スペアタイヤの寿命は何キロ?走行距離とタイヤ事情【2026年最新版】
更新日:2026.01.05
車を運転中にタイヤがパンクしたときに役立つのが「スペアタイヤ」です。
しかしスペアタイヤでどれくらい走れるのか、ご存じでしょうか?近年、スペアタイヤを積まない車も増え、代わりにランフラットタイヤやパンク修理キットが普及しています。
本記事ではスペアタイヤ(特にテンパータイヤ)の走行可能距離や寿命について解説し、2026年最新のタイヤ事情や豆知識も交えて紹介します。
しかしスペアタイヤでどれくらい走れるのか、ご存じでしょうか?近年、スペアタイヤを積まない車も増え、代わりにランフラットタイヤやパンク修理キットが普及しています。
本記事ではスペアタイヤ(特にテンパータイヤ)の走行可能距離や寿命について解説し、2026年最新のタイヤ事情や豆知識も交えて紹介します。
テンパータイヤは何キロまで走行できる?
スペアタイヤのことを「テンパータイヤ」と呼びます。これはテンパ(天然パーマ)やパニックに陥ってテンパる等といった意味を語源に持つわけではありません。当たり前ですね!
テンパータイヤは正式には「テンポラリータイヤ(Temporary Tire)」といい、その名の通り一時的なタイヤ、つまりパンク時の応急用タイヤを指します。
常用タイヤの代わりに長く走り続けることは想定されておらず、目安として最高80km/hで約100kmまでの走行に留めるべきとされています。
非常用のタイヤなので晴天時でも過信は禁物。特に雨天や路面状況の悪い場合は、グリップ力が通常タイヤより劣るため一層慎重な運転が必要です。
テンパータイヤには次のようなメリットがあります。
テンパータイヤは正式には「テンポラリータイヤ(Temporary Tire)」といい、その名の通り一時的なタイヤ、つまりパンク時の応急用タイヤを指します。
常用タイヤの代わりに長く走り続けることは想定されておらず、目安として最高80km/hで約100kmまでの走行に留めるべきとされています。
非常用のタイヤなので晴天時でも過信は禁物。特に雨天や路面状況の悪い場合は、グリップ力が通常タイヤより劣るため一層慎重な運転が必要です。
テンパータイヤには次のようなメリットがあります。
テンパータイヤは軽量で燃費への影響が少なかった
常用タイヤと同じサイズ・重量のスペアタイヤを積むと、そのぶん車両の総重量が増え、わずかですが燃費に悪影響が出ます。テンパータイヤは幅が細く、ホイールも薄く・軽く作られているため、重量が抑えられているのが特徴です。
現在はパンク修理キットが一般的でテンパータイヤを積んでいる車は少なくなりましたが、パンク修理キットが普及する前。とくにコンパクトカーや軽自動車のように「1kgの差でも燃費に響きやすい」車種では、スペアタイヤの軽量化はメーカーにとっても大きなテーマでした。
「積んでいることを忘れている」パーツですが、軽量なテンパータイヤのおかげで知らず知らずの燃費悪化は最小限に抑えられていたとも言えます。
現在はパンク修理キットが一般的でテンパータイヤを積んでいる車は少なくなりましたが、パンク修理キットが普及する前。とくにコンパクトカーや軽自動車のように「1kgの差でも燃費に響きやすい」車種では、スペアタイヤの軽量化はメーカーにとっても大きなテーマでした。
「積んでいることを忘れている」パーツですが、軽量なテンパータイヤのおかげで知らず知らずの燃費悪化は最小限に抑えられていたとも言えます。
小型で収納スペースを取らなかった
トランクの床下やラゲッジスペースの一段下にすっきり収まるのは、テンパータイヤの大きなメリットでした。
常用サイズのスペアタイヤを積もうとすると、どうしてもサイズが大きくなるため荷室空間の確保に影響が出てしまいます。しかし、テンパータイヤであれば小さなスペースで搭載することができ、荷室を犠牲にすることがありませんでした。
常用サイズのスペアタイヤを積もうとすると、どうしてもサイズが大きくなるため荷室空間の確保に影響が出てしまいます。しかし、テンパータイヤであれば小さなスペースで搭載することができ、荷室を犠牲にすることがありませんでした。
常用サイズのスペアタイヤなら何キロまで走行できる?
