プリウスの試乗の感想1 静寂性で気になった事とは?

トヨタ プリウス 2015

※この記事には広告が含まれます

2015年12月にいよいよ4代目となるプリウス(Prius)が発売されましたね。

発売日当日にディーラーにプリウス(Prius)のカタログを貰いに行ったのですが、まだナンバー登録が出来ていないとの理由で試乗はできませんでした。

そこで、東京のお台場にあるメガウェブでプリウス(Prius)の試乗しに行ってきました。

今回試乗したのは、2WDのAプレミアムツーリングと4WDのAツーリングセレクション。

プリウス(Prius)はハイブリッド車なのでもともと静寂性は優れているクルマでしたが、今回発売されたモデルは、先代モデルと比べて格段に向上した印象を持ちました。ただその一方、気になった事も・・・

私が実際にプリウス(Prius)を試乗をして感じた静寂性・静かさの感想と、運転をしていて気になった事を紹介したいと思います。

2015/12/11
Chapter
プリウスの静寂性はどうだった?
プリウスの静寂性の欠点・気になった事とは?

プリウスの静寂性はどうだった?

電源スイッチを押してビックリ・・・

まず私がプリウス(Prius)の静寂性の良さ・凄さを感じたのは、乗り込んでスグ。

他のハイブリッド車と同様にブレーキペダルを踏んだまま、ハンドルの右側にあるスイッチを押すと電源が立ち上がります。
プリウス(Prius)では、この立ち上がりの音がほぼ無音。

ふつうハイブリッド車のクルマでも電源スイッチを押すと、ピーと警告音とともにちょっとしたモーター音や電子音が聞こえます。

しかし、このプリウス(Prius)ではエンジンの立ち上げ時に軽くピッとなるだけでモーター音や電子音はほとんど聞こえませんでした。

このピッと聞こえる警告音が無ければ、いつ電源が立ち上がったのか認識するのは、ほぼ不可能だと思いました。

そのくらいプリウス(Prius)の立ち上がり時は静かでした。

モーターのみのEV走行時の静かさはどう?

また、プリウス(Prius)は今までのモデルと同様にモーターのパワーで発進。
発進時ブレーキペダルを離すと、クリープ現象でスルスルのスムーズに発進。

このクリープ現象もとてもスムーズで好印象だったのですが、この時の静寂性も先代モデルよりも良くなっていると感じました。

通常ハイブリッド車でEV走行している時はエンジン音がしない分、モーター音やロードノイズが際立ってしまいますよね。

以前私が試乗をしたホンダの人気ハイブリッド車フィット3(FIT3)では、発進時のEV走行時などでも”ヒュ~~~~”と言った感じのモーター音が耳元で聞こえ、少し煩わしいと感じました。

しかし、今回試乗をしたプリウス(Prius)では、発進時のクリープ現象や発進直後の加速時はモーター音すら聞こえない・・・。

以前、このモデルをいち早く試乗したディーラーさんにも「このクルマの静寂性・静かさには、ビックリしますよ~。」「絶対試乗する価値のあるクルマですよ~」

と、以前言っていましたが、実際に試乗をしてみて納得。

先代モデルのプリウスやアクア(Aqua)でも十分な静寂性があると思っていましたが、今回フルモデルチェンジをしたプリウス(Prius)は、さらにもう一段静寂性が高まっており大満足でした。

エンジンが立ち上がった時の騒音・ノイズはどう?

また、発進後アクセルをグッと踏み込むとエンジンがかかります。
プリウス(Prius)では、エンジンに回転に伴う振動なども少なくともてスムーズ。この点も先代モデルと比べて、格段に進歩したところだと思いました。

以前ディーラーさんは、「プリウス(Prius)はエンジンの作動がスムーズなので、インジケーターを見ていないと、いつエンジンが作動したか分かりませんよ~」

と、言っていたので、かなり期待していました。しかし、これは少し誇張表現だったようです・・・。

やはりエンジンが作動するハイブリッド走行になるとエンジン音が聞こえるので、マルチインフォメーション内のインジケーター画面を見なくてもスグにエンジンが始動したな~っと分かりました。
ただ、このプリウス(Prius)のエンジン音もかなり静か。

今回の試乗では静寂性をしっかりと確めたいなと思ったので、すべての窓を閉め切って運転をしてみたのですが、窓ガラスを挟んで遠くでエンジン音が聞こえる感じ。

車内と車外がしっかりと隔離されており、騒音やエンジン音が車内に入り込んでくるのを遮断している実感は持てました。

なので、エンジン音が聞こえたとしてもそれ程不快ではありませんでした。

今回フルモデルチェンジをしたプリウス(Prius)の静寂性が良いのには、しっかりとした理由が・・・。

このクルマのボンネットを開けるとすぐに気が付くのですが、このように大き目の吸音材が備え付けられています。
しかも、触ってみるとスグに分かるのですが、結構分厚い!

これ以外にも静寂性を高める工夫が色々と施されているようですが、先代モデルと比べて遮音性・静寂性が良くなった理由が良く分かりました^^

プリウスの静寂性の欠点・気になった事とは?

このように静寂性が高くなり乗り心地・快適性もアップしたプリウス(Prius)ですが、試乗をしていて少し気になった事が・・・。

それはブレーキを掛けて停止する時、キュルキュルと言った感じの音が聞こえたこと。

回生ブレーキ+油圧ブレーキの音なのかはチョッとわかりませんが、ノイズや騒音と言うほどではありませんが、クルマが停車する直前に結構大きめな音が耳に入り少し気になりました。

プリウス(Prius)はモーター音やエンジン音の車内の侵入が少なく快適だっただけにこのクルマが停車する時のモーター音のような音は少し残念でした・・・。

また、それと同時に気になったのは、低速域でEV走行している時に聞こえるハイブリッドバッテリーの冷却ファンの音。
これもそれ程大きな音では無いのですが、EV走行中などロードノイズやエンジン音など車外からの騒音が静かなときには、後部座席の下の方から聞こえてくるこの冷却ファンの音が少し気になりました。

それだけエンジン音やロードノイズなどの遮音性は高まったと言えるのかもしれませんが・・・。
このようにバッテリーの冷却ファンの音や停車前のキュルキュル音など多少気になる部分はあったものの、今回のプリウス(Prius)の静寂性は先代モデルよりもかなり良くなっていました。

サイドウィンドウを閉めて運転すると、車外としっかりと隔離され、自分だけの空間を楽しめる感じは、好印象でした。

個人的にはこのプリウス(Prius)の静寂性は大満足でした。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細