【最新】タイヤのプロがおすすめするスタッドレスタイヤ13選!選び方や歴史を徹底解説!

スタッドレスタイヤ

タイヤのプロであるモータージャーナリストの斎藤聡氏と工藤貴宏氏にスタッドレスタイヤの選び方やおすすめのブランドを徹底解説していただきました。様々なブランドの特徴やおすすめを徹底解説していますので、ご購入の参考にしていただければと思います。

スタッドレスタイヤの登場は1980年代初頭になります。1980年代半ばスパイクタイヤの普及に伴ってアスファルトが削られ、スパイクタイヤの粉塵が大きな社会問題になりました。

これを受けて1990年にスパイクタイヤ粉塵発生の防止に関する法律が公布され、禁止規定が91年4月1日施行されました。タイヤメーカーに対しては1990年でスパイクタイヤの製造を中止、91年3月から販売も中止になりました。

スパイクタイヤに比べ明らかに性能の劣るところからスタートしたスタッドレスタイヤはその後猛烈な開発競争が始まり現在に至っています。

いまやスタッドレスタイヤはスパイクタイヤをしのぐ氷雪性能を手に入れたといっても過言ではありません。そんなお薦めスタッドレスタイヤを紹介します。

文・斎藤聡 / 工藤貴宏

Chapter
スタッドレスタイヤってそもそも何?
スタッドレスタイヤの歴史と進化
どうしてウィンタータイヤを履く必要はあるの?
スタッドレスタイヤの選び方
モータージャーナリスト斎藤聡氏がおすすめするスタッドレスタイヤ10選
1.ミシュランのスタッドレスタイヤ:X-ICE SNOW
2.ダンロップのスタッドレスタイヤ:ウインターMAXX03
3.TOYOタイヤのスタッドレスタイヤ:ガリットGIZ2/トランパスXT
4.TOYOタイヤのスタッドレスタイヤ:トランパスXT
5.コンチネンタルのスタッドレスタイヤ:バイキングコンタクト7
6.ノキアンタイヤのスタッドレスタイヤ:ハッカペリッタR3
7.ノキアンタイヤ・ハッカペリッタR3SUV
8.グッドイヤーのスタッドレスタイヤ:アイスナビ7
9.ブリヂストンのスタッドレスタイヤ:ブリザックVRX2
10.ヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤ:アイスガード6iG60
モータージャーナリスト工藤貴宏氏が語る!スタッドレスタイヤにも得意不得意がある!?
スタッドレスタイヤだけで事足りない?
モータージャーナリスト工藤貴宏氏がおすすめするスタッドレスタイヤ3選
1.ブリヂストンのスタッドレスタイヤ:BRIZZAK VRX2
2.ヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤ:iceGUARD6
3.ミシュランのスタッドレスタイヤ:X-ICE SNOW

スタッドレスタイヤってそもそも何?

スパイク(スタッド)タイヤに対してスタッドを持たないスタッドレスから来ています。日本ではスパイクタイヤに代る冬用タイヤとして普及したため、冬用タイヤ=スタッドレスタイヤと思われがちですが、スタッドレスタイヤはあくまでも冬用タイヤの中の1カテゴリー。

大きなくくりとしてウインター(冬用)タイヤがあって、その中にスノータイヤやスタッドレスタイヤがあります。つまりスタッドレスタイヤはウインタータイヤの中でも氷雪上性能に特化したタイヤです。

言葉の分類で見ていくとスパイクタイヤに対してスタッドレスタイヤと分類するのが正しいのでしょうが、スパイクタイヤの氷雪上性能をスパイクなしで実現しようとして開発されてきたのがいま日本で呼ばれているスタッドレスタイヤです。

本来の言葉の意味からするとスタッドレスタイヤの中に雪道向き・都会向き・氷雪上向きと種類があったほうが自然なのでしょうが、今スタッドレスタイヤといえば氷雪上特化型を指すのが一般的です。

ただ、スタッドレスタイヤの性能がある程度(スパイクタイヤ並み)にきてやや頭打ちになっているので、最近では高速向きのスタッドレスタイヤや、都市型スタッドレスなんてカテゴライズされるものも出てきました。

