メルセデス・ベンツEクラスのエンジン・トランスミッション・パワートレインの種類をプロが徹底解説

W213 メルセデス・ベンツ Eクラス 後期

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現行型Eクラスには、ガソリンやディーゼルに加え、マイルドハイブリッド、さらにセダンにはガソリンハイブリッドやディーゼルハイブリッドも設定するなど、多彩なパワーユニットが用意されています。

トランスミッションは基本的に9速ATを組み合わせており、メルセデスAMGモデルには専用セッティングのスポーツタイプのATが用意されています。

文・写真/萩原 文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
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現行型Eクラス セダンにはエンジンが9種類も用意されている
現行型Eクラスのトランスミッションは基本的に9速AT
現行型Eクラスの4輪駆動システムはどんな路面でも安定性を発揮する

現行型Eクラス セダンにはエンジンが9種類も用意されている

エントリーモデルである「E200スポーツ」とその4WD版である「E200 4MATICスポーツ」には、最高出力184ps、最大トルク280Nmを発揮する1.5L直列4気筒ターボエンジンを採用したマイルドハイブリッドを搭載しています。

同社が「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」と呼ぶシステムが組み合わされることで、効率的な動力伝達を実現するほか、燃費性能が追求されています。

セダンの「E200スポーツ」の場合、WLTCモード燃費は13.1km/Lを実現しています。
「E300スポーツ」には、最高出力258ps、最大トルク370Nmを発揮する2L直列4気筒ターボエンジンが搭載されています。

こちらは純粋なガソリンエンジン車で、WLTCモード燃費は11.7km/L(セダン)となっています。

「E220 dスポーツ」には、最高出力194ps、最大トルク400Nmを発する2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンが搭載され、WLTCモードで16.8km/Lの燃費をマークします。

「E350 e」には、最高出力211ps、最大トルク350Nmを発揮する2L直列4気筒ガソリンターボエンジンに、最高出力122ps、最大トルク440Nmのモーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインが搭載。

システム総合で320psの最高出力、700Nmの最大トルクを発揮。モーターのみで最大51kmの走行が可能です。

「E350 deスポーツ」には、最高出力194ps、最大トルク400Nmを発する2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンに、「E350e」に搭載するのと同じモーターを組み合わせるディーゼルハイブリッドを採用しています。

システム総合では306psの最高出力、700Nmの最大トルクを発揮し、モーターだけで最大50kmの航続が可能となっています。
「E450 4MATICエクスクルーシブ」には、最高出力367ps、最大トルク500Nmを発揮する3L直列6気筒ターボエンジンに"ISG"を組み合わせたマイルドハイブリッドパワートレインが搭載され、パワフルな走りとともにWLTCモードで11.7km/Lの燃費を実現しています。
高性能モデルとなる「AMG E53 4MATIC+」には、最高出力435ps、最大トルク520Nmを発する3L直列6気筒ターボエンジンに、"ISG"と電動スーパーチャージャーを組み合わせたマイルドハイブリッドを搭載。

あらゆる回転域で俊敏なレスポンスを実現しています。
そしてトップパフォーマンスモデルとなる「AMG E63 S 4MATIC+」には最高出力612ps、最大トルク850Nmを引き出す4LV型8気筒ツインターボエンジンが搭載され、0-100km/h加速タイムは3.4秒(セダン)を誇ります。

なお、ステーションワゴンのグレードは、「E200」、「E200 4MATIC」、「E220 d」、「メルセデスAMG E53 4MATIC+」、「メルセデスAMG E63 S 4MATIC+」が設定されています。

そしてクーペおよびカブリオレでは「E200」、「E300」、「E450 4MATIC」、「メルセデスAMG E53 4MATIC+」の4グレードが設定されています。

現行型Eクラスのトランスミッションは基本的に9速AT

現行型Eクラスに搭載されているトランスミッションは、基本的に全車9速ATとなっており、スムーズで効率的な走りに貢献します。

高性能モデルのメルセデスAMG仕様では、ダイレクト感のある素早いシフトチェンジと高い伝達効率を実現した9速ATの"AMGスピードシフトTCT(トルク・クラッチ・トランスミッション)""AMGスピードシフトMCT(マルチ・クラッチ・テクノロジー)"を搭載。

シフトダウン時に自動ブリッピングを行ったり、シフトダウン時に1速飛ばしたギアを選択したり、自動ダブルクラッチ機能が採用されるなど効率良く、気持ちの良いシフトチェンジを行います。

現行型Eクラスの4輪駆動システムはどんな路面でも安定性を発揮する

駆動方式は後輪駆動のほか、4輪駆動システム"4MATIC(フォーマチック)"が設定されています。

"4MATIC"は全天候型フルタイム四輪駆動システムで、エンジントルクを前輪31%、後輪69%の比率で配分し、様々な天候や路面状況下で最適なトラクションを発揮します。

オンロードでは、コーナリング時や高速走行時の高い安定性を実現します。また、オフロードや雪道などでは、タイヤの空転や横滑りを抑制し、高い操縦性や走行安定性を確保します。
メルセデスAMGモデルにはパフォーマンス志向の"4MATIC+(フォーマチック・プラス)"を搭載しています。

これは前後のトルク配分を50:50から0:100の範囲で制御することで、ハイパワーを4輪へ最適に配分。

発進時はもちろん、高速走行、ハイスピードコーナリング、そしてコーナーの立ち上がり加速などにおいて絶対的な安定性を誇り、思いのままのドライビングを楽しむことができます。
ガソリンやディーゼル、マイルドハイブリッドのほか、セダンではさらにガソリンハイブリッドやディーゼルハイブリッドを設定するなど、多彩なバリエーションが展開されているのも現行型Eクラスの特徴です。

なかでも高性能版となるメルセデスAMGモデルは、公道だけでなくサーキットでの走行を十分に楽しめるように、メルセデスAMGが各種のレースで培った技術をふんだんに投入しています。
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