平成の名車といえばこれだ!国産車5選

2019年4月で「平成」という時代の幕が降ろされることになりました。金融危機、震災、グローバル化といった激動の平成時代には、技術の進歩とともに数々の名車が誕生しました。今回は、そのなかでも特に印象深い5台を紹介しましょう。

文・立花義人

ホンダ NSX(初代)

ホンダ NSX 初代

NSX は、平成2年(1990年)に発売された、ホンダのミドシップスポーツカーです。

ホンダはNSXを、最高速を追求するクルマではなく、「誰でもハンドリングを楽しめるスポーツカー」を目標として開発を行いました。比較対象としてフェラーリ328を参考にし、ミドシップ方式、そして軽量なアルミボディを採用しました。

車両の走行テストには、当時のF1ドライバーであったアイルトン・セナや中島悟も参加、ボディ剛性に関するアドバイスがあったといいます。こうして、世界初のオールアルミ製高剛性ボディが誕生したのです。

エンジンは、レジェンド クーペ用の2.7L V6SOHCを3.0Lに拡大。さらにVTEC(可変バルブタイミングリフト機構)を搭載して、NAならではのフィーリングと低速から高速までよどみない加速を実現しています。

発売当時、日本の乗用車メーカーのなかでは最高額(800万円)のクルマだったことに加え、「2人乗りの高性能ピュアスポーツカー」という贅沢さに憧れた人は少なくないと思います。

ホンダ NSX(初代)画像ギャラリー

トヨタ プリウス(初代)

トヨタ プリウス(初代)

トヨタが平成9年(1997年)に発売した、世界初の量産ハイブリッドカーです。

プリウス発売の4年前、21世紀をリードする画期的な燃費向上への取り組みとして、G21プロジェクトがスタート。既存エンジンの2倍の燃費性能を目標とすることが決定されました。

それを受けて、1995年の東京モーターショーに出品するハイブリッドを採用したコンセプトカーが開発されたことが、プリウス誕生のきっかけとなりました。

1.5Lミラーサイクルエンジンに、永久磁石式同期モーターを併用したハイブリッドシステムを搭載。さらに空気抵抗の減少を意識したデザインや、超軽量の鍛造アルミホイールに空気抵抗低減のための樹脂製ホイールカバー、当時としては珍しいセンターメーターの採用など、革新的なクルマとして、話題にこと欠くことはありませんでした。

プリウスとは、ラテン語で「先駆け」という意味。まさにハイブリッドカーの先駆けとして、その歴史を語るうえで欠かせない1台となりました。


平成という時代には、世界の自動車メーカーに影響を与えた名車が、たくさん登場しました。次はどんな時代になるのでしょうか?そして、どんなクルマが登場するのでしょうか?楽しみでなりませんね。

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文・立花義人
フリーライター。5歳の頃に自動車図鑑で見たアルファロメオのデザインに衝撃を受け、以降クルマに魅了される。様々なクルマの個性を知りたいと考え、免許取得後国産・輸入車問わず20台以上を乗り継ぐ。車検整備を取り扱う企業に勤務していた際、メンテナンスや整備に関する技術や知識を学ぶ。趣味はドライブ、食べ歩き。現在の愛車はパサート・ヴァリアント。