バレーノのシートについて。XTとXGの違いや座り心地を徹底レビュー

スズキ バレーノ 2016

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インドからの逆輸入車、バレーノ(BALENO)から1.0ターボエンジンを搭載した最上位グレードXTグレードが新発売されましたね。

先日、このスズキ初となる1.0リットルターボエンジンを搭載したXTグレードを試乗したのですが、乗り心地やパワーは予想以上!1.0リットルとは思えない乗り味でとても快適でした。

また試乗して印象的だったのが、バレーノ(BALENO)のシート。

今回私が試乗したバレーノのXTグレードのセットオプション装備車は、XGグレードと異なる本革シートを採用。そのため車内の雰囲気や座り心地が全く異なって感じました。

XGとXTグレードでは、シートデザインや素材にどのような違いがあるのか?また、座り心地はどのような感じか?

スズキから発売されたバレーノ(BALENO)のシートについて、徹底的にレビューしていきたいと思います。

2016/5/23
Chapter
バレーノのシート画像レビュー:デザインの違いを比較
バレーノXTグレードのシート
バレーノXGグレードのシート
その1:バレーノXTのシートの特徴とは?
バレーノXTグレードのシート
・フロントシート
・後部座席
バレーノXTグレードの本革シートの座り心地は?
バレーノXTの本革シートの欠点・気になった点とは?
その2:バレーノXGのシートの特徴とは?
バレーノXGグレードのシート
・フロントシート
・後部座席
バレーノXGグレードの本革シートの座り心地は?

バレーノのシート画像レビュー:デザインの違いを比較

今回日本で発売されたバレーノ(BALENO)のXTとXGグレードのシートは、それぞれこのようになっています。

バレーノXTグレードのシート

バレーノXGグレードのシート

このように2台のグレードを見比べてみると、シートの素材やカラーが異なるため車内の雰囲気の違いが明らかですよね。

実際に2台のモデルを乗り比べてみると、本革シートを採用しているXTグレードの方が高級感のあるデザインになっているように感じました。

また、個人的にはバレーノ(BALENO)のXTグレードの方が車内が引き締まった雰囲気になっているように感じました。

このように見た目も異なる2台のモデルですが、デザインや素材などそれぞれのシートの特徴を細かく確認していきたいと思います。

※XTグレードは標準モデルとセットオプション装備車の2つが用意されていますが、本革シートを採用しているセットオプション車を中心にお話を進めていきます。予めご了承ください。

その1:バレーノXTのシートの特徴とは?

今回遅れて登場したバレーノ(BALENO)の最上位モデル”XTグレード”のセットオプション装備車のシートは、このようなデザインになっています。

バレーノXTグレードのシート

・フロントシート

・後部座席

今回バレーノ(BALENO)のXTグレードではブラックの本革レザーを採用。
そのため高級感・上質感のある内装・インテリアになっているように感じました。

またシートがブラック一色になっているため、より引き締まった車内になっているように感じました。
このように見ると、1.0リットルカテゴリーのクルマとは思えないほどの高級感がありますよね。

また、実際にこのバレーノ(BALENO)の本革シートのシート自体も特徴的。

このように近くで見ると分かると思いますが、サイドサポート部分などにポツポツとした穴が空いており、予想以上にスポーティーな雰囲気のあるシートデザインになっているなと印象を持ちました。
このXTグレードのシートはサイドサポートもシッカリとしており、また、ステッチのも印象的。はなかなか良いデザインだなと思いました。

ちなみに、バレーノのXTグレードのセットオプションが装備されていないモデルのシートは、XGと同じデザインになるのでご注意を。

バレーノXTグレードの本革シートの座り心地は?

バレーノ(BALENO)のXTのシートはこのようなデザインになっているので、座り心地も若干硬めのクッションになっているのかなと予想していたのですが、実際に座ってみると、思ったよりも柔らかめ。
実際にこのシートに座ってみると、ファブリックシートには無い本革シート独特のハリは感じます。

ただ、シートの中に使用されているのクッションが柔らかいので、スポーティー見た目とは異なり予想以上に柔らかな深く沈みこむ感じ・・。

個人的には本革シートの場合は、もう少し低反発&高密度の引き締まった座り心地が好みなので、私にとっては少々柔らかすぎるように感じました。

この見た目とスタイリッシュさと異なる柔らかめの座り心地は、少々期待はずれでした。

ちなみに、一緒に試乗に行った私の妻は「シートが柔らかくて座りやすい」と、言っていました。私の妻のように柔らいクッション性が好む人にとっては、ちょうど良い柔らかなさになっているのかなと思いました。

バレーノXTの本革シートの欠点・気になった点とは?

