スズキ バレーノの3つの欠点【試乗をして気付いた事とは?】

スズキ  バレーノ 2016

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エスクードやSX4 Sクロスなどハンガリーにあるマジャールスズキから逆輸入しているクルマはあるのものの、インドからの逆輸入車は初めて。このインドから逆輸入している新型バレーノ(BALENO)の実力が気になったため、早速近所のスズキディーラーに試乗してきたのですが、乗り心地や加速力は思ったよりも良い!スズキのクルマらしい軽快な走り&加速力は大満足でした!このようにこのバレーノ(BALENO)の加速力や乗り心地は良いものの、試乗をしていて気になった部分・欠点も・・・

私がバレーノ(BALENO)を試乗をしていて気になった3つの欠点・デメリットを紹介したいと思います。

2016/7/28
Chapter
バレーノの欠点1:フロントガラスが小さめ
バレーノのフロントガラスが小さい理由は・・・
バレーノの欠点2:ハンドルのデザイン&操作感
ハンドルのデザイン以上に気になるのは操舵性
バレーノの欠点3:安全装備の充実度

バレーノの欠点1:フロントガラスが小さめ

今回バレーノ(BALENO)を試乗してみて気になったのが、フロントガラスの小ささ。個人的に特に気になったのは、フロントグラスの高さ。
バレーノ(BALENO)はフロントガラスの上端とルーフの境目が若干低くなっているためか、運転している時にこの境目がチラチラと視線に入り、少し気になりました。まさにこんな感じ・・・。
最初私がシート位置を高くしすぎたのかも!?と思いシートリフターでシート位置を下げてみたのですが、やっぱり気になる・・・。

バレーノのフロントガラスが小さい理由は・・・

バレーノ(BALENO)は横幅は1745mmもあり5ナンバーの制限を越えるワイドなデザインになっているにも関わらず、全高は1,470mmとスズキの軽自動車アルト並みの低さ。
このクルマの全高の低さがフロントガラスの小ささに影響しているのかもしれません。また、フロントガラスは重たく車体重量にも関わってくるので、このクルマの軽量化を図るためにもしかしたら他のクルマよりもフロントガラスを小さめにデザインしてるのかも!?と、思いました。
実際に私が試乗をしたバレーノ(BALENO)ののXGグレードの車体重量は910kgとなっており、競合車よりも軽めになっていますし・・・フロントガラスの横幅は全く気にならなかったのですが、高さが小さい事は運転をしていて少し気になりました。フロントガラスが大きいと運転がしやすくなるだけでは無く、室内の開放感にも繋がります。

個人的にはバレーノ(BALENO)のフロントガラスはもう一回り大きい方が運転しやすいように感じました。

バレーノの欠点2:ハンドルのデザイン&操作感

また、バレーノ(BALENO)を試乗していて気になったのはハンドルのデザイン。バレーノ(BALENO)のハンドルは、このようなデザインになっています。
今回私が試乗をしたXGグレードのハンドルに使用されている素材は、ウレタン素材。なので、質感はイマイチ・・・。このXGグレードは新型バレーノの下位モデルなのでウレタン素材なのは、仕方ないですが、それ以上に気になったのはグリップ感。

このバレーノ(BALENO)はコンパクトカーにしてはハンドルサイズが大きいのに、なぜか細い・・・。なのでハンドルハンドルを握った時のグリップ感がイマイチで頼りない感じが・・・。
女性の方だとそれ程気にならないかもしれませんが、個人的にはもう一回り太いハンドルの方が操作しやすいように感じました。また、ハンドルの操作感が多少軽め。軽自動車のハンドルを操作しているような感じがしました。私はもう少しハンドル操作に重みがある方が好みなので、この点も少し気になりました。

ちなみに、1.0リットルターボエンジンを搭載したXTグレードのハンドルは本革巻きになるそうです。
ハンドルのグリップ感がXGグレードと違いそうなので、こちらも要注目ですね。

ハンドルのデザイン以上に気になるのは操舵性

また、バレーノ(BALENO)のハンドルでデザイン以上に気になったのは、操舵性。

バレーノ(BALENO)のハンドルは、切った後に自動で戻るチカラが驚くくらい強くて不自然。
私も試乗をした時、あまりのハンドルの戻りの強さにビックリして、クルマの挙動が少し変になったほど・・・。それくらいバレーノ(BALENO)のパワステはクセがありました。

このパワステを切った後の戻りは今まで乗ったクルマの中で一番強いかも!?と思うくらい強かったです。このハンドルのクセは新型バレーノ(BALENO)特有の仕様なのか、インドでもこれが標準なのかちょっと分かりませんが、個人的にはこの違和感を感じるハンドルの操舵性は欠点に感じました。また、もしこのクルマを購入するのならパワステの戻りが強いこのハンドルのクセに慣れる必要があるのかなと思いました。

バレーノの欠点3:安全装備の充実度

また、インドからの逆輸入車新型バレーノを試乗していて気になったのは、安全装備が他のスズキ車と比べて若干劣ること。バレーノ(BALENO)では、ミリ波レーダーによる衝突被害軽減システム”レーダーブレーキサポートⅡ”を採用。
ちなみに、このミリ波レーダーはフロントマスクのエンブレム部分に搭載されており、このレーダーで前方のクルマとの車間距離等を検知します。
今回バレーノ(BALENO)に搭載されている”レーダーブレーキサポートⅡ”は、移動している車両に対して時速5km/h~100km/hまで対応しているので、性能面ではそれ程悪くありません。ただ、バレーノの”レーダーブレーキサポートⅡ”で少し残念・欠点なのは、歩行者の検知が出来無い事。ちなみに、スズキでは新型バレーノの”レーダーブレーキサポートⅡ”他にデュアルカメラブレーキサポートと言うも安全装備があります。こちらはミリ波レーダーで検知する”レーダーブレーキサポートⅡ”とは異なり、フロントガラスに装備された2つのカメラで周囲を検知。
そのため前方を走行しているクルマだけでは無く、歩行者も検知することが可能になっています。やはり安全面を考慮すると、デュアルカメラブレーキサポートように歩行者も検知してくれたほうが助かりますよね。このデュアルカメラブレーキサポートは、イグニスや人気軽SUVのハスラーの上位モデルに装備されています。
同じ1.2リットルエンジンを搭載しているイグニス(IGNIS)やハスラーでもこのデュアルカメラブレーキサポートが装備さるのならバレーノ(BALENO)でも標準装備してもらいたいですよね。バレーノにはデュアルカメラブレーキサポートよりも性能が劣るレーダーブレーキサポートⅡが標準装備と言うのは個人的には少し残念に感じました。

また、バレーノ(BALENO)ではサイドエアバックやカーテンエアバックがオプションでも用意されていないのも欠点の一つなのかなと思いました。
今回スズキからバレーノ(BALENO)を試乗して、このような事が気になりました。この中で特に気になったのは、ハンドルの操舵性。加速力などが良かった分、ハンドルの戻りのチカラの強さなどが気になってしまいました。

もしバレーノ(BALENO)が乗り心地やハンドルの操舵性が気になるならディーラーさんに足を運んで是非ともご自分で試乗してみてくださいね。
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