最近話題のオールシーズンタイヤは文字通りサマータイヤとウインタータイヤの間に位置するタイヤでチェーン規制の中でも通行は可能ですが、ウインタータイヤには含まれませんしスノー性能やアイス性能、ウインター性能も劣りますから、分けて考えてください。

スタッドレスタイヤの歴史と進化

スパイクタイヤに代る冬用タイヤとして主に日本で進化してきたのがスタッドレスタイヤです。スタッドレスタイヤの登場は1985年くらいからになるので、そこからすでに35年以上経っていることになります。

スパイクタイヤの装着ができなくなって、街中がスタッドレス地文だけになると新たな問題が浮上します。ミラーバーンやブラックアイスと呼ばれる路面の出現です。

それまではビョウで路面をひっかきながら走っていたので、路面が磨かれるということはなかったのですが、スタッドレスタイヤになるとスパイクがないのでゴムで路面が磨かれることになってしまったのです。

北海道では乗客がバスのステップを蹴って道路に降りたら、バスが滑ってしまったなんてことも起こりました。それらの出来事もあり、スタッドレスタイヤはどんどん氷上性能アップに向けて研究が進められることになります。

1990年代から2000年代にかけてはコンパウンドの中にひっかき効果が期待できて氷より硬くアスファルトより柔らかい材料を配合されるようになります。

有名どころではトーヨータイヤの鬼クルミの殻があります。鬼クルミの殻は、現在でもTOYOタイヤのスタッドレスタイヤに配合されています。
 
スタッドレスタイヤの研究を進めていくうえで、エンジニアを悩ませることになるのが、冬道のグリップのメカニズムです。氷の路面はゴムの接地面が広いほうがグリップ性能を高めやすいのですが、圧接路は接地面圧が高いほうが、グリップ性能が出しやすいからです。

同じタイヤサイズで見るとアイス性能を重視したいなら溝面積はできるだけ少ないほうがよく、スノー性能を重視するなら溝面積は広いほうが良いということになります。

アンケートではユーザーは圧倒的に氷上ブレーキ性能を求めているのですが、実際に走る場面は圧倒的に圧雪路のほうが多いわけです。当然圧雪路で走りにくければタイヤの評判は悪くなります。

いかに圧雪路でのグリップ性能や操縦性を保ちつつ氷の路面でのグリップ性能を高めるかも、今でも続くエンジニアの終わりのない悩みです。

どうしてウィンタータイヤを履く必要はあるの?

タイヤのゴムには仕事がしやすい温度レンジというのがあります。サマータイヤは気温が7度を下回るようになるとゴムの柔軟性が徐々に失われグリップ性能が悪くなります。

実際にドライ路面ではほとんど気になりませんが、雨やみぞれが降ると如実にグリップの低さが現れます。

これに対してウィンタータイヤはもっと低い気温でもゴムが仕事をするようにゴムの特性を変えています。

ウインタータイヤの中でもスタッドレスタイヤは特に温度レンジが低く、-20度でもゴムの柔軟性が保たれるように作られています。

しかし、最も冬用タイヤにとって厄介なのは0度付近の氷と水が混在する世界。この温度域でゴムが十分に仕事でき、タイヤとして氷雪性能で性能が発揮できるように作られています。

スタッドレスタイヤの選び方

スタッドレスタイヤの買うのだから氷のブレーキ性能が一番良いものが欲しい。と思う人はたくさんいると思いますが、住んでいるのが非降雪機域で凍結路面もないところに住んでいるなら、氷雪性能よりもドライ路面での操縦安定性や静粛性あるいは省燃費性を優先して考えるほうが使いやすいタイヤ選びができるのではないでしょうか。

そもそも氷雪性能が求められるのは、降雪地域で運転になれない人苦手な人が乗るクルマです。なぜなら氷雪性能がそのまま安心感につながるからです。

非降雪地域の人ならそれ以外の性能の眼を向けてみるといいと思います。例えば、速度レンジを参考にするというのも一つの手だと思います。

国産スタッドレスタイヤは速度レンジがQ(160km/h)になっています。これはスタッドレスタイヤの開発が始まった頃にJATMA(日本自動車タイヤ協会)で速度レンジはQでという申し合わせがあったと聞いています。

