTタッチワイドディスプレイを採用することで、操作系ボタンの少ないスッキリとしたデザインとなっています。

上級グレードにはカラーヘッドアップディスプレイを装備しており、ドライバーは視線を移動させることなく、様々な情報を確認することができます。操作パネルも高い位置にあるため、視線移動が少なく操作性も高いのが特長です。

新型ハリアーの助手席周りの広さや快適性を解説!

新型ハリアーでは、新シャシーを採用したことで、非常に静粛性が高く、フラットな乗り味が実現されています。

幅広いセンターコンソールによって独立した空間がかくほされているだけでなく、インパネからドアトリムにかけて採用された柔らかいパッド素材によって包まれ感があり安心できる空間が実現しています。

新型ハリアーの後部座席(リアシート)の広さや快適性を解説!

新型ハリアーの全高は1660mmと先代より30mm低くいなっているだけなく、よりスタイリッシュなクーペデザインを採用したことで、リアシートのヘッドクリアランスを心配する人もいますが、全くその心配はありません。

新型ハリアーでは、シート位置を最適化したことで、大人が長距離乗っても頭上そして足元の空間に圧迫感はまったく感じません。また、新型ハリアーは、先代ハリアーより全幅が+20mmの1855mmとなったことにより、室内の横方向の幅に余裕が生まれています。

新型ハリアーの荷室の広さや使い勝手について解説!

新型ハリアーのラゲッジ容量は5人乗車時で409L確保し、ゴルフバッグ3個搭載可能です。さらに後席を全て倒すと最大で1045Lまで拡大します。

また床下にスライド式のデッキボックスを装備。濡れたものなどが収納できるだけでなく、スライド機能により、アクセスの良さと高い利便性を実現しています。

さらに、一部グレードにはスマートキーを携帯していれば、リアバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアを自動開閉できる便利なハンズフリーバックドア機能を装備しています。

新型ハリアーのインテリアは、見て、触って満足できるインテリアに仕立てられています。そして使う素材や小物まで拘った質の高さは乗員をホッと落ち着ける雰囲気が漂っています。

単なる広さだけでなく、包まれるような安心感を提供するインテリアはSUVではハリアーだけが実現していると言えるでしょう。

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新型ハリアーのエンジンやミッション、パワートレーン等のスペックを徹底解説!

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博