後部座席の居住性が欠点!?バレーノを試乗して気になった3つの事

バレーノ(BALENO)は、1.0リットルターボエンジンと1.2リットルのノーマルエンジンの2種類で発売。私も先日このバレーノ(BALENO)に搭載されるターボエンジンのモデルを試乗するのを楽しみにしていたのですが、今回は1.2リットルエンジンを搭載した”XGグレード”を試乗してきました。スズキのお得意の軽量ボディと相まって実際の乗り心地や走破性は、「これって本当にインドからの逆輸入車!?」と思うくらい良かったのですが、気になったのは後部座席の居住性。

バレーノ(BALENO)はスイフトよりも広い室内をウリにしているので後部座席の居住性も期待していたのですが・・・。足元空間など満足できる部分もあったのですが、実際に試乗してみると残念ながら私の期待値を下回っていました。私がバレーノ(BALENO)の後部座席の居住性・快適性で気になった部分・欠点を3つ紹介したいと思います。

Chapter
バレーノの欠点1:後部座席がリクライニングしない
バレーノの欠点2:乗り降りがしにくい
バレーノの欠点3:後部座席の頭上空間が狭い
スズキ  バレーノ 2016

バレーノの欠点1:後部座席がリクライニングしない

バレーノ(BALENO)の後部座席の居住性・快適性があまり良くないと感じた一つ目の理由は、リクライニング機能が装備されていない事。バレーノ(BALENO)は、残念ながら後部座席の背もたれをリクライニングする事ができません。

スズキ  バレーノ 2016

これはちょっと残念ですよね。バレーノ(BALENO)の背もたれの肩口にこのようなレバーが装備されているので、後部座席をリクライニングできると思って試したのですが・・・。

スズキ  バレーノ 2016

ちなみに、イグニス(IGNIS)は、このように後部座席のリクライニング機能が装備されています。

スズキ  バレーノ 2016

また、競合車の一つでもあるホンダから発売されている人気コンパクトカーのフィット3(FIT3)でもこのようにわずかですが、後部座席がリクライニングするようになっています。

スズキ  バレーノ 2016

このように比べてみると、やはり残念に感じてしまいますよね。実際に座ってみても新型バレーノ(BALENO)の後部座席の背もたれは、若干垂直気味。

スズキ  バレーノ 2016

近所の買い物など短距離移動なら特に問題はありませんが、ロングドライブなどで長時間座っていると、意外と腰が疲れるのかなと思いました。イグニスのような後部座席のスライド機能が装備されていないのはそれ程不満には感じませんでしたが、角度はわずかでも良いのでリクライニング機能は装備してもらいたかったなと試乗した際に感じました

バレーノの欠点2:乗り降りがしにくい

また、バレーノ(BALENO)を試乗する際に気になったのが、後部座席の乗り降りのしにくさ。バレーノ(BALENO)の後部座席に乗り込もうとすると、開口部が狭いので競合車・ライバル車よりも頭を低くして乗り込む必要がありました。

スズキ  バレーノ 2016

この乗り降りのしにくさいに影響しているのが、このクルマの車高の低さ。モデルの全高は、このように競合車のフィット3やイグニス、デミオなどよりも低めになっています。

■バレーノと競合車の全高比較
バレーノ  :1,470mm
フィット3:1,525mm
イグニス  :1,500mm
デミオ     :1,500mm

スズキ  バレーノ 2016

いかにバレーノ(BALENO)の全高が競合車・ライバル車と比べると低いかがわかりますよね。やはり車高が低いと乗り込む際のカラダの姿勢の変化も大きくなり、乗り降りが大変になります。このモデルの車高の低さが乗り入れのしにくさの原因の一つなのかなと試乗をした際に感じました。

バレーノの後部座席の開口部デザインも欠点!?