国内で販売するスタッドレスタイヤについては無駄な速度競争をしないようにということなのか、160km/hまでは操縦安定性を確保しようということなのか、そのあたりはわかりませんがQレンジになっています。

これに対してミシュランタイヤには速度レンジがT(190km/h)とH(210km/h)があり、コンチネンタルはTとなっています。

もっとも速度レンジで氷雪性能の優劣が決まるわけではなく、あくまでも許容最高速度の設定の話です。欧州では高速操縦安定性がサマー、ウインターに限らず重要視されています。

実際高速巡航性能や操縦安定性は優秀なので、ドライ路面の高速道路を頻繁に走るなら速度レンジを目安にするといいと思います。また、タイヤ選びの方向性を変えインチダウンという選択の仕方も頭の隅にとどめておくといいかもしれません。

最近のクルマはタイヤが18インチ、19インチと大径化の傾向にあります。インチアップとともにタイヤも45、40、35と低扁平になっていきます。リム径(ホイール径)が大きくなれば、かっこよく見えますが、タイヤは低扁平化します。

スタッドレスタイヤは、トレッド面のゴムの性能だけで氷雪性能を出しているわけではありません。タイヤの変形やたわみなども使って性能を作り出しているので変形代・たわみ代が大きく取れない低扁平タイヤは滑り出しが唐突になる傾向にあります。

つまりインチダウンして扱いやすく価格も安めなインチにしてやるのも1つの方法というわけです。
※ ブレーキキャリパーのホイールとの干渉には注意が必要

モータージャーナリスト斎藤聡氏がおすすめするスタッドレスタイヤ10選

性能的にはトップメーカーの氷雪上性能はほぼ団子状態。もちろん走る場所、得意分野によって多少の差はあるにしても、どれも性能としては十分です。

なのでタイヤ選びは3番目、あるいは3番目に必要な性能に焦点を当ててみるといいでしょう。例えば排水性や、静粛性、ロングライフ性といった性能です。

それらを踏まえて、ここでは主要スタッドレスタイヤを紹介します。

1.ミシュランのスタッドレスタイヤ:X-ICE SNOW

ミシュラン(Michelin) 【4本セット】 15インチ MICHELIN(ミシュラン) スタッドレスタイヤ X-ICE SNOW(エックスアイス スノー) 185/60R15 88H 新品4本

65,795円〜(税込)

氷も雪も、全ての冬道に。長く続く安心感を届けるスタッドレスタイヤ

今シーズン登場したミシュランの新型スタッドレスタイヤです。X-ICEにSNOWがついて方向性がブレているのか!?と思ったら、氷上グリップ性能がさらにアップしていました。

トレッドデザインはV字パターンを基調にした方向性パターンでストレートグルーブを持たないのも特徴の一つです。

ポリマー(≒ゴム)系の材質の硬質な配合物を混ぜたエバー・ウインター・グリップコンパウンドを採用することでブロック剛性を高めながら、露出した配合物が取れたところが吸水機能を発揮して氷上グリップ性能がアップ。

明らかに氷の路面を走っているときのタイヤと路面の密着感が強く感じられます。またブロック剛性の高さからくる手応えの良さが雪上でも優れた操縦性につながっています。

先代モデルのX-ICE2と比べても1ランクグリップが上であり速度レンジがT(190km/h/H(210km/h)も特徴の一つです。

メーカー
ミシュラン(Michelin)
ブランド
ミシュラン(Michelin)
商品モデル番号
X-ICE SNOW_1856015_4

2.ダンロップのスタッドレスタイヤ:ウインターMAXX03

ダンロップ(DUNLOP) DUNLOP(ダンロップ) スタッドレスタイヤ WINTER MAXX 03 (ウィンターマックスゼロスリー)185/60R15 84Q 普通車用

16,960円〜(税込)

