"史上最強のスカイライン"と言われた2000ターボRSが"GT"の名をつけられなかった理由

スカイライン ターボRS·X 1984

日本初のターボ付4バルブDOHCエンジンを搭載したスカイライン2000ターボRSは、最高出力205馬力(最終型)を発揮しました。2代目スカイラインGT-R(KPG-C110)よりもハイパワーなエンジンを搭載し、"史上最強のスカイライン"とうたわれた「ターボRS」とはどんな車だったのでしょう?

Chapter
6代目スカイライン(R30)に設定
排ガス規制を乗り越えてのハイパワー実現
1983年2月「史上最強のスカイライン」登場
西部警察でも大人気!
短いスパンで馬力アップ
GT-RもGTも名乗れなかった理由

6代目スカイライン(R30)に設定

1981年8月に発売された6代目スカイラインは、思い切ったウェッジシェイプのデザインとなり、スポーティで軽快なイメージは、新しい時代のスカイラインを感じさせるものでした。

また、レーサーとして1979年のル・マン24時間レースで準優勝を飾ったアメリカ人俳優ポール・ニューマン氏をキャラクターとして起用したことでも話題を呼びました。

新型発売から2か月後の10月、ツインカム4バルブのFJ20E型エンジンを搭載した2000RSを発売。このDOHC4気筒エンジンは、2.0Lの排気量から150psの最高出力を発揮しました。

当時、2バルブながらツインカムエンジンで高性能をアピールしていたトヨタに対して、「技術の日産」を見せつけるべく、4バルブヘッドをRSに載せたとも言われています。

排ガス規制を乗り越えてのハイパワー実現

6代目スカイラインがデビューする前の70年代。日本は、厳しい排気ガス規制がスタートします。

各社が排ガス規制対応のために出力を抑えるなか、日産はECCSと呼ばれるエンジンコントロールシステムによって規制をクリア。スカイラインでは、DOHC4バルブのハイパワーエンジンを搭載することになりました。

環境性能とハイパワーを実現したこのエンジンによって、トヨタやホンダを巻き込んだハイパワー競争が始まったのです。

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1983年2月「史上最強のスカイライン」登場