また、バレーノ(BALENO)の後部座席のドア開口部の広さも欠点・デメリットの一つ。バレーノ(BALENO)の後部座席用のドア開口部はこのようになっています。

スズキ  バレーノ 2016

注目なのはドア開口部の形。このクルマのドア開口部の上端の位置が競合車・ライバル車に比べて若干低い位置に設定されているように感じました。

スズキ  バレーノ 2016

そのためこのクルマに乗り込む際はより大きな挙動が必要となり、カラダ運びのスムーズさは競合車と比べるとイマイチ・・・。実は私は何度か頭をぶつけそうになりました。この後部座席の乗降性の悪さも、試乗をしていて少し気になりました。もしこれからバレーノ(BALENO)を試乗する際は、この後部座席の乗降性もしっかりと確認してみてくださいね。

バレーノの欠点3:後部座席の頭上空間が狭い

また、バレーノ(BALENO)の後部座席に座った際に感じた一番の欠点・デメリットは、後部座席の頭上空間が狭いこと。私は身長175cmなのですが、このクルマの後部座席に座ってみると頭上空間(ヘッドクリアランス)は、天井ギリギリ。

スズキ  バレーノ 2016

頭と天井の距離は手の平半分くらいのスペースしかなく、背筋をピンと伸ばすと軽く髪の毛が天井に触れている感じです。そのためこのクルマの後部座席に座ると少し圧迫感を感じました。

頭上空間が狭い理由はクルマのデザイン

バレーノの後部座席の頭上空間が狭いと感じた理由の一つは、バレーノ(BALENO)のボディデザイン。このバレーノ(BALENO)は、このようにリヤエンドがスッパリと切り落とされたデザインになっています。

スズキ  バレーノ 2016

バレーノの後部座席の頭上空間が狭いと感じた理由の一つは、バレーノ(BALENO)のボディデザイン。このバレーノ(BALENO)は、このようにリヤエンドがスッパリと切り落とされたデザインになっています。

スズキ  バレーノ 2016
スズキ  バレーノ 2016

このように見ると、後部座席の背もたれ上部の天井が他の部分と比べて著しく低くなっているのが、わかりますよね。女性や小さなお子さんがが後部座席に座る分にはそれほど気にならないかもしれませんが、成人男性が座るとこの頭上空間の狭さは気になるレベル・・・。個人的にはもう少し天井が高い方が開放感があって良いと思いました。

ちなみに、イグニスも似たようなデザインになっているため後部座席の頭上空間は狭くなっています。

スズキ  バレーノ 2016

しかしこのイグニスの後部座席には、前後スライド機能が装備されています。

スズキ  バレーノ 2016

そのため少し後部座席を前にスライドすると、後部座席の頭上空間に多少余裕ができるので、新型バレーノ(BALENO)ほど窮屈さを感じないですみます。一方、バレーノ(BALENO)は後部座席のスライド機能が装備されおらず、シート位置を調整する事ができません。リヤエンドがスパッと切り取られたようなデザインになっているバレーノ(BALENO)とイグニスですが、後部座席の頭上空間の広さは明らかにイグニスの方が良いと思いました。この頭上空間のゆとりも新型イグニスとバレーノの違いの一つなのかなと思いました。

スズキ  バレーノ 2016

バレーノ(BALENO)の後部座席はこのようなデザインになっており、居住性・快適性に関しては若干不満が残りました。乗降性の悪さなど色々と気になった部分がありましたが、私がこのクルマの後部座席で一番の欠点だと思ったのはは、後部座席の頭上空間の狭さ。

個人的にはデザイン性よりももう少し後部座席の居住性を優先しても良かったのかなと思いました。もしこれから新型バレーノ(BALENO)を試乗する際は、しっかりと後部座席の居住性・快適性も確認してくださいね。バレーノの後部座席は狭さが少しきになりましたが、荷室・ラゲッジスペースは広さ・使い勝手ともに十分!特に改善されたラゲッジボードの使い勝手が特に良かったです^^

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