トヨタ 4代目プリウス(ZVW50/ZVW51/ZVW55型)の8つのグレードを徹底比較!おすすめ価格のグレードはこれだ!!

「20世紀に間にあいました」のキャッチコピーで登場したトヨタ プリウスは、ハイブリッドシステムのもたらす優れた燃費性能から世界中で人気となり、現在ではトヨタを代表する車種の1つとなっています。
2015年からは初代から数えて4代目となるトヨタ 4代目プリウス(ZVW50/ZVW51/ZVW55型)が登場し、燃費性能がさらに向上。今回は、そんな4代目プリウスの各グレードを紹介していきます。
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- トヨタ 4代目プリウス E【価格:260万8,000円】
- トヨタ 4代目プリウス S【価格:265万5,000円~】
- トヨタ 4代目プリウス S"ツーリングセレクション"【価格282万6,000円~】
- トヨタ 4代目プリウス A【価格:291万円~】
- トヨタ 4代目プリウス A"ツーリングセレクション"【価格:307万7,000円~】
- トヨタ 4代目プリウス Aプレミアム【価格:324万8,000円~】
- トヨタ 4代目プリウス Aプレミアム"ツーリングセレクション"【価格:335万9,000円~】
- トヨタ 4代目プリウス S"Safety Plus II"【価格:275万5,000円~】
トヨタ 4代目プリウス E【価格:260万8,000円】
トヨタ 4代目プリウスの最廉価グレードにあたるモデルが「E」です。
他のグレードに比べて快適装備を最小限とすることで価格を抑え、全グレードのなかで唯一4WD(4輪駆動)の「E-Four」が設定されていません。
インテリア(内装)では運転席の上下座面調節機能や、フロントシート(前席)背面のシートバックポケット、2個のカップホルダーが付いたフロントコンソールトレイなどが省略され、一般ユーザーよりも法人向けのグレードと言えるでしょう。
一方で、プリウスの代名詞とも言える燃費性能は他グレードと比較しても差がありません。
パワーユニットは最高出力72kW(98PS)/5,200rpm、最大トルク142Nm(14.5kgm)/3,600rpmを発揮する排気量1.8L 直列4気筒の2ZR-FXE型エンジンに、最高出力53kW(72PS)、最大トルク163Nm(16.6kgm)を誇るモーターを組み合わせ、システム最高出力125kW(142PS)、最大トルク305Nm(31.1kgm)を発生。
燃費は実際の走行状況に近いとされるWLTCモード燃費で32.1km/Lに達し、これは4代目プリウスのなかでもっとも優れた数値となっています。
価格は全グレード中もっとも低く、260万8,000円とリーズナブルですが、低価格と引き換えに標準装備品やオプション装備品も少なくなっています。装備品を少なくして少しでも燃費を稼ぎたいというユーザーや、快適装備を最低限で済ませたいビジネスユース向けのグレードと言えるでしょう。
トヨタ 4代目プリウス S【価格:265万5,000円~】
「S」はトヨタ 4代目プリウスのエントリーグレードに位置づけられたモデルです。
必要最低限の装備のみにとどめられた最廉価の「E」に対し。標準装備が充実。運転席には上下座面調整機能やシートバックポケット、小物入れ付きのフロントコンソールトレイ、リヤシートのセンターアームレストなど、乗用車らしい実用的な装備が整っています。
また、「S」以上のグレードはトヨタ独自の4WDシステム「E-Four」を設定。通常の4WDはエンジンの動力をプロペラシャフトなどを介して後輪に伝達していますが、E-Fourはリヤに独立したモーターを装備し後輪を完全電動化・電子制御化している点が特徴的です。
そのため、スリップしそうな路面でも適切に後輪の駆動力を制御し、悪路や積雪地などでの安定性に寄与しています。
さらに、「S」には寒冷地仕様を設定。積雪による立往生防止対策として最低地上高を高める「車高アップ対応」も可能とされ、豪雪地帯のユーザーにとっては心強い存在と言えるでしょう。
装備が増えたため燃費はやや低下しましたが、それでも2WDは30.8km/L、E-Fourを装備した4WDでも28.3km/Lを達成しています。
価格は2WDが265万5,000円、4WDが285万3,000円となり、価格差は19万8,000円となっています。