ところで、スペアタイヤがテンパータイヤではなく普段使っているものと同じ常用サイズのタイヤであれば一体何キロまで走行できるのでしょうか。
これは主にSUVやクロカンと呼ばれる車種のリアゲートに備わっていることが多かったパターンです。SUVやクロカンは大口径タイヤである場合が多く、テンパータイヤにしても小型・軽量化が難しいために常用タイヤと同じスペアタイヤを背面に搭載していました。
スペアタイヤといえど常用タイヤと同等の性能を持つため、法定速度内で通常通り走行でき、距離もスリップサイン(摩耗限度)が出るまでは利用可能です。
ただし、交換した1本と他3本のタイヤとでタイヤの摩耗具合が大きく変わってしまうため、そのまま長期間走り続けると駆動力やブレーキのかかり方に微妙な差が生じることも。落ち着いたタイミングでタイヤをローテーションしたり、タイヤショップに相談してバランスを整えるのがおすすめです。
また、長年眠っていたスペアタイヤだった場合、溝は十分でもゴムが経年劣化している可能性もあります。
見た目だけで判断せず、ヒビや硬化がないかを点検し、場合によっては「新品タイヤとしてではなく、とりあえず最寄りのショップまで走るための応急的な1本」として考えたほうが安全です。
これは主にSUVやクロカンと呼ばれる車種のリアゲートに備わっていることが多かったパターンです。SUVやクロカンは大口径タイヤである場合が多く、テンパータイヤにしても小型・軽量化が難しいために常用タイヤと同じスペアタイヤを背面に搭載していました。
スペアタイヤといえど常用タイヤと同等の性能を持つため、法定速度内で通常通り走行でき、距離もスリップサイン(摩耗限度)が出るまでは利用可能です。
ただし、交換した1本と他3本のタイヤとでタイヤの摩耗具合が大きく変わってしまうため、そのまま長期間走り続けると駆動力やブレーキのかかり方に微妙な差が生じることも。落ち着いたタイミングでタイヤをローテーションしたり、タイヤショップに相談してバランスを整えるのがおすすめです。
また、長年眠っていたスペアタイヤだった場合、溝は十分でもゴムが経年劣化している可能性もあります。
見た目だけで判断せず、ヒビや硬化がないかを点検し、場合によっては「新品タイヤとしてではなく、とりあえず最寄りのショップまで走るための応急的な1本」として考えたほうが安全です。
スペアタイヤにも寿命がある!交換の目安とメンテナンス
タイヤはゴム製品なので、使用していなくても年月とともに劣化します。
車内(トランク内)に保管されたテンパータイヤなら7〜10年ほどまでなら性能を保てると言われますが、車体下部に吊るすスペアタイヤでは雨風に晒されるため5〜7年と劣化が早くなります。
どんな保管方法でも製造後10年を経過したスペアタイヤは交換が推奨されています。
また、一度使用したスペアタイヤは走行距離にかかわらず5年程度で新品に交換するのが望ましいとされます。使用による内部構造への負荷や劣化を考慮した目安です。
スペアタイヤを積みっぱなしにしている場合も、定期的(最低年1回程度)に空気圧をチェックし、ひび割れや損傷がないか点検しましょう。いざという時に空気が抜けて使えない…とならないよう、日頃から状態を確認しておくことが大切です。
車内(トランク内)に保管されたテンパータイヤなら7〜10年ほどまでなら性能を保てると言われますが、車体下部に吊るすスペアタイヤでは雨風に晒されるため5〜7年と劣化が早くなります。
どんな保管方法でも製造後10年を経過したスペアタイヤは交換が推奨されています。
また、一度使用したスペアタイヤは走行距離にかかわらず5年程度で新品に交換するのが望ましいとされます。使用による内部構造への負荷や劣化を考慮した目安です。
スペアタイヤを積みっぱなしにしている場合も、定期的(最低年1回程度)に空気圧をチェックし、ひび割れや損傷がないか点検しましょう。いざという時に空気が抜けて使えない…とならないよう、日頃から状態を確認しておくことが大切です。
技術の進化でスペアタイヤは不要に?