また、今回試乗した際にバレーノ(BALENO)のXTグレードを実際に試乗してみて気になったのは、本革のたわみ。

今回バレーノ(BALENO)のXTグレードの本革シートに座った後やリクライニングをした後に撮影したものなのですが、このようにシートにたわみが発生・・・。
本革シートの場合、長年使用していると劣化などにより使用されている革がたるんできたりへたるのは良く耳にします。また、私も体験済みです。

しかし、今回私がバレーノ(BALENO)のXTグレードを試乗したのは発売日当日。それでこれほどシートがたわむのは、少し気になってしました。

XTグレードのシートの内側の柔らかいクッションも関係しているのかもしれませんが、実際にこのシートを見て少々気になりました。

その2:バレーノXGのシートの特徴とは?

一方、下位モデルのバレーノ(BALENO)のXGグレードのシートは、このようなデザインになっています。

バレーノXGグレードのシート

・フロントシート

・後部座席

このバレーノ(BALENO)のXGグレードのシート素材はXTグレードと異なり、全面ファブリック素材を採用。

サイドのサポートの部分は若干肌触りがザラザラとした感じなのですが、体が触れるシート中央部分は柔らかいジャージのような素材を使用。
肌あたりも良く、クルマのグレードの事を考えると十分に満足できるレベルになっているなと感じました。

またシートのカラーもダークグレーとなっているので、XTグレードよりも室内が多少明るく開放感のあるように感じるのも好印象でした。
また、バレーノ(BALENO)のXGグレードのシートデザインもまずまず。

シート中央部分はシートが立体的に見えるように濃いダークカラーの模様とライトグレーのストライプ柄を採用。
ファブリックシートなので高級感・上質感という点では見劣りしますが、個人的にはなかなか良いデザインなのかなと思いました。また、ダークグレーカラーが基調なので、汚れなども目立たないデザインになっているのも好印象でした。

バレーノXGグレードの本革シートの座り心地は?

また、新型バレーノ(BALENO)のXGグレードの座り心地は柔らかめ。

柔らかめのクッション素材をシート内に使用しているためか、XTグレードと同様にシートに座り込むと深く沈みこみます。
本革を使用しているXTグレードでもシートの柔らかさを感じましたが、
シート表面に伸縮性の高いファブリック素材を使用しているため余計に
シートの柔らかさを感じる座り心地でした。

また、シート表面の違いが影響しているのかもしれませんが、
XGグレードの運転席に座った時、XTよりもクッションの密度の低く
少しスカスカしたように感じられたのも、個人的には少し気になりました。

この新型バレーノ(BALENO)の車格と言う事を考えれば、シートのデザインや
座り心地は十分に満足できるレベルとなっています。ただ、競合車と比べて
際立って良いとも思いませんでした。


今回インドからの逆輸入車として発売されたバレーノ(BALENO)のシートは、それぞれこのようなデザイン・座り心地になっていました。

実際にXTとXGグレードのシートデザインを比べると、使用されている素材が異なるため、車内の雰囲気が全く異なって感じました。

個人的に良いと思ったのは、バレーノ(BALENO)のエレガントな雰囲気と
マッチしているXTグレードの本革シート。1.0リットルのモデルの車とは
思えない上質感・高級感のあるシートデザインはとても良かったです。

ただその一方、個人的に気になったのはシートの座り心地。このクルマの座り心地は両グレードを通じて、若干柔らかめなっているように感じました。

個人的には硬めの引き締まったシートが好みなので、このクルマのような
深く沈みこむような柔らかなクッションは、少々物足りなさを感じました。

しかし、このシートの柔らかさの好みは人それぞれです。私のようにちょっと硬めのシートを好む人もいれば、私の妻のように柔らかな座り心地が好む人もいます。

もしこれからバレーノ(BALENO)を試乗される方は、シートの座り心地やフィット感もしっかりと確認するようにしてみてくださいね。

商品詳細