ヴィジョン・メルセデスマイバッハ・アルティメット ラグジュアリーは豪華さもスゴイけど、スタイルもスゴイ
中国ではいま空前のSUVブームです。北京モーターショーの出展車を見回してみても、ざっくり7〜8割はSUVという印象です。(もっとかも?)
そんななかメルセデスマイバッハが発表したコンセプトカーが「ヴィジョン・メルセデスマイバッハ・アルティメット ラグジュアリー」。大変長い車名ですが、それより目を引くのがスタイルです。
1997年に復活したマイバッハは、当時からライバルとは一線を画するスタイリングの車が多かったのですが、アルティメット ラグジュアリーは、マイバッハ初のSUVですから、風変わりさもさらに高まっています。
そんななかメルセデスマイバッハが発表したコンセプトカーが「ヴィジョン・メルセデスマイバッハ・アルティメット ラグジュアリー」。大変長い車名ですが、それより目を引くのがスタイルです。
1997年に復活したマイバッハは、当時からライバルとは一線を画するスタイリングの車が多かったのですが、アルティメット ラグジュアリーは、マイバッハ初のSUVですから、風変わりさもさらに高まっています。
ヴィジョン・メルセデスマイバッハ・アルティメット ラグジュアリーは完全な電気自動車
国を挙げて電気自動車を推している、いまや世界最大のEV生産国の中国では、ガソリンエンジンを使わない、いわゆるピュアEVのことを「純電車」または「純電駆動車」と言います。
もちろんアルティメット ラグジュアリーも「純電車」で、4つのモーターを搭載しており、合計の最高出力はなんと550kW(750ps)!航続距離も相当なもので、80kWhのバッテリーと組み合わせると500kmを実現するそうです。これは東京から大阪まで無充電で行けることになります。
さらに、直流充電器(出力350Kw)を使用すると、わずか5分間の充電で100kmの距離を走行が可能になるとのことです。
もちろんアルティメット ラグジュアリーも「純電車」で、4つのモーターを搭載しており、合計の最高出力はなんと550kW(750ps)!航続距離も相当なもので、80kWhのバッテリーと組み合わせると500kmを実現するそうです。これは東京から大阪まで無充電で行けることになります。
さらに、直流充電器(出力350Kw)を使用すると、わずか5分間の充電で100kmの距離を走行が可能になるとのことです。
ヴィジョン・メルセデスマイバッハ・アルティメット ラグジュアリーの室内に茶器セット?
アルティメット ラグジュアリーが中国富裕層向けであることは、インテリアを見ればわかります。筆者も会場で見てびっくり。ローズゴールドの刺繍も美しい後部座席のセンターには、急須や湯飲み茶わん、さらには数種類の茶葉など茶器一式が備わっています。ちなみに同車のリラクゼーションモードと組み合わせて、照明や音楽、香りなども楽しむことができます。
また、トリムには黒檀を採用。日本では、仏壇を作る際の最高級木材としておなじみの素材です。加工に困難を極める大変硬い木材ですが、磨けば鏡のように光沢がでるため、古くから高級素材として珍重されてきました。最高峰に位置するメルセデスマイバッハに相応しい素材と言えますね。
また、トリムには黒檀を採用。日本では、仏壇を作る際の最高級木材としておなじみの素材です。加工に困難を極める大変硬い木材ですが、磨けば鏡のように光沢がでるため、古くから高級素材として珍重されてきました。最高峰に位置するメルセデスマイバッハに相応しい素材と言えますね。
さらに、インテリアには素晴らしい最高級品を使っています。ピンクゴールドのシートバック?は装飾用だと思いますが、これもなかなかのインパクト。
豪華絢爛な内外装ですが、すべてが最高級素材を使ってセンス良くまとめられているので、派手ではありますが、上質で上品なムードは失われていませんね。
豪華絢爛な内外装ですが、すべてが最高級素材を使ってセンス良くまとめられているので、派手ではありますが、上質で上品なムードは失われていませんね。
加藤久美子|Kato Kumiko
自動車生活ジャーナリスト。大学時代はトヨタディーラーで納車・引き取りのバイトに明け暮れ、卒業後は日刊自動車新聞社出版局に入社。フリーランスになって20年超。愛車は1998年式アルファスパイダーで走行距離まもなく25万キロ!近年は撮影&通訳担当のクルマ好き息子と共に、海外自動車ショーの取材が増えている。
著書「固有名詞子育て」(朝日新聞出版)、原作「愛車買います!」(実業之日本社)