かつて自動車にはスペアタイヤの搭載が法律で義務付けられていました。しかし、現在では普通自動車においてはその義務は廃止されており、スペアタイヤを積んでいる乗用車は少数派になりつつあります。
テンパータイヤは小型で軽量ですが、あくまで常用タイヤと比較しての話しです。約3〜10kg程度の重量はあるので近年では多くの新車がより小型で軽量な「パンク修理キット」を搭載するのが主流となっています。
また、パンクしてもタイヤが潰れず一定距離走行できるランフラットタイヤを採用する車両も増えました。ランフラットタイヤのメリットをチェックしてみましょう。
テンパータイヤは小型で軽量ですが、あくまで常用タイヤと比較しての話しです。約3〜10kg程度の重量はあるので近年では多くの新車がより小型で軽量な「パンク修理キット」を搭載するのが主流となっています。
また、パンクしてもタイヤが潰れず一定距離走行できるランフラットタイヤを採用する車両も増えました。ランフラットタイヤのメリットをチェックしてみましょう。
パンク直後も一定距離走行できる
ランフラットタイヤはサイドウォール(側面)部分を強化しており、内部の空気圧がゼロに近い状態になってもタイヤの形状が大きく潰れにくい構造になっています。そのため、突然のパンクでもホイールが路面に接地しにくく、車体が極端に傾いたりハンドルを取られたりしにくいのが特徴です。
メーカーや車種にもよりますが、多くのランフラットタイヤは「時速80km/h以下で走行距離80km程度まで」を目安に、一定距離の走行が可能とされています。
メーカーや車種にもよりますが、多くのランフラットタイヤは「時速80km/h以下で走行距離80km程度まで」を目安に、一定距離の走行が可能とされています。
危険な場所でタイヤ交換しなくて済む
道路の路肩など危険な場所でタイヤ交換をせずに済み、安全な場所まで継続して走行できるのも大きなメリットです。
従来は、パンク=その場でジャッキアップしてスペアタイヤに交換、というのが一般的でした。
しかし高速道路や幹線道路の路肩は、後続車が高速で通過する非常に危険な環境です。実際に、路肩でタイヤ交換中のドライバーが接触事故に巻き込まれるケースも報告されています。
ランフラットタイヤであれば、その場で路肩に停まって作業する必要がなく、ハザードランプを点灯させながら速度を落として走行し、パーキングエリアや最寄りのIC付近など、安全な場所まで移動してから対応できます。
「パンクそのもの」よりも「パンク後の行動」で命を落とす危険を減らせるという点で、ランフラットタイヤは現代の交通環境に合ったセーフティ装備と言えるでしょう。
従来は、パンク=その場でジャッキアップしてスペアタイヤに交換、というのが一般的でした。
しかし高速道路や幹線道路の路肩は、後続車が高速で通過する非常に危険な環境です。実際に、路肩でタイヤ交換中のドライバーが接触事故に巻き込まれるケースも報告されています。
ランフラットタイヤであれば、その場で路肩に停まって作業する必要がなく、ハザードランプを点灯させながら速度を落として走行し、パーキングエリアや最寄りのIC付近など、安全な場所まで移動してから対応できます。
「パンクそのもの」よりも「パンク後の行動」で命を落とす危険を減らせるという点で、ランフラットタイヤは現代の交通環境に合ったセーフティ装備と言えるでしょう。
パンク修理キット搭載車も増加、そのメリットと注意点
主流になりつつあるパンク応急修理キット。これは液状シーラント剤をパンク穴に注入し、穴を塞ぎながら空気を再充填してタイヤを膨らませる道具です。
ただし、これを使えば元通り走れるわけではありません。テンパータイヤと同様に「時速80km以下」での慎重な運転が求められ、移動距離も『最寄りの修理工場まで』が原則です。
また、一度シーラント剤を注入したタイヤは内部が汚れてしまうため、多くの場合は本格修理ができず『タイヤ交換』が必要になります。