ダンロップの氷上特化型のプレミアムスタッドレスタイヤ

従来モデルであるウインターMAXX02もバランス型スタッドレスとして併売しています。

MAXX03はタイヤプロファイル(断面形状)を大幅変更しました。プロファイルを凸型にしてタイヤセンターから路面に接地するように設計。

同時にナノ凹凸ゴムと名付けられた新コンパウンドによって素早く水幕を切って氷の路面にコンパウンドが密着します。縦長接地面とナノ凹凸ゴムで接地時間を長くとってグリップ性能を高めています。

試乗した印象でも、接地感・密着感が明確でグリップの安心感の高いタイヤに仕上がっています。さらに雪上性能もよく、特にハンドルを切り出したときのグリップを伝える明瞭なグリップ感が◎です。

ダンロップのコンパウンド技術である撥水ゴムの特長を初めて引き出したスタッドレスタイヤだと思います。

メーカー
ダンロップ(DUNLOP)
ブランド
ダンロップ(DUNLOP)
モデル名
338858
商品モデル番号
338858

3.TOYOタイヤのスタッドレスタイヤ:ガリットGIZ2/トランパスXT

Toyo Tires トーヨー(TOYO) スタッドレスタイヤ OBSERVE GARIT GIZ 185/60R15 84Q

8,350円〜(税込)

変わることのない効きと,より長く使える信頼を

鬼クルミのひっかき効果でおなじみのTOYOスタッドレスタイヤの新製品ガリットGIZ2です。

ひっかき性能に加え、吸水性能に優れたNEO吸水カーボニックセルとミクロの密着性を高めたNEOゲルを採用した新コンパウンドです。

実際に氷の路面ではゴムの柔らかさからくるグリップの良さが体感できました。雪上ではエッジの利いた手応えと滑り出した時のコントロール性がありブロックの剛性がエッジ効果を引き出しているのだろうと考えました。

また、高速域ではトレッドゴムの変形感が感じ取れました。

メーカー
トーヨー(Toyo)
ブランド
Toyo Tires
梱包サイズ
cm; 7.9 kg
商品モデル番号
185/60R15
商品の重量
7.9 kg

4.TOYOタイヤのスタッドレスタイヤ:トランパスXT

Toyo Tires スタッドレスタイヤ1本 TOYO TIRES(トーヨー)WINTER TRANPATH(トランパス)225/65R17 102Q T4981910500681

9,400円〜(税込)

安定感のある走りと,進化したアイス性能

ミニバン専用タイヤで知られるトーヨータイヤは、ミニバンと最近流行のライトSUVに向けたスタッドレスタイヤ=トランパスXTも発売しています。重心が高くてもグラつかないケース剛性とブロック剛性のバランスが良く、癖がなくかつ安心して走れるスタッドレスタイヤです。

メーカー
トーヨー(Toyo)
ブランド
Toyo Tires
モデル名
T4981910500681
商品モデル番号
T4981910500681

5.コンチネンタルのスタッドレスタイヤ:バイキングコンタクト7

コンチネンタル(Continental) 【4本セット】 17インチ Continental(コンチネンタル) スタッドレスタイヤ VikingContact 7 225/65R17 106T 新品4本

75,334円〜(税込)

ウインター性能とウエット性能,相反する性能を高次元で両立

特徴的なトレッドデザインですが走ってみるとびっくりするくらい雪を掴み、しっかりとグリップしてくれます。

剛性感と応答の正確さの手応えを感じます。つまりグニャつくようなところがなく、圧雪路でもシャキッとしたドライブ感覚を覚えます。速度レンジT(190km/h)なのもあり、ドライの高速道路での操縦安定性やドライ路面の街中での癖がなく、走りやすさも魅力です。

シリカとポリマー(ゴム)を科学的に密に結びつけることで、高密度で均一にシリカを分散しウエット路面でのブレーキ性能やグリップ性能を高めています。また菜種オイルを採用して低温でのゴムの柔軟性を高めています。

氷雪路面で安定したグリップ性能が得られます。

メーカー
コンチネンタル(Continental)
ブランド
コンチネンタル(Continental)
商品モデル番号
01112_S2YFF_2256517106T

