バブル期の車で現在でも人気な車といえばこの5台!
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
1980年代後半のバブル期、クルマは憧れでありステータスであり、ときにはモテるためのアイテムでもありました。そんな時代ですから、生まれたクルマもユニークなものが多く、今も根強い人気を誇るモデルが数多くあります。今回はそんなバブルの一翼を担い、今も人気の高いクルマたちをピックアップしてみましょう。
文・木谷宗義
文・木谷宗義
今でも人気のバブル期の車|日産 シルビア(S13型)
1988年にデビューした5代目「シルビア」は、それまでのスポーティ路線から少し変わって「デートカー」としての性格を強めたものに。
シンブルでスタイリッシュなエクステリアと、FRならではのスポーティな走りにより、女性からも支持を集め、歴代シルビアの中でもっとも多くの販売台数を誇りました。その後、S13型シルビアはサーキット走行やドリフト走行に適したクルマとして、新たなニーズを獲得。最近になって、さらにヒストリックカーとしての価値が生まれ、その魅力が見直されてきました。
シンブルでスタイリッシュなエクステリアと、FRならではのスポーティな走りにより、女性からも支持を集め、歴代シルビアの中でもっとも多くの販売台数を誇りました。その後、S13型シルビアはサーキット走行やドリフト走行に適したクルマとして、新たなニーズを獲得。最近になって、さらにヒストリックカーとしての価値が生まれ、その魅力が見直されてきました。
今でも人気のバブル期の車|日産 レパード(F31型)
S13型シルビアより2年速い、1986年に登場した2代目「レパード」は、当時の日産のフラッグシップクーペ。
初代にあった4ドアは廃止され2ドアクーペのみとなったのは、ライバルであるトヨタ・ソアラを意識してのこと。販売面ではソアラに及ばなかったものの、このクルマの人気はドラマの劇中車として活躍したことで大きく高まります。
舘ひろしさん、柴田恭兵さんが出演した刑事ドラマ『あぶない刑事』です。あぶない刑事ファンにも支えられて人気はずっと続き、高値で取引されていることからも人気が伺えます。
初代にあった4ドアは廃止され2ドアクーペのみとなったのは、ライバルであるトヨタ・ソアラを意識してのこと。販売面ではソアラに及ばなかったものの、このクルマの人気はドラマの劇中車として活躍したことで大きく高まります。
舘ひろしさん、柴田恭兵さんが出演した刑事ドラマ『あぶない刑事』です。あぶない刑事ファンにも支えられて人気はずっと続き、高値で取引されていることからも人気が伺えます。
今でも人気のバブル期の車|日産スカイラインGT-R
今や日本を代表するスーパーカーのひとつとなった日産GT-R。
電子制御4WDとターボを組み合わせた走り礎を築いたのが、8代目スカイラインにラインナップされた「スカイラインGT-R(BNR32型)」です。名機と呼ばれるRB26DETT型、2.6L直列6気筒ターボエンジンは、当時最強の280psを発揮。「全日本ツーリングカー選手権(JTC)」では、全戦全勝という記録を打ち立てました。
R33、R34とGT-Rがモデルチェンジしたあとも、R32型の人気は高く、海外のファンからのニーズもあり、今ももっとも愛されているGT-Rのひとつとなっています。
電子制御4WDとターボを組み合わせた走り礎を築いたのが、8代目スカイラインにラインナップされた「スカイラインGT-R(BNR32型)」です。名機と呼ばれるRB26DETT型、2.6L直列6気筒ターボエンジンは、当時最強の280psを発揮。「全日本ツーリングカー選手権(JTC)」では、全戦全勝という記録を打ち立てました。
R33、R34とGT-Rがモデルチェンジしたあとも、R32型の人気は高く、海外のファンからのニーズもあり、今ももっとも愛されているGT-Rのひとつとなっています。
今でも人気のバブル期の車|トヨタ スープラ
それまでの「セリカXX」という名前から、北米仕様と統一した名称となったトヨタ「スープラ(A70型)」が登場したのは、1986年。
アメリカンなスタイルの上級スポーツカーとして、当時の若者たちの憧れとなりました。シルビアと同じくモータースポーツ車両としてのニーズを経たのち、近年になってヒストリックカーとしてその価値が見直されています。GRスープラの登場もあり、さらに注目度が高まることは間違いないでしょう。
アメリカンなスタイルの上級スポーツカーとして、当時の若者たちの憧れとなりました。シルビアと同じくモータースポーツ車両としてのニーズを経たのち、近年になってヒストリックカーとしてその価値が見直されています。GRスープラの登場もあり、さらに注目度が高まることは間違いないでしょう。
今でも人気のバブル期の車|ユーノス ロードスター
バブル期に登場し、今も人気を誇るクルマといったら、このクルマは外せません。
現在のマツダ・ロードスターの初代モデルにあたるユーノス「ロードスター(NA型)」です。ロードスターがデビューした1989年当時は、世界を見渡してもオープン2シータースポーツのラインナップはほとんどない時代。
そんな中でロードスターは登場するや世界中で大ヒットし、オープン2シーターというジャンルを確固たるものにしました。歴代ロードスターの中でもスタイリングがユニークであることや、ヒストリックカーとしての価値も生まれてきていること、さらにマツダがレストアプログラムを発表したことから、注目度はますます高まってきています。
現在のマツダ・ロードスターの初代モデルにあたるユーノス「ロードスター(NA型)」です。ロードスターがデビューした1989年当時は、世界を見渡してもオープン2シータースポーツのラインナップはほとんどない時代。
そんな中でロードスターは登場するや世界中で大ヒットし、オープン2シーターというジャンルを確固たるものにしました。歴代ロードスターの中でもスタイリングがユニークであることや、ヒストリックカーとしての価値も生まれてきていること、さらにマツダがレストアプログラムを発表したことから、注目度はますます高まってきています。
今回、ピックアップしたクルマはどれも最近、雑誌などでよく見かけるものばかりでしょう。
それは、およそ30年の歳月が経ち、ヒストリックカーとして見直されるようになってきたからです。しかし、ほとんど絶滅してしまった車種も少なくないことを考えると、今回とりあげた5車種が、いかにずっと大切にされてきたかがわかるはずです。
それは、およそ30年の歳月が経ち、ヒストリックカーとして見直されるようになってきたからです。しかし、ほとんど絶滅してしまった車種も少なくないことを考えると、今回とりあげた5車種が、いかにずっと大切にされてきたかがわかるはずです。
【あぶない刑事F31 レパード&初代レジェンド 編】昭和のバブル完全カムバック!!土屋圭市がデートカーを相沢菜々子、沢すみれ、橋本洋平と一気乗り!
木谷宗義│きたに むねよし
車メディアとSNSの編集者。編集者として企業メディアやSNSのコンテンツ制作を手がける、自身もライターとして年間約100本の記事を執筆する。自動車の歴史から機能解説、ドライブデートまでその幅は広いが、その主軸はひとりの自動車ユーザーとして「役に立つこと」。1981年、神奈川県生まれ。