また、釘を踏んだ程度の小さな穴には有効ですが、タイヤ側面が裂けたりホイールが歪んだ場合は修理キットでは対応できません。重度のパンク時にはロードサービスを呼ぶしかありません。
また、シーラント剤には使用期限もあります。未開封でも約4年で劣化するとされるため、期限切れにならないように定期的に確認、必要に応じて交換しておくと安心です。
ただし、これを使えば元通り走れるわけではありません。テンパータイヤと同様に「時速80km以下」での慎重な運転が求められ、移動距離も『最寄りの修理工場まで』が原則です。
また、一度シーラント剤を注入したタイヤは内部が汚れてしまうため、多くの場合は本格修理ができず『タイヤ交換』が必要になります。
また、釘を踏んだ程度の小さな穴には有効ですが、タイヤ側面が裂けたりホイールが歪んだ場合は修理キットでは対応できません。重度のパンク時にはロードサービスを呼ぶしかありません。
また、シーラント剤には使用期限もあります。未開封でも約4年で劣化するとされるため、期限切れにならないように定期的に確認、必要に応じて交換しておくと安心です。
落下物によるパンク
スペアタイヤを積むのは「古くさい」という印象もある今日ですが、それぞれ一長一短があります。
例えばホイールが歪むほどの大きな衝撃でパンクした場合、ランフラットタイヤもパンク修理キットも太刀打ちできませんが、スペアタイヤ(テンパータイヤ)であれば対応できるかもしれません。
日本は道路整備が行き届いた国ですが、それでも多くの落下物に遭遇します。(東京の首都高速道路だけでも年間約2万件もの落下物が回収されています。)2022年度には全国の高速道路上で約25.8万件の落下物が処理されたといい、いつ落下物に遭遇し踏んでパンクするといったトラブルに見舞われてもおかしくはありません。
JAFのロードサービス統計でもタイヤのパンクは出動理由の約20%を占め、バッテリー上がりに次ぐ2番目に多いトラブルです。
パンクは滅多に起きないと思われがちですが、実際には意外と頻繁に発生しています。備えあれば憂いなし。日頃から確認し、万一の際に落ち着いて対処できるよう備えておきましょう。
例えばホイールが歪むほどの大きな衝撃でパンクした場合、ランフラットタイヤもパンク修理キットも太刀打ちできませんが、スペアタイヤ(テンパータイヤ)であれば対応できるかもしれません。
日本は道路整備が行き届いた国ですが、それでも多くの落下物に遭遇します。(東京の首都高速道路だけでも年間約2万件もの落下物が回収されています。)2022年度には全国の高速道路上で約25.8万件の落下物が処理されたといい、いつ落下物に遭遇し踏んでパンクするといったトラブルに見舞われてもおかしくはありません。
JAFのロードサービス統計でもタイヤのパンクは出動理由の約20%を占め、バッテリー上がりに次ぐ2番目に多いトラブルです。
パンクは滅多に起きないと思われがちですが、実際には意外と頻繁に発生しています。備えあれば憂いなし。日頃から確認し、万一の際に落ち着いて対処できるよう備えておきましょう。
まとめ
トランクの奥に眠るスペアタイヤも、ホイールに装着されたランフラットタイヤも、そして小さな修理キットも、すべては「安心して走るためのパートナー」です。
最近チェックをしていないなという方は、タイヤまわりの寿命や状態をチェックしてみましょう。特にパンク修理キット搭載車のオーナーは、トランクを開けて『ボトルの有効期限』だけでも今日確認してみてください。
自分ではできないよという方はガソリンスタンドやディーラー、カー用品店などでも確認してもらうことができるはずです。その小さな確認が、未来の安心につながります。
最近チェックをしていないなという方は、タイヤまわりの寿命や状態をチェックしてみましょう。特にパンク修理キット搭載車のオーナーは、トランクを開けて『ボトルの有効期限』だけでも今日確認してみてください。
自分ではできないよという方はガソリンスタンドやディーラー、カー用品店などでも確認してもらうことができるはずです。その小さな確認が、未来の安心につながります。