6.ノキアンタイヤのスタッドレスタイヤ:ハッカペリッタR3

Nokian(ノキアン) 185/60R15 88R XL ノキアン ハッカペリッタ R3 新品スタッドレスタイヤ1本

18,440円〜(税込)

フィンランドのタイヤメーカー、ノキアン社のスタッドレスタイヤがハッカペリッタR3です。

日本ではあまり馴染みのないタイヤメーカーですが、世界で初めてウインタータイヤを作ったことで知られるウインタータイヤの老舗メーカーです。

ウインタータイヤは、多くの欧州自動車メーカーから推奨タイヤとして指定されています。トレッドデザインは方向性を持ったユニディレクショナルパターンで、優れた排雪性・排水性を持っています。サイプの使い方が独特で、吸水性能を高める役割も果たしています。

試乗してみると独特のグリップ感があり、トレッド面がギュッと路面をつかんでいるようでした。ゆっくり走らせてもタイヤが転がりながら路面をしっかりつかんでくれる感覚に安心感を覚えます。

グリップ限界領域のコントロール性も優秀と感じました。

メーカー
Nokian(ノキアン)
ブランド
Nokian(ノキアン)
モデル名
T430593
梱包サイズ
cm; 6.8 kg
商品モデル番号
T430593
商品の重量
6.8 kg

7.ノキアンタイヤ・ハッカペリッタR3SUV

Nokian(ノキアン) 225/65R17 106R XL ノキアン ハッカペリッタ R3 SUV 新品スタッドレスタイヤ1本

19,840円〜(税込)

サイドウオールをアラミド繊維で補強したR3SUV

凍結路からハイウェイまで幅広い路面対応力を発揮強靱なアラミド繊維を採用した高強度サイドウォール強力なアイスグリップ、凍結路の加速、ブレーキ力を向上 極低温で柔軟性を失わず、高温でダレない新開発コンパウンドR2SUVに較べて転がり抵抗を5%低下し省エネ性能を向上。

メーカー
Nokian(ノキアン)
ブランド
Nokian(ノキアン)
モデル名
T430653
梱包サイズ
cm; 12.2 kg
商品モデル番号
T430653
商品の重量
12.2 kg

8.グッドイヤーのスタッドレスタイヤ:アイスナビ7

グッドイヤー(Goodyear) GOODYEAR(グッドイヤー) ICE NAVI7 185/60R15 84Qスタッドレス 05539658 05539658

8,890円〜(税込)

水を弾き氷の路面に密着させる撥水ゴムをベースに製造

コンパウンドは小粒径シリカにカップリング材を使うことで特定のポリマー(ゴム)と結び付け、より多くのシリカを均一に分散させることに成功しました。

その結果、低温でもしなやかに微細な凹凸にも密着し氷の路面での優れたグリップ性能が得られています。

感覚としてはサイプやエッジが爪を立てながら氷の路面をグリップしているような乗り味があります。そのため滑りだしてからもグリップがガクッと落ち込まないので安心感があるのも特長です。

発売から4年経過しているのでそろそろモデルチェンジの時期でもあります。なのでそのあたりもチェックするべき点です。

メーカー
グッドイヤー(Goodyear)
ブランド
グッドイヤー(Goodyear)
モデル名
05539658
梱包サイズ
60.6 x 60.6 x 18.9 cm; 8.1 kg
商品モデル番号
05539658
商品の重量
8.1 kg

9.ブリヂストンのスタッドレスタイヤ:ブリザックVRX2

ブリヂストン(BRIDGESTONE) BRIDGESTONE(ブリヂストン) スタッドレスタイヤ1本 BLIZZAK(ブリザック) VRX2 185/60R15 84Q T4961914458874

13,470円〜(税込)

ブリザックの特徴といえば気泡の入った発砲ゴムです。

現行モデルのVRX2になります。発砲ゴムはアクティブ発砲ゴム2へと進化。気泡内壁を親水素材でコーティングすることで吸水性能をアップ。加えて微粒径シリカと摩擦力向上剤で氷の路面のグリップ性能をアップしています。

