モータージャーナリストがおすすめするオールシーズンタイヤ3選

タイヤ

クルマが路面と接する唯一の部分がタイヤ。しかし、一般的なタイヤは雪の降った道だとグリップせず、走ることができません。だから一般的には雪道を走る時にはタイヤチェーンを装着する、もしくは雪道でも滑らないスタッドレスタイヤに履き替えるのですが、なかには1年中履きっぱなしで雪道も走れるタイヤも存在します。それがオールシーズンタイヤです。

Chapter
オールシーズンタイヤとはどんなタイヤ?
オールシーズンタイヤにも2種類に分かれる
オールシーズンタイヤのウィークポイントは?
オールシーズンタイヤとのマッチングがいい人は
1.Goodyear Vector 4Seasons Hybrid グッドイヤー ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド
2.BluEarth-4S AW21 ブルーアース 4S AW-21
3.NEXEN N blue 4Season ネクセン エヌブルー フォーシーズン

オールシーズンタイヤとはどんなタイヤ?

舗装路では一般的なタイヤ(ノーマルタイヤ)と同様に走れつつ、悪路や雨にも強く、雪が降っても走ることができるタイヤのこと。そのため、年に数回雪が降る(けれど路面の凍結はない)程度の環境であれば突然の降雪でも対応でき、用心のためにスタッドレスへ履き替える必要がないのがメリットです。一年を通して同じタイヤで対応できます。

オールシーズンタイヤにも2種類に分かれる

オールシーズンタイヤは、おおきく2タイプに分けることができます。「スノーフレークマーク」と呼ばれる認定マークがついているか否か。このマークがついているタイヤは雪の路面における性能テストを受け、そのグリップ性能が認められているもの。

高速道路などのチェーン規制でもスタッドレスタイヤと同様に、チェーン装着なしで通行可能です(スタッドレスタイヤでもチェーン装着が求められる「全車チェーン規制」を除く)。なかには、雪道の走行性能に関して、スタッドレスタイヤを上回る商品もあります。

いっぽうスノーフレークマークのないオールシーズンタイヤ(「M+S」といった表記のみ)は、ノーマルタイヤよりも雪道でグリップするものの、あくまで“ノーマルタイヤよりは滑りにくい”というレベル。路面がうっすらと白くなる程度の降雪で速度の低い場所だけを走るならこれでも事足りますが、本格的な雪道は得意としません。

オールシーズンタイヤのウィークポイントは?

スノーフレークマークの付いているタイヤであれば、雪道性能は優れています。しかし、凍った路面は苦手です(とはいえノーマルタイヤよりは滑りにくいのでお手上げというわけではない)。なので路面が凍結するような環境で走ることがある人にはオススメできません。そういった人はスタッドレスタイヤを履くべきです。

オールシーズンタイヤとのマッチングがいい人は

ほとんど雪の降らない地域に住んでいる人です。たとえば東京、名古屋、大阪など太平洋側の大都市のように、年に数回は雪が降ることもあるけれど、冬でもほとんどがドライ路面。凍結はしにくい。そんな場所に住んでいる人とのマッチングが良好です。

それでは、そんな人のためにオススメのオールシーズンタイヤを紹介しましょう。以下のタイヤは全てスノーフレークマークの付いた、雪道に強いタイプのタイヤです。

1.Goodyear Vector 4Seasons Hybrid グッドイヤー ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド

Goodyear Vector 4Seasons Hybrid グッドイヤー ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド

グッドイヤー(Goodyear) Goodyear Vector 4Seasons Hybrid グッドイヤー ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド

14,500円〜(税込)

雪道での走りに自信あり

アメリカのグッドイヤーがラインナップする、雪に強いオールシーズンタイヤを世の中に広めた立役者。排水性に優れるから雨の日も安心で、雪をしっかりと掴んで引っ掻くトレっとパターンを採用しています。

