車両価格、内装の豪華装備など…マイバッハとメルセデス・マイバッハはこんなに違う!

2002年にダイムラー・ベンツ(現ダイムラー)の独立したブランドとして復活を遂げたMAYBACH(マイバッハ)。その後、マイバッハのブランド廃止を経て、2014年にメルセデスのブランドとして再登場しました。この新旧のマイバッハを、発売当時の車両価格やボディサイズ、内装の豪華装備の違いをみていきましょう。

文・西山昭智

内装の豪華装備を比較

先代マイバッハ

マイバッハ 62S 2006
マイバッハ 62S 2006
マイバッハ 62S 2006

先代マイバッハの室内には、当時の最新装備が数多く採用されていました。リアシートには左右それぞれに9.5インチモニターが付き、21スピーカーのBOSEサラウンドシステムを搭載。オプションを選ぶとセンターに19インチという大画面の液晶モニターを設置することもできます。

62のリアシートにはフルサポートリクライニングシートが標準装備され、フロントシートとリアシートの間を液晶ティンテッドパネルで遮断する電動ガラスパーティションをオプションで選ぶことも可能。内装に使われるのはグランドナッパレザーという上質な素材で、色もマイバッハだけに用意された6色から選ぶことができました。

さらに3種類のウッドパネルも選ぶことができ、内装の仕上げは熟練した職人によるハンドメイド。そのため1日にわずか5台しか生産できないというのもマイバッハならではのエピソードといえるでしょう。

また、ひと際豪華な装備を誇っていたのがオープンモデルのランドレーです。そのひとつにフラコンパフュームアトマイザーというオプションがあり、これはセンターコンソールの上に置かれたガラス製の丸い置物に香水瓶をセットすると、コンプレッサーによって車中にフレグランスの香りが広がるというもの。リアシートの居住性を香りの面からでもサポートしてくれます。

メルセデス・マイバッハ

メルセデス・マイバッハ S600 2015
メルセデス マイバッハ ファーストクラスパッケージ (2015)

S550(S560)とS600(S650)は、おおざっぱにいえば搭載するエンジンのみの違いです。

メルセデス・ベンツSクラスのロングボディよりもさらに20cm長いホイールベースを採用しているため、車内はゆったりと足もとも広々としています。

基本は5名乗車ですが、ファーストクラスパッケージを選択すると4名乗車仕様となり、リアシートにはフットレスト、最大43.5度までリクライニングさせることが可能なバックレストが装備されます。

またシートには、ホットストーン式リラクゼーション機能、保温/保冷機能が付いたドリンクホルダー、ドイツの老舗銀食器メーカー「ROBBE&BERKING」に特注したシャンパングラスが収納されているボックスなど、フットレストを使いバックレストを倒せば、まるでラウンジでお酒を楽しむような時間がマイバッハの車内で過ごせます。

先代マイバッハ(62S)

メルセデス・マイバッハ(S600)

先代のマイバッハ57/62と、現行のメルセデス・マイバッハ。同じような立ち位置ながらいろいろな面で違いがあることが分かりました。

特に車両価格ではその違いが顕著で、新型マイバッハがあくまでメルセデス・ベンツSクラスの派生形という立ち位置なのに対し、先代マイバッハはとにかく圧倒的に高額。オープンモデルにいたっては1億円を超えるという高額ぶりは現在でもなかなか見かけません。

また香りにまでこだわるなど、先代モデルの目指した豪華さは際立っています。ボディサイズも値段も装備もずいぶん違う2車ですが、いずれもメルセデス・ベンツの誇る超プレミアムサルーンであることだけは間違いありません。