グリップ性能を高めた結果、ブロックを大型化するとともにサイプの間隔を広くしてブロック剛性をアップ。これによって実接地面積が広くなり、よりコンパウンドのグリップを引き出すことが可能になりました。

実際に試乗してみるとヒタッ!と氷の路面に密着しグリップするような感覚が前モデルより強くなっています。またブロック剛性が高くなったため、雪上での手応えもよりしっかりしたものとなっています。

このブリザックVRX2の登場は2017-2018シーズン。そろそろモデルチェンジの時期に当ります。次はどんな進化を見せてくれるのでしょうか。

メーカー
ブリヂストン(BRIDGESTONE)
ブランド
ブリヂストン(BRIDGESTONE)
モデル名
T4961914458874
商品モデル番号
T4961914458874

10.ヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤ:アイスガード6iG60

横浜タイヤ YOKOHAMA(ヨコハマタイヤ) スタッドレスタイヤ iceGUARD 6 アイスガード iG60 185/60R15 84Q R2763

10,990円〜(税込)

氷に効く・永く効く・燃費に効く

ヨコハマタイヤ・アイスガード6iG60は、某タイヤメーカーの新作と、あえて発売時期を合わせたというヨコハマ渾身のスタッドレスタイヤです。

トレッドデザインのエッジと接地の関係を徹底的に研究・テストすることで、氷上グリップ性能を高めています。これに加えて微粒子シリカと分散性をよくする配合技術によって氷上性能を15%もアップしました。

従来モデルは得意な温度域がちょっと狭い印象で、安定してグリップしている感じがちょっと乏しかったように思います。しかし、今回では見違えるようにグリップ感が強くなり安定しています。トレッドデザインの見直しと新コンパウンドがバランスよく機能していると感じました。

インフォメーション性の良さはヨコハマ・スタッドレスタイヤの特長の一つ。雪を踏みしめグリップしているのが感じ取りやすく、安心感が高いため、走って楽しいスタッドレスタイヤです。

そんなアイスガード6も発売から4年が経過。そろそろフルモデルチェンジの時期になっています。次のスタッドレスタイヤの進化の度合いも楽しみです。

メーカー
横浜タイヤ
ブランド
横浜タイヤ
モデル名
R2763
梱包サイズ
cm; 7.2 kg
商品モデル番号
R2763
商品の重量
7.2 kg

以上、主要スタッドレスタイヤの紹介でした。巷のうわさでは来シーズン用の新型スタッドレスタイヤの発表が夏から秋口にかけてあるようでとても楽しみです!

スタッドレスタイヤが発表されてからもう35年以上経ちましたが、依然として氷雪上性能は上がり続けています。歩みを止めないタイヤメーカーの努力を見れば、最新のスタッドレスタイヤをお勧めしたくなるのが人情というものです。

まあ、実際良くなっているので、冬道の運転に不安を持っている人には強くお勧めします。一方、これだけ性能が良くなったので、1世代前のスタッドレスタイヤでも十分な性能を持っているともいえます。

ただし、タイヤの性能はドライバーの腕の未熟をカバーしてくれるので、一世代前のタイヤを使うのはコスパ重視の雪道に慣れたドライバー向きの選択肢です。上手にスタッドレタイヤを選んで楽しい冬道ライフを過ごしてください。

モータージャーナリスト工藤貴宏氏が語る!スタッドレスタイヤにも得意不得意がある!?

同じスタッドレスタイヤでも、特異な環境は銘柄により違いがあります。たとえば欧州のスタッドレスタイヤは、高速走行性能を重視する傾向。ドライ路面でも安定感ある走りをもたらします。

いっぽう日本のスタッドレスタイヤは氷の上でのグリップ力に重点を置いています。

それらの特性の背景にあるのは、走行環境の違いの影響。欧州は雪が降っても、日本のように凍って滑りやすい路面にはなることが少ないので、その性能はあまり重視されません。

いっぽうで日本では、路面が凍ってツルツルに磨かれることもあり、極めて滑りやすいその路面での性能が求められるのです。なので、選ぶときは日本向けに作られたスタッドレスタイヤが望ましいでしょう。

スタッドレスタイヤだけで事足りない?