冬の低温下でもしなやかさを失わずにグリップを確保するオールウェザーシリカコンパウンドを採用し、スタッドレスタイヤを凌ぐほどのハイレベルな雪上性能が自慢。

メーカー
グッドイヤー(Goodyear)
ブランド
グッドイヤー(Goodyear)
モデル名
05609602
製品サイズ
65.5 x 65.5 x 20.6 cm; 9.1 Kg
商品モデル番号
05609602
タイヤ幅
205 ミリメートル
偏平率
60
リム径
16 インチ
商品の寸法(奥行き × 幅 × 高さ)
65.5 x 65.5 x 20.6 cm
商品の重量
9.1 kg

2.BluEarth-4S AW21 ブルーアース 4S AW-21

BluEarth-4S AW21 ブルーアース 4S AW-21

横浜タイヤ BluEarth-4S AW21 ブルーアース 4S AW-21

23,300円〜(税込)

特徴的なグルーブが雪道でしっかり雪を掻く

雪に強いオールシーズンタイヤとして、日本のヨコハマゴムが展開するシリーズ。もともと欧州で販売していましたが、オールシーズタイヤ人気の高まりを受けて日本でも展開しています。トレッドパターンはドライ路面でしっかりと走れる強靭さがありつつ、雪上路面で雪を捉える溝もしっかりと配置。

特徴的なV字グルーブは、あらゆる方向からエッジを確保できるのが特徴です。サイズは14インチから19インチまで設定。

メーカー
YOKOHAMA(ヨコハマ)
ブランド
横浜タイヤ
製造元リファレンス
238_1088242105
タイヤ幅
225 ミリメートル
偏平率
55.00
リム径
18 インチ

3.NEXEN N blue 4Season ネクセン エヌブルー フォーシーズン

NEXEN N blue 4Season ネクセン エヌブルー フォーシーズン

ネクセン NEXEN N blue 4Season ネクセン エヌブルー フォーシーズン

5,951円〜(税込)

真ん中は雪で、左右は舗装路で効く

ポルシェの純正指定も受けている韓国のタイヤメーカー「ネクセン」。同社のスノーフレーク付オールシーズンタイヤが「エヌブルー フォーシーズン」です。特徴的なのは、タイヤ接地面の中央部分(センター部)と左右部(ショルダー部)で得意分野を分けた設計としていること。

中央部は冬の路面を重視したタイプとして雪道でのトラクションと旋回性能を高め、ショルダー部では舗装路面におけるコーナリング性能を担います。

メーカー
ネクセン
ブランド
ネクセン
モデル名
15334NX
製品サイズ
55.71 x 55.71 x 15.5 cm; 5.2 Kg
商品モデル番号
15334NXC
Is Discontinued By Manufacturer
いいえ
付属品
なし
タイヤ幅
155 ミリメートル
偏平率
65.0
構造
ラジアル
リム径
14 インチ
荷重インデックス評価
75.0
速度記号
T
トレッドの深さ
7.6 ミリメートル
リム幅
4.5 インチ
商品の寸法(奥行き × 幅 × 高さ)
55.7 x 55.7 x 15.5 cm
商品の重量
5.2 kg

オールシーズンタイヤの中でも「スノーフレークマーク」が付いたタイプは、高速道路のチェーン規制でも走れる雪上路面での性能を持っています。雪道を走る機会がありそうなら、そういったタイプに注目するといいでしょう。

まずはそれぞれの商品のキャラクターや得意とする路面をチェックしつつ、サイズなど愛車とのマッチングも考えて選ぶといいでしょう。

工藤 貴宏|くどう たかひろ

1976年生まれの自動車ライター。クルマ好きが高じて大学在学中から自動車雑誌編集部でアルバイトを開始。卒業後に自動車専門誌編集部や編集プロダクションを経て、フリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジン搭載のマツダCX-5。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

工藤 貴宏|くどう たかひろ