冬の路面を安心して走れるスタッドレスタイヤがあるのなら、そのタイヤを1年中履きっぱなしにすればいいと思うかもしれません。

しかし、そうはいきません。なぜなら不得意な状況があるからです。たとえば、舗装路の性能は充分とはいえません。

昨今のスタッドレスタイヤはかつてよりは改善されていますが、タイヤが柔らかいので舗装路での操縦安定感がなく、またグリップ自体も夏タイヤよりは低いので急ブレーキ時など安全にかかわる部分で不利です。

さらに、濡れた路面も苦手。雪や氷で最大のパフォーマンスを発揮されるように作られた表面の溝は、水がたまった路面との相性が良くないからです。また、舗装路面をスタッドレスタイヤで走るとゴムが摩耗したり表面の繊細な溝が荒れて氷雪路面でのグリップが低下します。

以上のことから、雪の降る時期以外は夏用のタイヤを履くのが望ましいのです。

では、オススメのスタッドレスタイヤを紹介しましょう。

モータージャーナリスト工藤貴宏氏がおすすめするスタッドレスタイヤ3選

1.ブリヂストンのスタッドレスタイヤ:BRIZZAK VRX2

ブリヂストン ブリヂストン BRIZZAK VRX2

5,174円〜(税込)

北海道や東北で装着率ナンバーワン!

北海道や東北で装着率ナンバーワンを誇るメジャーブランド「ブリザック」。その乗用車用の頂点に立つのが「VRX2」です。

従来モデルに対して氷上ブレーキ性能は10%向上、摩耗ライフは22%向上、そして発生する走行音は31%低減と性能をアップし、ブリザック史上最高の性能を誇ります。

ブランド
ブリヂストン(BRIDGESTONE)

2.ヨコハマタイヤのスタッドレスタイヤ:iceGUARD6

ヨコハマ ヨコハマ iceGUARD6

7,052円〜(税込)

磨かれたアイス性能が頼もしい!

ヨコハマのブランド「アイスガード」の最新タイプ。磨き上げられた氷上グリップ性能は各社のスタッドレスタイヤのなかでも最高水準で指名買いも多い。ブリザックに比べるとリーズナブルなことも多い価格も魅力。

ブランド
横浜タイヤ

3.ミシュランのスタッドレスタイヤ:X-ICE SNOW

ミシュラン ミシュラン X-ICE SNOW

8,294円〜(税込)

高い氷上性能とドライ性能のハイバランス

ミシュランはフランスのタイヤメーカーだが、スタッドレスタイヤは日本にも開発拠点を設置。だから日本の冬の道にもマッチした商品を用意している。

「Xアイス スノー」はそんなミシュランの乗用車用スタッドレスタイヤ。日本で重視されるアイス性能もハイレベルで、自信を持ってお勧めできるスタッドレスタイヤだ。欧州ブランドらしくドライ路面高速道路での安定感も高い。

ブランド
ミシュラン(Michelin)

クルマと路面が接する部分はタイヤしかありません。だから、タイヤの性能は安全に直結します。

スタッドレスタイヤを選ぶ際は、どんな路面を走ることが多いかを考えて選びましょう。凍結路を走ることが多いなら、アイス性能に優れたスタッドレスタイヤを選ぶことをお勧めします。

斎藤 聡|さいとう さとし

モータージャーナリスト。車両のインプレッションはもちろん、タイヤやサスペンションについて造詣が深く、業界内でも頼りにされている存在。多数の自動車雑誌やWEBマガジンで活躍中。某メーカーのドライビングインストラクターを務めるなど、わかりやすい解説も人気のヒミツ。日本自動車ジャーナリスト協会会員、日本カーオブザイヤー選考委員。

斎藤 聡

工藤 貴宏|くどう たかひろ

1976年生まれの自動車ライター。クルマ好きが高じて大学在学中から自動車雑誌編集部でアルバイトを開始。卒業後に自動車専門誌編集部や編集プロダクションを経て、フリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジン搭載のマツダCX-5。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

工藤 貴宏